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昨日のエントリーで次のように書いた。≪今の民主党の閣僚達や党幹部、反・非・嫌小沢といわれる議員達などを見ていると、こんな人と一緒にいて大丈夫かと、小沢さんが総理となった後の不安がよぎってくる。≫
また、"何か引っかかる"とも書いたが、民主党コテコテの支持者の方々には申し訳ないが、この一連の代表選挙に対する大臣や党幹部などの発言に接して、完全に、この党に対する不信感が増大し、既に生理的に受け付けないところにまで到達しようとしている、というのが正直な今の心境だ。
今の民主党は、小沢さんがいるような党ではない。その価値もなければ、居てはダメな党だという思いが強くなってきた。代表選について小沢氏阻止の発言を手を替え人を替えて、計画したかのように毎日発信し続け、テレビも茶化しながら面白がり、次々と反小沢議員を登場させている背後に、仙谷の暗躍が見え隠れしている。
権力にしがみつくためだけに、批判されない程度に表面的な政策を打ち出したり、視察と称してパフォーマンスを繰り返している情けない姿を憐れんでばかりいられない状況である。以前より、このブログにも書いてきたが、私は小沢さんがいるから民主党を応援しているだけで、特に民主党にこだわりがあるわけではない。
自由党の時が一番よかった。ドロドロした党内構想などはなく、小さな政党だが、研ぎ澄まされた政策集団という様相を呈し、国家ビジョンを明確にして日本を一新する大きな改革目標を掲げていた。当時は、このような政党があるだけで安心感があった。
政権交代という大義に立ち、民主党に吸収されることになるが、その自由党のDNAは確実に党内で拡がっていて、新人議員にも引き継がれている。菅執行部やオリジナル民主党議員を見るにつけ、根底的な政治に対する姿勢、価値観は、そうした自由党DNAとは相容れないものがあることが、はっきりとわかった。
細川政権時に「選挙制度改革」のもと、理念も目標も違う非自民の8党・会派が寄り集まったが、小選挙区制などを含む公職選挙法や政治改革関連法案が成立すると、その後、元々の違いが浮き彫りになりバラバラになって9ヶ月で散ってしまった。この後、菅さんが参加することになる日本政治史上での汚点「自社さ政権」が樹立し、日本は、東西冷戦構造から脱却することなく、再び引きずりながら改革の後退を余儀なくされ、活力がない暗黒の20年を強いられることになる。
余談だが、この時の「さきがけ」の特徴は、特に何を目指しているでもなく、権力を手中に治めることのみのためだけに集まった、政局に敏感なだけの集団だった、と認識している。まさにカンさんは、このような「さきがけのDNA」を受け継いでいることがよくわかる。
今、再び分裂の危機を迎え、権力にしがみつくことに汲々とする菅総理と、民主党分裂回避の鳩山さんの思惑と利害が一致して、昨日、鳩山さんが「挙党一致」を条件に菅支持を小沢さんに伝えたことにつながっている。この挙党一致ならば、まず仙谷、枝野、安住、小宮山は最低限入れ替えが必要で、小沢さんに提示した条件をもって本日、菅、鳩山会談で、カンさんがそれを受けられるかどうか確認することになっている。
官邸の仙谷に牛耳られている現状にカンさんは面白くないと思っていると伝えられているが、権力保持のため何でもやるカンさんでは、ハードルが高い条件でも飲む可能性は十分ある。本日10時から小沢さんが講演する。現政権に対する強烈なメッセージを期待していたが、この鳩山会談を経て変わるのか。
ここにきて小沢さんが代表選に出る確率は下がったといえる。だが、いずれにせよ、今のカン政権は小沢さんの力を借りたとしても、ねじれ国会で予算審議で立ち往生になるなど追い込まれていくことは間違いない。もし、条件に見合った内閣と党執行部の改造をすると言いつつ、約束を守らないことがあれば、その時は分裂ということも十分あるだろう。ホンネは、そのほうがスッキリしていいのだが・・・。
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