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2010-08-25(Wed)
100歳以上と預金封鎖
100歳以上の年寄りが死んでいたとか生きていたと大騒ぎしている。
ワイドショーネタとしては152歳の幕末生まれなんて言うのは面白いかもしれないが、そんなことに労力を使うよりも、現に生きていて、死にそうな人のことを心配しろと言いたい。
自治体も、限られた予算とマンパワーを、下らないことに使うんじゃない。
買い物にも行けずに飢えている人や、電気代払えずに熱中症で死んでいるひとは、100歳以上じゃない。
もっと「若い」本当に困っている人のことに金と力を使いなさい。
と言いたい。
それにしても、急に100歳以上といって騒ぎ出したのは、何の前触れか。
私は、この手のニュースを最初に聞いたときに、「預金封鎖」という単語が頭に浮かんだ。
100歳以上の老人の預金を封鎖するんじゃない。あたりまえ。
この問題で、いかに戸籍や住民票が「いいかげん」かということを印象つけて、一気に国民総背番号を完成させようということだ。
住基ネットによって、体制はできかけているが、もともとの戸籍や住民票が完全に実態と合致していなくては、威力を発揮できない。
そこで、方便として持ち出されたのが、100歳以上のお年寄りだ。
通帳の本人確認は、マネーローンダリングという方便で徹底されるようになった。
つまり、誰の金かは ほぼ全部把握されている。
あとは、その持ち主がどこにいるか、実在するか を掌握すればいい。
そうすれば、預金封鎖は指呼の間である。
預金封鎖については 過去の記事を参照いただきたい
納税者番号という妖怪
金もないのになぜ預金封鎖を心配するのか
日本経済にトドメを刺す「無税国債」と「政府紙幣」
怒濤の円高、すなわちドル暴落が始まっている。
問題は、米国国債がいつ落ち始めるか、長期金利が飛び上がりはじめるか。
今のところは、アメリカ市場でも株から国債に資金が逃げて、国債は値上がり(金利低下)している。
これが、ドル安が止まらないと、どこかで反転する。
米国債からも逃げ出して、海外へと逃避する。
本格的な ドル暴落だ。
このタイミングで、アメリカも日本も統制経済をはじめるという副島隆彦氏の見解に、どんどんリアリティが出てきた。
氏の見立てでは、2012年までにドル暴落 という。
あと2年もないなかで、財務省は国民の財産のありかを、がっちり把握しようとしている。
財務大臣のム野〜田が、いよいよ無能ぶりを全開にしているのも、あながち無能なせいばかりではないということ。
こうしたアメリカと財務省の筋書きを、お利口さんに演じているわけだ。
そのBGMに演奏されているのが、100歳以上のラプソディである。
狙われるのは大金持ちばかりじゃない。
100万、200万のなけなしの蓄えだって、数が集まればスゴイ額になる。
あなたの貯金や年金や保険が狙われている。
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