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「週刊ポスト」9.3日号
平成22年8月23日(月)発売
小学館(通知)
いま永田町で一番面白い 仙谷官房長官「オレ様言行録」全公開
(写真あり)
わが世の春?
亭主が政権維持にアタフタとしているというのに、女房≠ヘ実に生き生きとしている。菅首相夫人の伸子氏ではなく、仙谷由人・官房長官のことである。
仙谷氏といえば、「もう少し足が長ければ総理になれるのに」という自虐ネタが有名で、猫背になって歩く印象も強い。が、最近は「ふんぞり返り」が目に付くのだという。
官邸スタッフが苦笑交じりに語る。
「椅子の肘掛けに両腕をかけて胸を張って座る。仙谷さんが機嫌のいい時に無意識に出るポーズです。でも、深く腰掛けると足が短いからカカトが浮いてしまう」
権力は人を変える、とはよくいわれるが、最近の仙谷氏の「オレ様発言」はプッ飛んでいる。
8月12日に静養中の菅首相が仙谷氏に電話をした際に、あなたがいなくても私がいれば大丈夫≠ニばかりに「どうぞゆっくりお休みください」と応じた会話が報じられたのは序の口。
前首相となるともはや手駒∴オいだ。
14日には鳩山由紀夫氏が「朝鮮王室儀軌(※)」の引き渡し特使として訪韓することが明らかになったが、仙谷氏はその数日前、側近にこう語っていた。
「鳩山にはソウルに行ってもらおう」
民主党代表選でキャスティングボートを握る鳩山氏は首相辞任後も外交に強い意欲を持っている。そこで、首相特使をやらせてやれば、オレたちに従う≠ニ考えたのかもしれない。ちなみに仙谷氏がオフレコで語る時には、「年長者だろうが総理経験者だろうが呼び捨て」(番記者)が基本だ。
代表選に関連した発言では「オレ様度」がさらにアップする。
「前回の代表選は遊びのようなもの。今回は(菅首相の)対立候補に付いた者は徹底的に干しあげる」
「あとは原口(一博・総務相)に菅支持を表明させれば勝負は決まる」
いずれも親しい記者とのオフレコ懇談での発言である。過去、折に触れて小沢氏の政治手法を批判してきた仙谷氏だが、いつの間にか自身が「闇将軍」になったつもりのようだ。
カン違いは止まらない。ついには政局は自分を中心に回っている≠ニいう錯覚に陥った。別のオフ懇で、衆参のねじれについて問われると、「ふんぞり返りポーズ」になり、「公明党が恐れているのは大連立だ。そうなる前に必ずこっち(民主党)に落ちてくる」と発言。まるで自分がそれをやるといわんばかりに、こんな昔話も披露した。
「オレは公明党と関係が悪いといわれるが、裏では人脈がある。漆原良夫(国対委員長)は司法研修所の同期。それに井上義久(幹事長)の親族は、弁護士時代に裁判でオレが無罪にしてやったことがある」
その程度の仲で公明党を動かせると本気で考えているとは思えないが、さらには、「谷垣(禎一・自民党総裁)には最近、携帯に電話した。オレなら谷垣とは話ができることがわかったよ」とも。
最近、夜討ちに訪れた番記者には、「オレの発言は重いからなァ」ともったいぶった態度をみせた仙谷氏だが……うーん、自己評価が高すぎるというのが、周囲のもっぱらの評価である。
※朝鮮王室儀軌/朝鮮王朝の祭礼や行事の作法を図と文章で記した儀典書で、現在は日本の宮内庁所蔵。韓国併合100年に当たって発表された首相談話の中でこれを引き渡すことが盛り込まれた。
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