http://www.asyura2.com/10/senkyo92/msg/509.html
Tweet |
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100815/stt1008151801003-n1.htm
政治部のデスク番をしていた12日、与党担当記者から民主党の小沢一郎前幹事長が同日発行したメールマガジンで、参院選での民主党敗北を陳謝したとの連絡を受けた。
小沢氏はメルマガのなかで参院選の結果について「皆様のご尽力にもかかわらず、改選議席を大きく減らし、ねじれ状態をもたらす結果となりました。深くお詫(わ)び申し上げます」と述べた。
今後の党のあり方にも触れ「民主党は原点に戻り、皆様のご期待に応えるべく、『国民の生活が第一』の政策をひとつひとつ実行し、誰もが安心して暮らせる社会の実現に尽力して参ります」と訴えた。
自らの「政治とカネ」の問題には触れずに、「原点に戻る」必要性を強調したということは、参院選で消費税増税に言及した菅直人首相を暗に批判しているとも受け取れる。
小沢氏は参院選で同党が大敗して以降、表立った発言をしてこなかっただけに「9月の代表選を控え憶測を呼びそうだ」と伝えた。
小沢氏をめぐっては、政治資金収支報告書の虚偽記載事件で、東京第5検察審査会が今秋にも強制起訴すべきか最終判断する。そのため小沢氏が代表選に出馬することはないとの見方が強い。
現状では小沢氏が立候補に踏み切ることはないであろうが、メルマガで昨年のマニフェスト(政権公約)に戻ることが党再生の道と言うなら、小沢氏に近い松木謙公国対筆頭副委員長が求めるように代表選に出馬すべきだろう。そのほうが代表選の構図はすっきりする。
これまで菅首相の対抗馬としては、海江田万里衆院財務金融委員長らの名前が挙がっている。海江田氏は閣僚や党三役の経験もなく、日本国を率いていくだけの指導力があるか未知数だ。
石井一党副代表は12日付の本紙「単刀直言」で、「党代表選を自分の宣伝の場所にしようとか、ポスト狙いで立候補する動きが出るとしたら、本当に困るね。(6月の代表選に立候補し、党国会対策委員長に起用された樽床伸二氏になぞらえて)『樽床効果』とか言われているようだけど、そんなことを許してどないすんのか」と述べている。もっともな指摘だ。
石井氏はさらに「すぐに代表を引きずり降ろすのは民主党のあしき習慣だ。何か起きたらすぐに代表の足を引っ張って代表を代えることで事足れりということをしておったら、わが党の統治能力が問われるだろう」と強調した。
仮に小沢氏が出馬すると、菅首相にも好影響を与えることになる。というのも、菅首相は「守りの姿勢」が目立ちすぎている。海江田氏ら“格下”の候補が相手では、できるだけ失言をしないようにと、ディフェンス重視の姿勢をとり続けることになる。
これではサッカーに例えれば、攻撃的ミッドフィルダーとして、野党時代から走り回ってきた菅首相の特色はでず、内閣支持率も回復することは期待できない。
そこで、海江田氏らよりもスケールの大きい小沢氏が出馬するとなれば、菅首相も守備的布陣ばかりをとっていられない。攻撃しなければならなくなる。サッカーW杯南アフリカ大会のデンマーク戦で、日本代表がみせたように「攻撃こそ最大の防御」なのである。
小沢氏も代表選に出るとなれば、「政治とカネ」の問題、消費税問題などについて説明を迫られる。
いまの民主党は、誰と誰が会合を開いたなど勉強会ばやりである。しかし、民主党の求められているのはかつての自民党の派閥のような動きではない。形式的な代表選などみたくない。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK92掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。