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菅直人首相と小沢一郎前幹事長の一騎打ちとなる可能性も出てきた民主党代表選。9月1日の告示に向け、早くも党内各グループの神経戦が始まっているが、なかなか情勢が見えにくい。原因は、各グループが持つファジーな特性だ。定例的に会合を開いているのは一部しかなく、複数のグループの「掛け持ち」もOK。かつての自民党のような派閥単位の選挙戦を展開することは不可能なのが実情であり、各グループとも正確な票読みすらままならない。(坂井広志)
「今、◯◯グループの会合に出てきたんだけどさあ…」
こう言いながら、別のグループの会合に駆けつけ、情報収集する。民主党の代表選ではこうした光景が日常茶飯事となる。
多くの議員が複数のグループを掛け持ちし、「本籍・◯◯グループ、現住所・××グループ」と表現される議員がいるだけでなく、党内ほぼすべてのグループに籍を置く“猛者”もいる。当然、各グループの所属議員を合計すると、衆参両院の民主党議員数を超えてしまう。
自民党のように毎週木曜に例会を開く慣習はなく、名簿さえ作成していないグループもある。当選1回の議員144人のうち約30人は「所属不明」だ。
こうした各グループの流動性が、代表選時には不確定要素につながる。
菅氏と前原誠司氏(現国土交通相)の一騎打ちとなった平成17年の代表選。「国のかたち研究会」という自前のグループを持つ菅氏が、他のグループとの連携にも成功し、終始、選挙戦を優位に進めているかに見えたが、結果は2票差で前原氏が勝利した。各グループに所属しながらも、それにしばられない「浮動票」が前原氏に大量に流れたと分析された。
あれから5年。政権党となった民主党だが、本質は変わらない。
小沢氏は19日、鳩山由紀夫前首相の別荘で開かれた懇親会に姿を見せた。小沢グループは約150人、鳩山グループは約60人。民主党の衆参議員は413人だから、両氏が手を組めば、「数の論理」でいえば、代表選は「勝負あった」といってもよい状況だ。
ところが、やはり「数」が読めない。自民党時代に数々の権力闘争を繰り広げ、民主党でも最大勢力を率いる小沢氏が代表選出馬にすっぱりと踏み込めない理由は、自らのグループの「結束」に自信を持てないからだ。小沢氏側近は「必ず圧勝するという態勢が整わない限り、小沢氏は出てこない」と打ち明ける。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100820/stt1008202305007-n1.htm
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