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8月16日9時55分配信 琉球新報
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100816-00000002-ryu-oki
11月28日投開票の県知事選は、現職の仲井真弘多氏(70)と宜野湾市長の伊波洋一氏(58)の対決が有力となる中で、保守対革新の対決構図に埋没することを嫌い、「3人目の候補者」を模索する勢力もある。浦添市長の儀間光男氏(67)を中心とした無所属の“第三極”グループや、革新政党との共闘に距離を置き、独自路線にシフトする民主党県連の動きだ。「脱保革」のアピールで存在感を示すという共通した思惑があるが、現実の候補者擁立に向けては、それぞれに課題が多い。
12日、儀間氏を代表とする「県民主役の知事選挙を実現する会」が発足。壇上には赤嶺昇、平良昭一、玉城満の3県議(いずれも改革の会)と狩俣吉正前連合沖縄会長も並んだ。事務局長の赤嶺氏は「一部の人だけで知事選候補を決めることでいいのか。県民に(仲井真、伊波両氏以外の)選択肢を与えたい」と訴えた。
■揺さぶり
「翁長市長もわれわれの有力な選択肢だ」
発足に先立つ7月下旬、赤嶺氏は複数の自民県議と接触を図り、那覇市長の翁長雄志氏(59)の擁立を持ち掛けていた。保守の間で根強い翁長待望論をあおり、仲井真氏の再選擁立の流れを揺さぶる。
しかし自民県議は「再出馬を否定しない現職の足を引っ張ってまで、翁長氏が出馬することはない。第三極といいながら(県政与党側の)翁長氏を挙げること自体、行き詰まりを露呈している」と一蹴(いっしゅう)。メンバーが国民新党幹事長の下地幹郎衆院議員とつながることもあり、警戒感が強い。
実際、赤嶺氏らは市町村長にも組織参加を呼び掛けてきたが、表立った表明は広がらない。全県選挙を戦うだけの組織、資金面の態勢は脆弱(ぜいじゃく)で、今後の道のりは険しい。
一方で、組織発足の会場には、民主党県連副代表の玉城デニー衆院議員も姿を見せた。赤嶺氏は「政策で一致できるなら、民主党県連にも汗をかいてもらう場面があるといい」と今後の合流に秋波を送る。
■政権与党
10日に玉城、瑞慶覧長敏両衆院議員と面談した民主党本部の安住淳選対委員長は「国を訴えようとしている人とはスタンスが違う」と述べ、普天間問題で政府と対峙(たいじ)する伊波氏の推薦を困難視した。
県連はあくまで8月末をめどに策定する基本方針に沿って候補者を判断するという原則を示すものの、喜納昌吉代表は「政党が違う社民や共産は基地問題でエモーショナルに反対すればいい。われわれは対話の余地を残さないといけない」とも主張。独自候補の擁立も視野に入れ、これまでの県政野党での共闘より、政権与党としての対応を重視していく構えだ。
これに対し野党県議は「県民の政権批判が根強い中で、民主から出馬しようという人物が本当に見つかるのか。有権者が納得する候補者でなければ選挙を混乱させるだけで、余計に批判を招く」と反発し、先の参院選と同様に民主への逆風を指摘する。
(与那嶺松一郎)
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