http://www.asyura2.com/10/senkyo93/msg/372.html
Tweet |
「仙谷外し」不発で決断=小沢氏、首相との対決選ぶ−民主代表選〔時事ドットコム〕
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010082800201
菅直人首相に小沢一郎前幹事長が復権を懸けて挑む民主党代表選。「政治とカネ」の問題を抱える小沢氏の出馬は難しいとみられていたが、挙党態勢構築の要求を首相にはねつけられ、直接対決で雌雄を決する道を選んだ。
「一両日中に判断する」。24日夜、代表選について沈黙を守っていた小沢氏は、都内のホテルで鳩山由紀夫前首相と会い、こう伝えた。
首相と小沢氏が対決すれば、いずれが勝っても民主党は分裂含みの展開になりかねない。
こう懸念した鳩山氏は、2人の仲介に乗り出し、首相に「脱小沢」路線を修正する約束をさせることで、小沢氏に出馬を思いとどまらせようとしていた。
一方の小沢氏は、鳩山氏の仲介の結果を見極めた上で最終判断を下すことにした。
◇小沢氏使者、3ポスト要求
翌25日夕、鳩山氏は首相官邸に赴き、首相と約1時間会談。「『脱小沢シフト』を小沢氏は快く思っていない。ここで真剣に小沢氏に協力を求めるべきだ」。
執務室の地球儀を指さしながら約30分間、ロシア、アフガニスタンなどの外交問題について持論を述べた後、鳩山氏は本題に入った。
しかし、首相は小沢氏の処遇を含め代表再選後の人事で言質を与えることはなかった。
一連の会談と前後して、首相サイドには「小沢氏の使者」と名乗る複数の人物から、枝野幸男幹事長、仙谷由人官房長官、小宮山洋子財務委員長を交代させ、そのポストを明け渡すよう求める声が届いていた。
いずれも巨額の党資金や官房機密費を握る重要ポスト。
首相が再選されたとしても、その役職さえ押さえれば、政権を実質的にコントロールできる。
「首相は対応に悩んでいた」。
周辺はこう語るが、結局、首相が人事で手形を切ることはなかった。
首相と鳩山氏の会談後、党内では「小沢氏の処遇で首相が最高顧問のポストを提示した」との情報が駆け巡った。
実権を伴わない名誉職に祭り上げる構想で、これを聞いた小沢グループの議員は猛反発。
小沢氏に近い議員による意図的な情報操作との見方もあるが、小沢陣営では「小沢立つべし」との空気が広がった。
◇首相、「二重権力」拒否
26日朝。モスクワへの出発を数時間後に控えた鳩山氏は、都内の個人事務所で小沢氏と再び会談。
首相との会談内容を知らされた小沢氏は「鳩山さんの支援、協力が得られれば出馬したい」。
鳩山氏も「脱小沢」路線の転換に応じようとしない首相に見切りを付け、「応援する」と約束した。
「これで良かった。すっきりする」。
26日午前、小沢氏の出馬表明を報告しにきた側近の寺田学首相補佐官を前に、首相はこうつぶやいた。
「要求をのんでも権力の二重構造になるだけだ。それよりは選挙をして分かりやすい構造にした方がいい」。
自らの消費税発言などで参院選で惨敗し、以来、精彩を欠いていた首相。
「政治とカネ」の問題を引きずりながら、党内最大の議員グループを率いる最強のライバルとの決戦が決まり、拳を振り上げて「必勝」を誓った。(2010/08/28-16:10)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK93掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。