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植民地主義と排外主義を許すな!
極右の動員と厳戒態勢ついて「反靖国」のデモ・集会を貫徹
危機意識募ら
せるヤスクニ派
八月十五日、植民地主義と排外主義を許すな!8・15反「靖国」行動(主催・実行委)が行われた。
民主党政権下で初めての「終戦記念日」を迎え、菅政権閣僚は靖国参拝を行わなかった。侵略戦争と天皇制を賛美する勢力は、この事態に危機感を露わにしたのが大きな特徴だ。超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は、衆参四十一人で参拝を強行。民主党の羽田雄一郎参院国対委員長ら十一人も参拝した。英霊にこたえる会と日本会議は、靖国神社で「第24回戦没者追悼国民集会」を開催し、菅首相の「韓国併合」百年談話の批判や憲法改悪、靖国参拝を煽動した。
さらに連動して反天皇制運動に対して暴力的攻撃を試みようとしたのが天皇主義街宣右翼、在日特権を許さない会、頑張れ日本!全国行動委員会、草莽全国地方議員の会(チャンネル桜)などだ。在特会は、8・15反「靖国」行動をターゲットにしてデモ破壊を事前告知し、九段下交差点付近に結集を呼びかけた。チャンネル桜らは、反「靖国」行動デモ時刻と接近させて対抗デモ二回も設定してきた。反「靖国」行動は、敵対勢力を許さず、天皇制国家による植民地支配責任・侵略戦争責任を問い続け、継続する植民地主義と排外主義を許さない立場から断固として反靖国デモと集会を貫徹した。
天皇制の戦争責任
を追及し続ける
前半は、西神田公園で前段集会が行われ、二百五十人が参加した。「植樹祭・インターハイ・国体」に反対する千葉の会から「第65回国民体育大会(ゆめ半島千葉大会)総合開会式が九月二十五日に行われる。天皇制への統合装置として取り組まれてきた。千葉の会は、国体の反動性を暴き出し、開会式に対して『もうやめっぺ!千葉国体』を掲げて集会・デモを行う。ぜひ参加してほしい」とアピールした。
靖国解体企画は、天皇・皇后が出席する「全国戦没者追悼式」への抗議行動の取り組み過程において公安警察らが右翼の挑発を利用して二人の不当逮捕を強行してきたことを糾弾し、即時奪還にむけた支援・連帯を訴えた。
西神田公園周囲は、すでに右翼街宣車が徘徊し、大量の公安・機動隊が配備されている。しかし権力は、右翼の嫌がらせを規制することもなくやりたい放題を許したままだ。あげくのはてに公園前に街宣車が違法駐車、都条例違反の大音量野次を放置する始末だ。
このような権力・右翼が一体となった闘争破壊に抗して断固として反靖国デモに移った。集会横断幕を先頭に反「ヒロヒト」パペット、反天皇制吹き流し、「戦争神社ヤスクニ解体」「戦争も天皇制もまっぴらだ!」などのプラカードが続く。デモ隊列に対しては機動隊による不当な規制が繰り返し行われ、とりわけ九段下交差点付近に迎撃態勢をとっている在特会部隊を意識して隊列「圧縮」規制を強行してきた。
隊列は九段下交差点に到着し、靖国神社にむけて「靖国神社はいらない!靖国は侵略戦争のシンボルだ!天皇の神社、靖国はいらない!」のシュプレヒコールを行った。街宣右翼の襲撃、在特会らによる嫌がらせ野次、ペットボトルやタマゴの投擲などを行ってきたが、見え透いた挑発に乗らず、毅然としてデモをやり抜き解散地の西神田公園に着き、闘争勝利を参加者全体で確認した。
虚構の福沢諭吉
神話を解体せよ
後半は、文京区民センターで集会。デモに参加した仲間たちは、移動途中で右翼の襲撃が数回あったが、蹴散らした。
集会の冒頭、実行委の仲間から基調報告が行われ、@国家による「慰霊・追悼」と民主党の挫折A戦後の国体―象徴天皇制と日米安保を廃止しようB「韓国併合」一〇〇年の課題と「菅談話」について分析し、「天皇が敗戦後、象徴という形で残ったことの意味は、この侵略戦争と植民地支配の歴史に対して、反省と謝罪の意思がまったくなかったということでしかない。あらためて六十五年前にできなかった天皇制廃止の運動を呼びかける」とまとめた。
講演は、社会思想史研究者の安川寿之輔さんから「排外主義的天皇制ナショナリズムとアジア侵略の道のり―福沢諭吉に限定して」というテーマで行われた。
安川さんは、「天皇崇拝者にして差別主義者の福沢諭吉を、日本人は、いまだに『天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず』と主張した『民主主義』の先覚者と誤解し、彼が最高額面紙幣一万円の肖像を飾っていることになんの疑問ももっていない。これは戦後民主主義を代表する著名な学者・思想家の丸山眞男が創りあげた壮大な虚構の福沢諭吉像=『丸山諭吉』神話が誤ったマスコミや学校教育の圧倒的な影響下に未だに信望されているからである」と提示した。
そのうえで福沢の「アジア蔑視―帝国主義的侵略の合理化」「NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』のウソ」「福沢のナショナリズム」などについて福沢が執筆してきた諸論文に基づいて厳しく批判し、「日本国民をアジア侵略に動員するための思想的・社会的準備」してきたことを明らかにした。
連帯発言がヘイトスピーチに反対する会、「韓国強制併合100年共同行動」日本実行委員会、辺野古への基地建設を許さない実行委員会、米軍・自衛隊参加の東京都総合防災訓練に反対する実行委員会2010、APECはいらない!神奈川の会、立川自衛隊監視テント村から行われた。 (Y)
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