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民主党代表選(9月1日告示、同14日投開票)を見据え、小沢一郎前幹事長を推す勢力が動きを活発化させたことを受け、菅直人首相再選を支持する勢力が反撃の狼煙(のろし)を上げた。参院選大敗で“選挙恐怖症”になっている議員心理を逆手にとり、「首相が交代すれば衆院解散圧力が強まる」とアナウンスも忘れない。小沢氏らの「挙党態勢」の求めに応じる気配はなく、激突は避けられない情勢となりつつある。(榊原智)
「われわれはマニフェストをよりよくするため見直しながら一生懸命やっている。それをけしからんとマニフェストを政争の具にする動きがある」
民主党の前原誠司国土交通相は20日夜、都内のホテルで開いた自らのグループの会合でこう語り、小沢氏らの動きを牽制(けんせい)した。前原氏が「これからも菅首相を支えていこう」と呼びかけると仙谷由人官房長官ら約40人が気勢を上げた。
前原氏ら再選支持派は、「数の力」を見せつける小沢氏支持勢力への対抗手段も編み出した。
「代表選で仮にまた代表が代わり、首相が代わるとなると個人的には総選挙が筋だと思っている。私は菅首相を支持したい」
蓮舫行政刷新担当相は18日の野田佳彦財務相らのグループ研修会でこう力説した。ほかの再選支持派も「首相が代わったら総選挙だぞ」とささやき続ける。
民主党は3年間で3人の首相を交代させた自民党を「信を問え」と攻め続けた。政権交代から1年で首相が3人目に代わる事態となれば、解散圧力には抗しきれないという理屈はそれなりの説得力がある。
しかも民主党国会議員413人のうち衆院1回生は144人。選挙基盤が弱い彼らに「菅降ろし=総選挙」という図式を流布すれば、安易に小沢氏支持には動くまいと考えたのだ。
この動きに小沢氏側近の山岡賢次副代表は20日、「首相交代ならば解散というのはブラフだ。解散なんてあり得ない」と語気を強めた。再選支持派の「ささやき戦術」が効果を挙げている証左といえる。
首相の女房役である仙谷氏は強気一辺倒だ。20日の記者会見では「現時点でも挙党態勢だ」と断じた。鳩山由紀夫前首相や小沢氏らの「挙党態勢」の求めをはねつけ、脱小沢路線を死守する腹づもりのようだ。
岡田克也外相も20日、「起訴される可能性のある方が代表、首相になることに違和感を感じている」と述べ、小沢氏が出馬するならば、政治とカネ問題を再燃させることも辞さない構えを見せた。
首相も23〜25日に1回生と懇談するなど自ら参戦する考えだ。ここで1回生議員のハートをがっちりつかむことができるか。代表選の行方を大きく左右する可能性もある。
ただ、再選支持派の強硬姿勢は、小沢氏支持勢力の結束を促し、党内に修復不能な軋轢(あつれき)を生みかねない。小沢氏は最終的に出馬しないとタカをくくっているならば、手痛いしっぺ返しもあり得る。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100820/stt1008202359009-n1.htm
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