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2010年8月18日 掲載
代表選を前に民主党1回生議員に面談強要
そこまでやるか、菅直人
●手紙で踏み絵を迫る露骨な中身
9月の代表選に向けて、党内が俄然、ざわついている民主党。中でも焦りまくっているのが首相の菅だ。それを象徴するような出来事があった。
菅が民主党の衆院1回生に向けて、「内閣総理大臣 菅直人」として、面談を申し入れる手紙を一斉に配ったのである。
その手紙にはこうある。
〈私にとって、本当に激動の一年間でしたが、ふと振り返れば、この間に初当選された衆院議員の皆さんと直接話す機会をほとんど持つことが出来ませんでした。私は、一期生の皆さんの声こそが、一番国民に近い声だと思っており、お盆も開け(ママ)た来週にでも直接お目にかかって意見交換させて頂きたく、ご案内申し上げます〉(抜粋)
そして、強制的に選挙区を振り分け、23〜25日の間で面談日程を作成。(1)この日程で参加します(2)都合がつかないので○日に参加します(3)参加できません――の三択から選んで返信せよ、と迫っている。
要するに内閣総理大臣の名前で、代表選に向けた切り崩し面談を強要した手紙なのである。
「この手紙をもらって、(3)の参加できませんと答えるのはプレッシャーでしょう。なにしろ、総理大臣名ですからね。しかし、これが代表選に向けた選挙運動であり、1回生議員に踏み絵を迫る面談であることは明らかです。そこまで露骨にやるのか。民主党議員の中にも驚きが広がっています」(民主党関係者)
菅はよほど、慌てたのだろう。お盆が「明ける」のを「開ける」と書き間違えた。漢字が読めなかった麻生元首相を思い出す。いずれにしても、ヒートアップする代表選。菅が焦り、もがけばもがくほど、国民には醜態に見える。円高がここまで進んでいるのに、困った権力亡者である。
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