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2010年08月24日
民主党の鳩山前首相は23日夜、BSフジの番組で、党代表選で菅首相と小沢氏の仲介役を果たすことに意欲を示した。
菅直人の一年生議員の「赤紙懇談会」についても「泰然自若でいいんじゃないですか。選挙目当てと思われるのはプラスにならない。国政に専念する姿を見てもらうべきだ」と発言。品のない行動を諌め、あらためて挙党態勢のためなら仲介の労を惜しむものではないと言っている。更に鳩山由紀夫は現時点での菅政権支持のスタンスの縛りも緩め、わざわざ首相再選について「結論を出したわけではない」と現時点支持を一歩後退させた。
鳩山にしてみると、オリジナル民主の元締めでありオーナーでもあっただけに、菅直人対小沢一郎の全面対決でオリジナル民主が崩壊し、旧自由党が実権を握る現実を見たくない心情が現れているのだろう。しかし、菅直人勢力が小沢一郎勢力に勝てるはずもないと読んでいる。何とか、有耶無耶な態勢への執着が残っている。
それに対して、西岡武夫参院議長は民主党代表選後に敗れた候補者を党の要職や閣僚ポストで処遇することは「挙党一致でも何でもない、茶番劇である」と白黒はっきりさせた方が良い、と発言した。
西岡氏の発言は「小沢一郎、キッチリ勝負をつけろ。半端な妥協は命取りだ」と云う旧友としての遠回しのアドバイスと云うことになるのだろう。西岡自身は以前「小沢が出て、政権の方向をハッキリ示す方が良い」との発言があるので、現政権に勝負を掛ける候補者を限定していないが、その候補者が小沢一郎であるのは間違いがない。小沢一郎が策を弄して「傀儡候補」を担ぎあげる性癖を暗に諭しているようでもある。
また、売名行為の如き振る舞いで立候補し、敗れても党の要職や閣僚ポストにありつけるような就職運動は許さんと言ってもいるようだ。つまりは小沢一郎以外の人物よ出てくるな!と暗に主張している。議長がわざわざ発する発言かどうかの是非は別にして、そう云うことのようだ。
筆者の場合、駄馬の先走りではないが小沢内閣総理大臣が決定しているので、なんとも歯痒い民主党内のゴチャゴチャなのだが、利害得失のない部外者ほどスンナリとは結論が出せないものなのだろう。
しかし、ここまで拗れてしまった小沢一郎と菅直人。或いは09年マニュフェスト堅持派と09年マニュフェスト改竄派の呉越同舟状態で政権を維持する事が正しい選択なのか?筆者にも僅かに迷いがある。
小沢一郎が、あまりにも子供じみた同好会グループの政治手法とか権力の座に執着する姿に嫌気を差すのではないか、フト不安になるのである。このまま前進すれば代表就任、首班指名と総理の座に行きつくわけだが、「こんな理念も信条もない奴等と一緒に行動していても、日本の革命的改革は無理かもしれない?」と内心思う可能性まで心配するほど、菅勢力の権力亡者ぶりが目につき過ぎる。
代表になって直ぐに着手するのが何処か纏まった勢力との連立と云う事も考えなければならない状況かもしれない。60人くらいの造反者が出ることを懸念しながらの政権運営は厄介だ、改革どころの話ではない。改革実行の為には100人程度の政治勢力と手を組まなければならないのかもしれない。
一時でも味わった権力の蜜の味、現時点の菅政権の権力亡者ぶりを見る限り、彼らに蜜の味を忘れる潔さがあるとは到底思えない。
連立コールかもしれない兆候がメディアに現れている。「談合記者クラブ」で一枚岩であった日本のマスメディアの論調の分裂現象である。産経新聞・読売新聞と朝日新聞・毎日新聞だ。
今までの「反小沢」で一致団結状態だった4社の蜜月が壊れている。今度の団結テーマは「反菅」なのだが、明らかに「反菅」と「親菅」に二分された。この事実が何を意味しているのか、現時点では判断がつかない。単純に菅勢力に「左バネ」が効いているからと云う単純な要因だけとは思えない。
何か裏があるのだが、今夜はもう思考能力が切れかけている。いずれにしても、このようなマスメディアの論調の相違は要因がなんであろうと、好ましい現象だと言える。
4社談合で二手に別れて何かを画策と云うのは考え過ぎだろう。(笑)
―今夜も産経新聞の「BSフジ鳩山発言」の記事を引用しておく―
≪ 菅首相「鳩」切り崩すクセ球 鳩山氏「支持決めてない」と突き放す
「どうすればいいですかね」
菅直人首相は23日夜、鳩山由紀夫前首相に電話し、9月の党代表選について相談を持ちかけた。小沢一郎前幹事長の出馬回避をはかりたい首相は、小沢氏とのパイプ役として鳩山氏に期待したようだ。
この日、首相は1回生議員との懇談会で「小沢さんは独特で、フランクに話せる人ではない」と、腹を割って話せないことをぼやいていた。
だが鳩山氏の返答は素っ気ないどころか、首相の1回生との懇談会への不快感を示すものだった。
「泰然自若でいいんじゃないですか。選挙目当てと思われるのはプラスにならない。国政に専念する姿を見てもらうべきだ」
鳩山氏はこの後、BSフジ番組に出演し首相とのやり取りを暴露してみせた。
首相は小沢氏に批判的な世論を背景に、「脱小沢」路線の堅持を求める仙谷由人官房長官、枝野幸男幹事長らに軸足を置いてきた。これに対し、鳩山氏は小沢氏も含む挙党態勢を、代表選後の人事でつくるよう求めてきた。
首相は懇談会のなかで、「鳩山さんや輿石さん、東参院議員会長さん、小沢さんも含め、前向きに進めるという態勢を作るつもりだ」と、代表選後の挙党態勢づくりを示唆。さらに「小沢さんがいてくれたから 政権交代できた。大変な手腕だ。いずれ小沢さんのような人が必要になる時もある」と、気味が悪いほど小沢氏を持ち上げていた。
にもかかわらず、鳩山氏はなぜ、厳しい態度をとったのか。首相の“挙党態勢”発言が、鳩山グループや衆院1回生を切り崩すための「クセ球」とにらんだからにほかならない。
事実、「反小沢」の前原グループからは「懇談会の発言と権力行使は別だ。 人事は勝者が決める」(幹部)との声も出ている。
「19日の(鳩山グループの)研修会で小沢さんが『がんばろう』と言ったのは出馬するとの言葉だと思った。(首相と小沢氏が)ガチ(本気)で戦ったら国民のためにならない。首相は能力主義の人事をしてほしい」 鳩山氏はこうも 述べた。
首相がいまのところ「脱小沢」路線を放棄するつもりはないとみているようだ。
これまで、条件付きでの首相再選支持を語ってきた鳩山氏だが、一層の圧力をかけるつもりか、BSフジ番組では首相再選について「結論を出したわけではない」とまで発言した。
一方、小沢氏は23日、都内の個人事務所で山田正彦農水相ら小沢グループの議員と面談した。小沢氏は出馬について「かなり悩んでいる」(周辺)とされる。首相になれば国会で「政治とカネ」の問題で集中砲火を浴びるのは確実だ。
もともと小沢氏は、公認権と年間170億円の政党助成金を扱う幹事長ポストを重視しているとされる。
小沢氏が満足するように幹事長ポストを首相が差し出すか、それとも「脱小沢」を貫くかが、代表選の焦点になっている。(産経新聞:佐々木美恵)≫
*少々文章が混乱しているが見逃そう。筆者は女性の味方なのだ(笑)
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