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高校授業料無償化適用を政府が検討している朝鮮高級学校(高校)について、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が韓国籍の生徒までを傘下の政治組織「在日本朝鮮青年同盟」(朝青)に強制加入させ、放課後に思想教育や政治動員している実態が14日、総連関係者への取材で分かった。「生徒の学ぶ権利を保障する」という無償化本来の目的に相反する学校の実情が浮かび上がった。(桜井紀雄)
■半数は韓国籍
「朝鮮学校は表向き民族教育をうたっているが、裏では朝青を通じて故金日成主席・金正日総書記父子の神聖化・絶対化をたたき込むという二面性を持つ」。朝鮮学校で教壇に立ったことがある元教諭はそう説明する。
朝青は昭和30年の朝鮮総連発足とともに総連内の高校生と大学生を統括する組織として結成された。
総連関係者によると、高級学校の生徒は、日本国籍を除くほぼ全員が入学と同時に朝青に加入させられる。現在、全国の高級学校に通う生徒は約1900人。半数が韓国籍とされるが、それらの生徒はパスポート取得が有利といった理由で、便宜的に家族で朝鮮籍から国籍を変更したケースが大半なため、韓国籍でも加入が強制される。
朝青は規約で「総連の方針を先頭に立って実践していく」としており、高校生活を通じて生徒には組織の方針がつきまとう。
■主体思想を徹底
「表向きは活動ぶりが見えないが、確固とした統制を生徒に張り巡らせているのが朝青だ」と総連関係者は指摘する。
朝青では素質のある生徒を集めた「熱誠班」と呼ぶ特別カリキュラムが組まれ、総連から選ばれた責任指導員が指導に当たる。指導員は表向きは朝鮮学校の教員であり2つ顔を持つ。内部文書によると、総連の実権を握る許宗萬(ホジョンマン)責任副議長はかつて「教員たちが後ろで朝青を支えて生徒が前面に出るようにしている」と述べている。
生徒らは金父子の著作集などを収めた「研究室」と呼ばれる部屋で、金父子を絶対化する「主体(チュチェ)思想」をたたき込まれるという。
ただ、元教諭は「最近の生徒は金日成著作集を読みたがらない」と政治教育の退化も指摘している。
■学ぶ権利侵害
特別カリキュラム以外に、朝青が機能を発揮するのが「動員」「集金」「圧力」という3点だ。
《学校ごとに生徒らによる大々的な慶祝行事を組織すること》。今年初めに出された総連の内部文書にはこう記されている。2月16日の金総書記の誕生日に合わせた祝賀行事に生徒の動員を求める指示だ。総連の指示を受ける形で、朝青が学校と一体となって実際の動員がされるという。
行事のたびに保護者に求められる協賛金の供出も、総連の指示を受けた朝青と、やはり総連傘下にある保護者組織を介して要請される。「本国に義援金を送る」と大規模な寄付金が募られることもあるという。
最近では高校無償化を求める署名集めやビラ配りや政府の決定先送りへの抗議も、朝青による自主的な活動と位置づけられ、生徒がかり出された。
日本や韓国系の学校への転校を希望する生徒が後を絶たないが、この際には朝青が「圧力」という形で威力を発揮。親が総連関係の仕事をしている場合は親の解雇を脅しにするという。
「生徒が学ぶ場所を選ぶ権利を侵害している。朝青の統制によって生徒が自由に学ぶ権利を奪っているのは総連そのものだ」。元教諭はそう告発する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100815-00000501-san-soci
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