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民主党の小沢一郎前幹事長が代表選へ立候補する考えを表明した。党内の一部には、小沢氏の立候補は党分裂につながりかねないとの危機感があった。菅直人首相VS小沢氏の戦いは、本当に党分裂につながってしまうのだろうか。
「私としては(小沢氏を)応援する。(小沢氏の民主合流に自身が関わった経緯から)それが大義だ」。2010年8月26日、小沢氏の立候補表明を受け、鳩山由紀夫前首相は記者団にこう小沢氏支持を表明した。
「小沢氏には永遠に退場を願う」という声も
鳩山氏は、8月24日に小沢氏と、25日には菅首相と会談するなど、両者の間を取り持とうと奔走していたが、それが「不調」に終わった形だ。鳩山氏には次のような危機感があったとされる。
「このまま周りが突っ走って代表選に(小沢氏が)出馬し、小沢さんが党を出るようなことになれば、民主党は崩壊する」。読売新聞(25日朝刊)によると、鳩山氏はこう「周囲に懸念を示した」。
脱小沢路線継続か挙党態勢か。代表選を巡る話題は、政策論争よりこの点に集中していた。「首相『脱小沢』を継続」。8月26日朝刊で、毎日新聞は1面トップ(東京最終版)でこう報じた。小沢グループの処遇を念頭に置いた「挙党態勢」を25日の会談の際に求めた鳩山氏に対し、菅首相が「脱小沢」路線を維持する考えを示した、と伝えている。そして26日には小沢氏が立候補表明する。これ以上の「脱小沢継続」は受け入れられない、ということなのだろうか。
菅首相の側にも、鳩山提案においそれとは乗れない事情もあったようだ。読売新聞(21日朝刊)によると、菅首相を支持する前原誠司・国土交通相のグループ幹部は、小沢氏の要職起用について「前原氏や仙谷氏は絶対に許さない。『小沢氏には永遠に退場願う』というのが彼らの共通認識だ」との見方を示している。
政界再編へつながる動き出てくるか
こうした根深い対立を背景に「党分裂」の可能性を指摘する声は、最近の全国紙報道を見る限りでも多く出ていた。
鳩山グループの会合で「小沢氏の出馬について『党の分裂につながる』と慎重な意見が相次ぎ」(毎日、25日朝刊)、「菅氏のグループの衆院議員は『もし小沢氏が出馬したら党の分裂含みになる』と動揺を隠さなかった」(毎日、20日朝刊)などだ。
ほかにも、「小沢氏周辺には『負けたら党を割ればいい』と、党分裂を容認する声がある」(朝日、20日朝刊)という分裂容認論もあるようだ。
また、西岡武夫参院議長は23日の記者会見で、現職首相の対立候補として名乗りを挙げることは「相当の覚悟が必要」として、「党を去ることも選択肢に入る」と指摘している。
民主党代表選の向かう先は、分裂なのか、それとも新たな融和なのか。10年7月の参院選で与党が過半数割れして政局が不透明な中、真っ向対決の民主代表選後には民主分裂、そして政界再編へつながる動きが出てくるのだろうか。代表選は、10年9月1日に告示され、14日に投開票がある。
http://www.j-cast.com/2010/08/26074351.html?p=all
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- だから民主分裂させないためには菅代表でまとめるべきだったんです。何度も言ってきたことだ!何を今更!! 仕事屋 2010/8/26 21:51:11
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