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民主党の小沢一郎前幹事長が19日、長野県軽井沢町で開かれた鳩山由紀夫前首相グループの懇親会に出席した。菅直人首相の政権運営に距離を置く小沢氏側近議員ら計約150人が参加し、「気合だ」の掛け声3連発で結束を図るなど“反菅決起集会”。9月の民主党代表選で自らの出馬の是非を検討している小沢氏は党内情勢を探り、鳩山氏もこれに乗じて影響力拡大を狙っている。
「小沢一郎、鳩山由紀夫、気合だ!気合だ!気合だー!」
木立の中にある静かな別荘地に、絶叫が響き渡った。懇親会は鳩山氏の別荘の庭で開かれ、午後4時10分ごろ、小沢氏が退席する際、鳩山氏側近の中山義活前首相補佐官の音頭で約150人の参加者が拳を突き上げた。
小沢氏は同3時15分、新幹線で軽井沢駅に到着。別荘玄関先で鳩山氏から丁重に迎えられた。鳩山氏から「注目の小沢一郎先生までお出ましいただいた。国民の未来のために行動していかなければならない大事なときだ」と紹介を受け、終始にこやかな表情。「お互いに力を合わせて一生懸命頑張って、国民の期待に応えられるようやりましょう」とあいさつしたものの、報道陣の質問には答えず、50分ほど滞在し新幹線で帰京した。
小沢氏周辺によると、小沢氏は代表選に向け自らの出馬の是非を検討。自身の政治資金問題に対する世論や党内情勢を慎重に見極め、来週にも最終判断するとみられる。
小沢氏は政権交代時の公約の見直しを進める首相の姿勢に不満を漏らしている。一方で資金問題や世論の不支持を気に掛け“反菅”陣営の出馬待望論に現段階で明確な意思表示はしていない。党内の多数派を握る状況になれば出馬に踏み切る選択肢を捨てておらず、懇親会出席は情勢を探る狙いもあったとみられる。
鳩山氏は現時点で首相の続投を支持しているが、挙党態勢確立など条件付きで、両様の構え。代表選での対応で、自身の影響力を拡大したいとの思惑もあるようだ。
懇親会は鳩山グループ約50人のほか、小沢氏に近い輿石東参院議員会長や小沢氏が擁立した谷亮子参院議員も参加。谷氏は代表選について「立候補した方の話をよく聞いて考えたい」と述べた。
一方、「小沢ガールズ」の太田和美衆院議員は「ものすごい政治的手腕を持つ小沢氏に政治家として最後の勝負に挑んでほしい」と期待。三井弁雄国対委員長代理も「小沢氏に出ていただくためのみこしつくりをしたい」と話した。
党所属国会議員(413人)の3割を超える議員が参集したことで、代表選告示に向け、政権批判派の勢いが増し、再選を目指す首相の対抗馬擁立の動きが加速しそうだ。
≪枝野氏は論評せず≫民主党の枝野幸男幹事長はこの日、小沢氏が党代表選への出馬の是非を検討していることに関し「幹事長という立場なのでどなたが出るとか出ないとか言うべきではない」と論評を避けた。福井市で記者団の質問に答えた。また、鳩山グループが軽井沢で開いた研修会に党内の多数の議員が集まったことについても「どういう趣旨の会でどこの議員がどういう考え方で参加しているのか全く知らない」と述べるにとどめた。
≪中山氏は菅首相側をけん制≫鳩山前首相の側近中の側近である中山義活前首相補佐官は、軽井沢のホテルで「菅首相は小沢一郎前幹事長を代表に立候補させてまとめたいという人がいるのを考え、何をすべきか考えるべきだ」と菅首相側をけん制した。さらに「党が結束できる状況をつくってもらいたい」とし、人事などで首相が小沢氏側に譲歩すべきとの考えを示唆した。
≪西岡氏は“出馬すべき”≫民主党出身の西岡武夫参院議長は19日、日本BS放送の番組収録で、9月の党代表選に関し、小沢氏が出馬すべきとの認識を示した。西岡氏は「マスコミも国民も、何でかと思うぐらい小沢氏の存在をクローズアップさせている。小沢氏も民主党も国民と政治全体の中でけりをつけないといけない」と指摘した。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2010/08/20/13.html
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