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【北京=橋本潤也】民主党代表選の告示まで2週間に迫った18日、鳩山前首相をめぐる菅首相と小沢一郎・前幹事長の“争奪戦”が表面化した。
中国訪問中の鳩山氏は18日午前(日本時間同日午後)、北京市で記者会見し、9月上旬にロシアを訪問し、メドベージェフ大統領と北方領土問題を協議する考えを表明した。「政府の一員ではないが、特別な思いを込めて、領土問題に道筋を少しでも広げていきたい」と述べ、かねて思い入れのある日露外交への本格関与に意欲を示した。
この日、そんな鳩山氏に配慮するかのような発言を繰り返したのが菅首相だ。
首相は18日午前、北方領土の元島民らでつくる「千島歯舞諸島居住者連盟」のメンバーと首相官邸で会った。その際、「(北方領土返還には)3年、5年、場合によってはそれ以上かかるかもしれない。最終的な責任は私にあるが、私の代理として鳩山前首相の力を借りて前進させたい」と述べ、鳩山氏を自らの「代理人」だと公言した。
さらに、この日夕方には、「鳩山首相とは、これからもいろいろ相談にのってもらって政権運営に努めていきたい」と記者団に語った。鳩山氏取り込みに向けた秋波であるのは間違いない。
一方の小沢氏はこの日、長野県軽井沢町で19日に開催される鳩山グループの研修会に出席する意向を鳩山氏側に伝えた。
研修会には鳩山グループの議員に加え、輿石東参院議員会長や樽床伸二国会対策委員長ら党幹部が出席する。首相の対抗馬擁立を目指す小沢グループの議員も多数参加する方向で、参加者は総勢150人近くにふくれあがる見通しだ。
鳩山氏の別荘で開かれるこの一大イベントに小沢氏自身が姿を現すことは、小沢氏の出馬待望論を勢いづけるとともに、鳩山氏が小沢氏サイドにつく流れを固める狙いがあるのではとの指摘がある。
ただ、鳩山氏自身は、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題という外交分野での失政が引き金となって首相退陣に追い込まれたばかり。党内には、「首相は代表選で協力がほしいために、鳩山氏が失敗した外交分野でまた協力を仰ぐと言っている」(中堅議員)との批判や、「鳩山氏が表舞台に出るのは早いのでは」といった鳩山氏本人に対する疑問の声も出ている。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100818-OYT1T00981.htm
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