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2010-08-24 03:23:51
ついに、その時が来るのか?
西岡参院議長は国会内での臨時の記者会見において、9月の民主党代表選に関し、「国会議長としては異例の」発言をした。
▶首相に対抗、敗れたら離党も…代表選で異例発言(読売見出し)
>西岡参院議長は23日、国会内で臨時の記者会見を開き、9月の民主党代表選に関し、「(首相に)対抗する候補者は相当の覚悟が必要だ。
>首相を蹴(け)落とそうとするのだから、敗れた場合、党を去ることも選択肢に入る」と述べた。
>また「敗者に党の要職や閣僚ポストが与えられる仕掛けは茶番劇だ。政権政党が、甘っちょろい党内の陳腐な就職運動劇をしている余裕は断じてない」と指摘した。
>政府・民主党役員人事での処遇を期待した候補擁立の動きをけん制したものと見られるが、政党会派を離脱中の議長が政党の党首選に言及するのは極めて異例だ。
>西岡氏は民主党所属国会議員として代表選の投票権は持っているが、自身は代表選で「投票する考えはない」とも述べた。
【読売新聞/8月23日19時42分配信】
何と評価してよいのやら、判断に迷うところだが。
菅直人を側面補佐しているつもりなのか?
それとも、第3の候補者を出させずに、菅直人対小沢も、構造的対立を明確にしたいのか?
くだんの『産経』では、「もう少し解説した」部分が付け加わっている。
▶西岡参院議長「代表選候補者は離党も覚悟」(産経見出し)
>西岡武夫参院議長は23日、国会内で記者会見を開き、9月の民主党代表選に関連し「菅直人首相が続投を表明すれば、対抗する候補者は相当の覚悟が必要だ。
>党を去ることも選択肢に入る。
>敗者が勝者から党の要職か閣僚ポストを与えられるのは、挙党一致でもなんでもない、茶番劇だ」と述べ、首相の対抗馬として立候補する議員は離党のが必要だと強調した。
しかしそのやり方こそが、これまでの自民党政治の、お約束だった筈。
>代表選では小沢一郎前幹事長の動向が焦点となっているが、西岡氏は他の議員が小沢氏に代わって出馬することを強く牽制(けんせい)したものだ。一方で、小沢氏を念頭に置いたものではないとも指摘した。
??
本当かね。
「現役首相に戦いを挑む事」が、相応の覚悟を有する事であるのであれば、何故『小沢』は良くて、『その他』は駄目なのか。
意味が良く判らない。
>西岡議長は民主党会派を離脱中だが、党所属国会議員として代表選での投票権は持っている。議長の立場で言及した理由については「日本の政治には、もう『余白』が無くなっているからだ」と述べた。また、代表選に投票しない考えも明らかにした。
【産經新聞/8月23日20時24分配信】
西岡議長の真意が奈辺に有るにせよ、この指摘は『民主党の本質』をついている、と言わざるを得ない。
小沢氏が、代表選に立候補する事を仮定して考えてみる事にしよう。
◇大半の心有る有権者の望み通りに、小沢氏が勝ったら。
破れた菅直人執行部の面々に残される可能性は、二つ有る。
小沢政権での「挙党態勢の為に」与えられるポストを、受けるか受けないか。
受けるのであれば、小沢内閣を「全力で支える」事を誓ってもらわねばなるまい。
鳩山政権での閣内の「足の引っ張り合い」の再現だけは、ご勘弁願いたい。
逆に、彼らにもそれなりの<矜持>でもあるとして、受けないので有れば、残る選択肢はまた二つ。
小沢失脚の日を、「指折り数えながら」<数のうち>の議員に甘んじる。
又は、離党して新党でも結成するか、はたまた既成の他の党に入党するか。
彼らの「政治的力量と経済的裏付け」からして、新党など、泡沫政党がまた増えるだけ、と言うのが実情であろうと思われる。
しかも、菅直人本人は、政治的センスの無さや、人望と人脈の薄さ、資金力の乏しさからして、どこかに拾ってもらえるか、かなり疑わしい。
であるからこそ、彼は「死にものぐるい」にならざるを得ない訳だけれども。
◇万一、菅直人が勝つ事にでもなれば、どうなるか。
小沢氏は、民主党内での政治生命は、絶たれたと言っても良いであろう。
その場合、残された可能性は二つ。
引退か離党か。
「小沢離党」と言う事にでもなれば、恐らく50〜100名位を、引き連れての離党であろうし、新党結成にしても、彼の<人脈>や<実行力>からして、広範囲からの参加者を獲得するべく、努力されるに違いない。
万一『引退』と言う<最悪のケース>になったとしても、<親小沢議員達>が一生「冷や飯食いの立場に甘んじる」とも思えない。
そうなればそうなったで、離党と新党形成か、他党への入党、と言う事だろう。
私ごときの<素人判断での予想>など、いか程の意味も無い事は承知の上で、いわば「周知の事実」を、これだけ書き連ねた理由はただ一つ。
今回の『民主党代表選挙』は、どう転んでも、「解党的分裂の危機を大いにはらんでいる」と言う事だ。
そして、その事は 即「政界再編成」を意味するのだ。
結果としては、それは避けられないのかもしれず、しかもそうあるべきで有る事は、皆が解っている事であるとはいえども、やはりそうなると、政治を国民の意思に委ねる、と言う大きな目標が達成されるまでに、またもや多大な時間を要する結果となってしまうお恐れが、多分に大きい。
万一そんな事に打もなったならば、又また「失われた××年の再来」になってしまう。
日本にとって、取り返しのつかない事態を迎える事になるだろう。
その様な事態を引き起こしたのが、他ならぬ『菅直人』である。
彼は「歴史に名をと留めたい」らしいが、歴史上「日本にとって最も酷い厄災をもたらした総理大臣」の一人、として(恐らく小泉某とならんで)記憶にとどまるくらいが、関の山。
それでも、人々の記憶にとどまれれば、菅直人にとっては「嬉しい事」なのだろうけれど。
何としてでも、民主党の解党だけは、避けて欲しい。
菅直人執行部だけが、出て行ってくれれば、それで良い。
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