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2010年8月20日 掲載
タダの野次馬 この国の新聞・テレビ
小沢一郎は必要なのか 不必要なのか
小沢一郎が駆けつけた鳩山研修会には、アホみたいに報道陣が集まった。TVクルーは研修が行われた軽井沢プリンスホテルと、懇親会が行われた鳩山別荘に別々に待機。夕方のニュース用とワイドショー用と複数の取材班を派遣した局もある。
その数、1社平均50人。新聞も含めれば、何百人もの報道陣が軽井沢に集結したのである。
あるTV局のスタッフは「今年最大だね」と言っていたが、この騒ぎは何なのか、と言いたくなる。
新聞・TVはこぞって、小沢の出馬を期待する国会議員の声を垂れ流し、民主党内政局を煽っていたが、ちょっと待って欲しい。新聞・TVはこれまでずっと、小沢を犯罪人扱いし、幹事長辞任を迫り、政界からの追放に血道を上げてきたのである。
それが一転、「代表選に意欲」とか書いて、面白がる。鳩山研修会に大報道陣を派遣し、お祭り騒ぎ報道を繰り広げる。小沢を政局の最重要パーソン扱いなのである。あまりにも身勝手、いい加減。これじゃあ、野次馬と同じじゃないか。現地で取材したジャーナリストの横田一氏も驚いていた。
「小沢氏はメディアによる政治とカネの執拗な追及を受け、辞任した。それなのに、菅首相は余計な消費税発言で小沢氏の辞任を選挙に生かせなかった。そのくせ、選挙に負けたのを政治とカネのせいにしているのですから最悪です。官僚に取り込まれた菅政権は政治主導の旗を下ろし、有権者からも政権交代の意義が問われている。こうした流れをきちんと報じれば、出馬に意欲を見せる小沢サイドの正当性がハッキリするのですが、その検証すらせず、ただ、小沢VS.菅の対立構図を煽っている。この国の新聞・TVは、あまりにも無責任で、扇情的です」
いま、マスコミに求められているのは、この国の政治に小沢一郎という政治家が必要なのか否かという検証だ。不要ならば、小沢の代表選出馬を切り捨てればよい。必要なのであれば、これまでの報道姿勢を全面的に改め、懺悔(ざんげ)すべきだ。新聞・TVこそが、この国の政治を混乱させた元凶なのだ。
「ねじれ国会を前にして、現実に政治を動かせる政治家がどれだけいるのか。代表選という数の勝負で、誰が一番、票を動かせるのか。首相をコロコロ代えてはならない、という一点だけで、権力にしがみついている菅首相ではあまりに心もとないのは明らかです。小沢氏は環境が整えば出る。環境とはメディアがきちんと小沢氏の考え方を伝えることです」(政治ジャーナリスト・野上忠興氏)
小沢サイドは代表選に向けて最大の障害は「いい加減なメディア」とみている。この国の民主主義にとって不幸なことだ。
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