http://www.asyura2.com/10/senkyo92/msg/909.html
Tweet |
この記事の最後の方に、毎日新聞の一方的な”解説”とやらが
掲載されている。
まあ、そろそろ国民の多くも、マスゴミ論評の胡散臭さには
気付いているだろうから、大丈夫だとは思うが?
*******************************
阿久根市長 突然、鹿児島県知事を訪問 拒否され即席会見(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100823-00000020-maip-soci
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は23日、県庁で伊藤祐一郎知事への面会を求めた。25日に半年ぶりに招集する臨時議会について報告するつもりだったが、そもそも面会約束がなく、知事は竹原市長への解職請求(リコール)の手続きが始まっていることを理由に挙げ、面会を拒んだ。竹原市長はその後県庁で約11カ月ぶりに突然会見し、伊藤知事への恨み節も述べた。
面会は23日朝、市側が県に要請した。県側は「面会できない」と伝えたが、竹原市長は午後1時過ぎ、専決処分で副市長に選任した仙波敏郎氏と知事室を訪れた。知事室前では一時、県職員と竹原市長らが押し問答になる場面もあった。
竹原市長は、知事室前で県幹部から「断っているのにマスコミに知らせてお見えになるのは明らかなパフォーマンス」との知事の言葉が伝えられると、「(知事が)リコールの応援をすると見えちゃう。私に会わないのは厳しいな」と面会が実現しなかったことに納得できない様子だった。
記者会見で竹原市長は、一連の専決処分について「議会が私に不信任だから」と語り、失職した場合には出直し選に出馬する考えを明らかにした。【福岡静哉、村尾哲】
竹原市長との主なやり取りは次の通り。
−−当初、知事の是正勧告に従わなかった理由は。
◆議会は(半額カットした)市職員のボーナスを元に戻せと言うが、それは格差是正という市長選時の公約に反する。だから議会を開けなかった。
−−なぜ方針転換?
◆議会で専決処分が不承認とされても、専決が優先すると知り、開かない理由がなくなった。
−−専決処分は議会を招集する時間がない時などに限り認められる。要件を満たしていないのでは。
◆議会と市長との関係は信任でなければならないが、市議会は私に不信任状態。だから専決は正当と判断した。
−−懲戒免職処分を取り消した判決に従わなかったのに、復職させた理由は。
◆仙波さんが「自分が引き受ける」と言ってくれて、前に進む環境ができた。
−−控訴を取り下げない理由は?
◆当たり前でしょう。なんで取り下げるの? 職員は命令に従わなきゃいけないんじゃないですか。
−−リコール運動が起きている。
◆運動そのものは望ましい。まずい市長を住民が辞めさせられるのはとても大事。とにかく住民に育っていただきたい。
−−失職したら出直し市長選に出るか。
◆出ます。
◇解説・法の死角を突く手法、議会で堂々と議論を
議会招集をしない間、補正予算案など19件を専決処分した鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は、23日の記者会見で「専決処分は議会で不承認となっても有効」との論理を展開した。25日からの臨時議会を招集した竹原市長だが、議会が不承認でも自らの専決処分の有効性を主張する構えだ。法の死角を突き、首長と議会の二元代表制を否定しているという点で、極めて問題だ。
地方自治法は、首長が専決処分した案件について「議会で承認を求めなければならない」と規定している。だが総務省によると、議会が不承認でも原則として専決処分の内容が優先されるという。首長優位の法体系は、首長が法を常識の範囲内で運用する−−との前提で成り立っている。
だが竹原市長は、専決処分が本来想定している「議会を開けないほどの緊急時」でもないのに「市議会は私に不信任状態」という独善的な理由で専決処分を乱発しており、この前提は崩れていると言える。市長の論理に従えば、否決されそうな議案はすべて専決処分で決めればいい、ということになる。
会見で「阿久根市議会の存在価値はない」とまで言い切った竹原市長。議会招集に転じたとは言え、論戦の結果を反映させることもなく、その意思を頭から踏みにじる政治姿勢は、本質的に何も変わっていない。専決処分に頼らず、議会で堂々と議論を戦わせ、自らの主張に理解が深まるよう努めるべきだ。【福岡静哉】
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK92掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。