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政治の問題に限らず、新聞や本など読めば読むほどに馬鹿になり、
テレビも見れば見るほど馬鹿になります。
こういう環境で育つ子供達の行く末は、そりゃ、恐ろしく思います。
世論調査などで、庶民の思惑に従わないものを人非人のようにあしざまにいいますが、そもそも庶民の言うとおりにすれば社会が良くなるのなら、政治家も学者も思想家もこの世には必要なくなります。
庶民を大切にすることと、庶民の意見を取り上げることとは必ずしも一致するものではないはずです。
歴史的に見ても庶民を社会をリードしてきたのは少数の思想家であり、啓蒙家であったはずです。
庶民はそういうリーダーに啓発されて自らの進路を選んできたものです。
また庶民の要望、願望がリーダーを生み出したものです。
全てを庶民の合議の下にやれるなどと勘違いした民主主義の弊害が斯くも停滞した社会を現出させています。
このようになったのは庶民そのものの責任ではなく、庶民のリーダー足るべき人間、文化を担うべき人間の劣化の責任と思っています。
そのインテリジェンスと言われている階層における、現代社会の混沌をリグベーダ調の散文でまとめてみました。
1億人のソクラテスが
1億の国家を語り
百家争鳴の中にある。
そのとき、国もなく、家もなかった、
正義もなく、希望もなかった。
人生を庇護したのはだれか、社会を包んできたのは何か。
人々の謙虚さはどこにいったのか、あの心はどこに。
無限の自由は不自由となり、
無限の欲望は希望を奪い、
かの唯一者は、息なく呼吸し、
人々の心には何も存在しなかった。
全世界は混沌におおわれ、
正義もなく、悪もなかった、
自由もなく、拘束もなかった、
新しい創造がどこから生じるかを、だれが宣言するのか
そのとき、おおいの中に隠れていたもの、
かの(唯一者)が灼熱の力によって生まれる。
これから出て、はじめに現れたのが、
知の種子なる意欲であった。
有の根底を無のなかに見いだしたのは、
心の動きにしたがい、探し求めた啓蒙であった。
・・・
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