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【単刀直言】川内博史・衆院国土交通委員長 小沢氏VS菅氏で政策論争を
8月25日7時56分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100825-00000117-san-pol
菅直人首相が「3年後の衆参ダブル選」まで衆院を解散しないと言いましたが、民主党代表選で若手の支持を取り付けるための、その場しのぎの無責任な言葉だと思います。もともと「首相は衆院解散については本当のことを言わなくてよい」とされてきた。菅首相の言葉は本当なのか本当ではないのか、真意がまったく分かりません。
菅さんには首相として「これをやるんだ」ということがない。だから浮遊している感じがします。民主党は「国民の生活が第一。」がモットーなのに、菅さんは「国家の財政が第一。」へ変わってしまった。役人とばかり話をしているからでしょう。
菅さんは自分の内閣を「奇兵隊内閣」と言いましたよね。首相の論文に奇兵隊には「突出した志」があったと書いてありましたが、菅さんはそれを持っているのか。
だから、代表選に小沢一郎前幹事長は出るべきです。今の日本の政治状況、経済状況を良くするには、小沢さんの力を使わざるを得ない。そういう局面です。
小沢さんは人気もないし、支持率も低いかもしれませんよ。けれども、小沢さんの良さは約束を守り守れなかったときは責任をとるところ。そこは、国民の皆さんに「信頼してください」と言いたい。
国民の前で、小沢さんと菅さんが、政策論争を正々堂々とやることが民主党の立て直し、政権の立て直しにつながる。鳩山由紀夫前首相は、2人の仲介役になることを示唆していますが、代表選前の仲介はしない方がいい。戦いが終わってノーサイドになった後に、挙党一致の態勢をつくるために行動されるべきだと思う。
菅さんが首相に就任した直後の6月11日ですが、小沢さんと会ったときの話を思いだします。小沢さんから「普天間(飛行場の移設問題)は代表選の争点になると思うか」と聞かれました。「大きな争点になると思います」と答えると「そうだよなあ」と。小沢さんは「(移設先として)辺野古(へのこ)も徳之島も無理だよなあ。まず米国にきちんと話をしなきゃいかんよなあ」とも話してました。
一国のリーダーとして、普天間問題は解決すべき大きな課題です。避けて通ることはできません。
(坂井広志)
◇
【プロフィル】川内博史
かわうち・ひろし 昭和36年生まれ。鹿児島市出身。衆院鹿児島1区選出。当選5回。衆院国土交通委員長。民主党鳩山グループ。超党派の沖縄等米軍基地問題議員懇談会の会長。
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