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9月の民主党代表選を前に、鳩山由紀夫前首相のグループが19日、長野県軽井沢町で研修会を開き、小沢一郎前幹事長も出席した。小沢氏は党代表選への出馬を検討する意向を自らに近い議員らに伝えており、来週にも最終判断するとみられる。出馬姿勢をちらつかせて菅直人首相に圧力をかける構えだ。検察審査会の議決も控えハードルは高いが、首相が「脱小沢」の看板を掲げたまま続投するのを阻止しなければ求心力を維持できないという危機感にも迫られている。
研修会には鳩山氏や小沢氏のグループを中心に国会議員約160人が参加した。研修会は2部構成で、前半はホテルで有識者の講演会、後半は近くの鳩山氏の別荘の庭で懇親会を行った。
小沢氏は懇親会から出席した。鳩山氏は冒頭のあいさつで「特に注目の人、小沢一郎先生までお出ましをいただいた。挙党態勢で一致団結をしなければならない」と持ち上げた。小沢氏の隣には輿石東参院議員会長、山岡賢次前国対委員長も並び、鳩山前政権が再現されたかのよう。小沢氏が最後に「鳩山総理(前首相)のおかげで久しぶりに大勢の仲間と顔を合わせて楽しく過ごした。総理の言葉の通り、お互いに力を合わせて一生懸命頑張って、国民の期待に応えるようやりましょう」とあいさつすると会場は拍手に包まれた。
懇親会の席上、小沢氏に近い川上義博参院議員が「ミコシを作るので乗ってほしい」と小沢氏に求めると「まあまあ」と上機嫌だったという。小沢氏が去る時には「代表選に出てがんばれ、小沢一郎」と声が飛んだ。松野頼久前官房副長官は記者団に「小沢氏に出馬してほしい」と語った。
だが、小沢氏出馬へ向けた情勢は万全ではない。小沢氏に近い森裕子参院議員は「出馬の環境を作るために全力でがんばる」と語るが、小沢氏に近い党関係者は「小沢氏は各グループの動きを見ている」と指摘する。小沢氏のグループは今年6月の党代表選で独自候補擁立を巡って迷走した。今回も海江田万里衆院財務金融委員長が小沢氏のグループに出馬の意欲を伝えているが賛否両論がある。
小沢氏は資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で検察審査会の議決を今秋に控え、世論の批判は厳しい。対抗馬が固まらないのも「小沢氏のかいらい」というレッテルを張られることを懸念しているためだ。旧社会党グループや旧民社党グループも様子見を決め込んでおり、小沢氏がこの局面で存在感を示さなければ自らのグループのまとまりも保てなくなる危険もあった。
小沢氏は今月中旬、周辺が出馬の意向を打診したのに対し「(菅政権が終わるのを待っていては)政権のたらい回しになる。正々堂々とやるには9月しかない」と語ったという。一方で、藤井裕久元財務相は19日、東京都内で記者団に「私はずっと長い間(小沢氏と)一緒だったので、(出馬しないと)想像している」と指摘した。
首相側は警戒を強めている。首相は19日夜、首相官邸で記者団に小沢氏の研修会出席について問われたが「きちんとした時点で言うので待ってほしい」と言及を避けた。枝野幸男幹事長も視察先の福井市で「どこの議員がどういう考えで参加しているのかまったく知らない」と不快感をにじませた。菅氏のグループの衆院議員は「もし小沢氏が出馬したら党の分裂含みになる」と動揺を隠さなかった。【朝日弘行、念佛明奈】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100820k0000m010091000c.html
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