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2010年 08月 28日
菅さん答えて!
2010年6月14日(月) 衆議院本会議 代表質問より
衆議院に於ける新しい与党会派「国民新党・新党日本」の田中康夫です。
混迷する日本社会の“乗数効果”と、国民生活の“消費性向”を高めるべく、代表質問を行います。
菅直人さん、2003年5月10日、民主党代表として諫早湾干拓事業の現場を、当時、長野県知事だった私と一緒に視察した貴方が、「税金の無駄遣い、役人天下りの為の事業。小泉首相はこれが変えられなくて、何が構造改革か」。と一刀両断された、当時の新聞記事を昨夜、懐かしく読み返しました。
私の「『脱ダム』宣言」を引き合いに出され、「首相と農水大臣が止(や)めると言えば、止(と)める事は可能だ」。とシンポジウムで断言された貴方は、諫早湾干拓「潮受け堤防 排水門」開門調査の開始を、この場で改めて、厳命されますね? イエス・ノーで、お答え下さい。
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地方議員としては。国政についてのコメントはなるべく控えている。知識も浅く、勉強も不足しているので、思わぬ誤解も多いからだ。どうせ新聞テレビネットぐらいしか情報源はなく、賛成から反対まで色んな意見が氾濫する中、あえてコメントしても・・・・あまり意味を成さない。
それでも、松坂はどのような考え方であるかを伝えるのも「情報発信」だと思っている。
政権交代後の民主党政権には大いに期待もし、鳩山政権にも最後までエールを送り続けた。マスコミ世論を操作したのはどんなしくみか分からぬが・・・大きな力が働いていたのは感じていた。
小沢さんへの異常な扱いに対して、鳩山さんは擁護を続けていた。「政治とカネ」(というマスコミ用語)についてはもっと検察に強く対峙してよかったはずだ。万が一小沢さんが黒だとしたら、連座倒産は避けられなかったのだから、「ご本人が説明なさるだろう。」ではなく、マスコミに「あなた方はマスコミとして中立でモノを言ってもらわないと困る、推定無罪の原則を忘れ、あたかも黒のような言動は慎みなさい!」と言い切ればよかったのだ。
小沢さんもここまでなめられるんだったら、不起訴になった時「検察の良識判断だ」などキレイ事を言わず、検察に対して「謝罪はないのか?!」と強く出ておけばよかったのだ。僕は、ここで小沢さんは、検察を最後まで追い詰めないで、今度は子飼いの隠密に仕立て上げようとの魂胆かなと、この大人の判断に失望した。
腐れ果てた検察が簡単に反省するわけがないではないか。解体してしまって、出直させ、隠密部隊は別途CIAを作ればよかったのである。
鳩山さんは懸命に沖縄の基地を「最低でも県外へ」と言葉に出して宣言し努力なさった。アメリカ利権と基地利権と防衛官僚の抵抗にあって足元をすくわれてしまったが、その真摯な姿勢は「お坊ちゃまが現実も知らず吠えているよ」とそしられながらも、友愛の精神を言葉にして発信し続け、僕らの心に訴えられた。
マスコミ世論の作ったダーティー小沢のイメージを、本来民主党は党をあげて否定しなければならないのに、権力に執着する(民主党内の半数以上を占める)三流代議士たちは、逆利用して、自分達の一番の切り札をしかも(鳩山・小沢)2枚セットで放り出した。
放り出したはいいが、せっかくの菅さんのいいところは完全に封じ込め、小沢さんと違ってダーティーではありませんよ、鳩山さんと違ってお金持ちの坊ちゃんではありませんよと、イメージだけに終始した。菅さんの「最小不幸社会論」は僕も即日紹介して、応援メッセージを送った。鳩山さんも小沢さんも悪くないんだけれども、そこまで国民が洗脳されてしまっているのであれば、(別の切り口から)菅直人流でも、これまでの暗黒利権政治に比べれば十分効果が発揮できるさ、と、エイズに取り組んだ菅厚生大臣なのだからと、期待した。
冒頭紹介した田中康夫氏の代表質問。八ッ場ダムを凍結しますと宣言した前原大臣よりも明確に「イサカンは堤防もろとも爆破します。」と言わなければならなかった。何も言わず何もしなかった。総理らしく言葉を選び、「営農者の納得が得られるよう説明して、開門調査を早急に実施します。」とせめて「言葉」を発するべきだった。言葉さえない。その後は国民皆様の失望の連続のとおりである。
民主党の代表(イコール総理大臣でもある)が、民主党のマニフェストに載せていない「消費税」をぶち上げた。僕は副総理兼財務大臣という役職の中ですっかり財務官僚どもに洗脳されたと、官僚批判にかこつけて大好きだった菅さんをそれなりに弁護したつもりだったが、参院選敗戦の弁でさじを投げたのだった。(7/12当ブログにて)
そして、今回の代表戦。「麻生さん以来短命総理が繰り返され、すっかり信用をなくした日本でまたぞろ総理交代では笑われるから、総理交代はない。」どういう読みをしているのだろうか。菅さんの周辺も何を考えているのか。原口さんか海江田さんあたりを政策論争を演出するために立てて、次回にそなえるだろう?だと。自民党の総裁選挙時代とは違うんだぞ!バカも休み休み言えよ。
「総理になって何をするか!」だろうが!そして菅さん、菅さんは現在進行形で総理なんですよ。日銀総裁に会う前に、今すぐ「即刻円を増刷して50兆円ぐらい流通させ、アメリカのインフレに対抗します。」と・・・言葉だけでも発してご覧よ。現職なんだから、小沢さんより遥かに優位にあるんだよ。
一方小沢さん。あいも変わらず損な役回り。小沢さんには何をやるべきかが先にある。総理になる事は二の次だ。総理職に執着する菅さんとその周辺。総理に執着せず、「国民の生活が第一」の大義を守るためには代表戦で、今一度マニフェストを確認する必要があると、行き掛かり上立ち上がった小沢さん。少し小沢さんを持ち上げた感があるが、この辺りが真相だ。
情けないのは「燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや」小沢さんに着いた方が損か得か?小沢さんが総理になったら、利権を失う者たちの徹底抗戦。マスコミの作ったダーティー小沢豪腕でお取りつぶしになるかもしれないといううわさ話に戦々恐々とする人たち。
小沢さんの相手は菅さんではない。菅さんは粛々と初心に帰れば、未だ活路は残っている。菅さんはイサカンの水門を開けるだけで十分だ。イサカンの開門はそれだけで十分に国を変える効果がある。
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