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民主党のお家騒動は、菅直人VS小沢一郎の形にみえるが、さらに一皮めくると前原・野田グループVS小沢グループの対立と言っていい。この間にあって鳩山グループがキャッシング・ボードを握ろうとしている構図だろう。
永田メール事件で処理を誤った前原代表、野田国対委員長が退陣を余儀なくされた。この時の幹事長が鳩山由紀夫。小泉政権下の出来事であった。
四年前の永田メール事件のことを覚えている人も多いだろう。詳しく知りたい方は、杜父魚ブログ「永田メール事件の詳報(1)(2)」を読んで頂く。
http://blog.kajika.net/?eid=715089
http://blog.kajika.net/?eid=715096
民主党の永田寿康議員、及び前原誠司民主党代表への抗議電話が殺到する中で2006年2月23日、永田議員は鳩山幹事長に議員辞職の意向を伝えたが、鳩山幹事長の判断で心神喪失を理由に入院、辞職については保留となった。
3月2日に永田議員は「メールは誤りであった」と記者会見で謝罪。民主党は永田議員には半年間の党員資格停止処分を下して、野田国対委員長が責任を取り辞任した。後任は渡部恒三氏。
しかし民主党に対する逆風はやまない。3月31日に前原代表は辞任を表明、永田議員も議員辞職した。結党以来の危機を迎えた民主党は、4月7日に党所属の国会議員よる代表選挙を行った。小沢一郎と菅直人が立って、小沢が菅を破り新代表として挙党態勢を固めた。鳩山幹事長、渡部国対委員長は留任。
前原、野田氏が復権を果たすために四年の歳月がかかっている。そして菅政権を支えているのは、前原、野田グループ。とくに前原グループの仙谷官房長官が政権を支える大黒柱となっている。
この間、小沢は参院選、総選挙を仕切って大勝し、政権交代を実現した。だが、政治とカネの問題で幹事長を辞任、雌伏を余儀なくされている。首相となった菅直人は脱小沢を標榜して低下した民主党の支持率の回復に成功しているが、参院選で大敗した。
小沢は再起を期して9月代表選に出馬する構えをみせる。菅首相の下では来たるべき総選挙で勝てないという自負があるのだろう。だが菅VS小沢の激突になれば、民主党そのものが沈没することになりかねないという危惧が党内にあるのも否めない。
鳩山は第三の道を模索しているのではないか。菅首相を温存して小沢の復権を果たす道である。たとえば、小沢副総理である。しかし小沢副総理は仙谷官房長官と”水と油”の関係にある。小沢の発言力が増せば、閣内で意見対立が生まれ、早晩は閣内不一致を露呈するのではないか。
菅、鳩山が両者の緩衝材になるには弱すぎる。仙谷官房長官も小沢の副総理は望まないであろう。ここは権力闘争、前原・野田グループVS小沢グループの激突で決着をつけるしかない様に思う。その日が近づいていると思うのは岡目八目なのだろうか。(敬称省略)
http://blog.kajika.net/?eid=997109
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