http://www.asyura2.com/10/senkyo92/msg/370.html
Tweet |
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-917.html
2010-08-13(Fri)
ハマコー逮捕からアレコレ考える
関西人ならみんな知っているFM802のDJヒロ寺平氏が、今朝の放送で、聞きようによっては脈絡なく、こんな意味の言葉を流した。
官首相が韓国に対して村山談話を引き継ぐ発言をしたと言われているが、村山談話は韓国だけでなく他のアジアの国にも謝罪していたのに、菅談話は韓国だけに限定してるので、物議を醸すのではないか。
めずらしくドモリながらこんなようなことを言って、その後はすぐに曲の紹介に流れていった。
どう言うつもりで寺平氏がこれを電波で発言したのかは分からないが、その後、中国は大きな反応をしていない。菅首相にケチをつけたい一心で、中国紙・新京報の「日本の植民地支配で傷つけられたのは韓国だけではない。(北)朝鮮、中国や東南アジア諸国も苦しめられた」という記事を引用する新聞が僅かにあるくらいで、産経以外は概ね菅談話に好意的な報道をしている。
読売ですら、ほぼ中立的な報道で、鳩山時代までの民主党政権に対する姿勢とは、まったく変わってしまった。
船橋洋一の朝日は、完全に菅直人擁護にまわっている。
どうやら、アメリカの日本対策部門は、菅直人を当面の顔として存続させることを選んだように見える。
その菅直人は、
マニフェスト、抜本的修正もあり得る…首相
2010.08.10 読売
マニフェストを抜本的に見直すのであれば、総選挙をして再度民意を問うのが当たり前だ。
以前の読売であれば、そうナンクセをつけて、とにかく民主党政権を攻撃していたはずだ。
もっとも、「抜本的に」見直すのならば総選挙 というロジック自体は正しい。
でなければ、詐欺だ。選挙詐欺。
私たちの家づくりでも、設計にかかる前に、だいたいこんな材料でこのくらいの広さの家を作ります、という約束の下に設計契約する。
それが、抜本的に違うものになるのであれば、契約をし直すのは当然だ。
40坪の木の家を作ります、と言っていたのに、25坪の新建材の家をつくったならば、詐欺と言われても反論の余地はない。
もっとも、家づくりでは予算は施主が握っている。政治で言うと、国民が予算を握っているのだが、実際の政治の世界では、予算は官僚が握っている。
多くの良心的な工務店さんんは恐縮だが、あえてたとえ話として言うならば、悪徳工務店が間に入って、2500万円あれば充分に木の家を作れるのに、「ぜんぜん予算が足りません。新建材の小さな家じゃないと無理です。」と言って、かってに変更してしまうようなものだ。
そんなグーたらで横暴な工務店を許していたら、私たち設計者は職務怠慢でクビだ。
ところが、政治の世界は、職務怠慢なほど大事にされるらしい。
悪徳工務店よりも、何万倍も悪徳な官僚組織の言うがままになることが、立派な政治家の証なのである。
こうなってくると、困ったのが自民党時代に配られた巨額の官房機密費だ。
本来ならば政権党になびいてもおかしくないマスゴミが、なかなかそうならなかったのは、野中広務の恫喝があったからだ。
「ばらすぞ」
この野中の恫喝に、全国の政治部記者は震え上がったはずだ。
もちろん、秘密を知っているのは野中だけではないが、捨て身で暴露しかねない凄みが野中広務にはある。
しかし、他方ではアメリカからの指示も聞かなくてはならない。
菅直人を支えて、代表戦を乗り切り、脱落リベラルを根こそぎ隷米に仕立て上げろ。
この指令と、野中広務の恫喝の狭間で、マスゴミの政治部は深い苦悩の底にある。
アメリカの圧力は当然ならが野中にもかかっているはずだが、あのコイズミと死闘を演じて政界を追い出された野中であるから、そう簡単に軍門には下らない。
野中広務の厚顔無恥な対応に、上杉隆がくってかかっているが、彼個人の心情としては理解できるとしても、野中の戦略にとっては上杉のほうを振り返ってる余裕はないだろう。
誤解してもらっては困るので、いちおう書いておくと、私は野中広務を支持しているのではない。全然。
上杉VS野中という局面だけを見れば、上杉隆が完全に正しいと思う。
が、上杉氏は野中広務の戦略、ミッションを理解していない とも思う。
野中は、ネオ(エセ)リベラルを心底嫌っているのではないか。
田原総一朗だけを名指して「褒め殺し」にしたのも、その表れだ。
鳩山政権がレームダック化し、いわゆる反小沢=脱落リベラルが幅をきかせてきたタイミングで、野中は唐突に官房機密費の発言をした。
このことは、よく考えるべきだ。
そんな構図で考えてみると、ハマコーの逮捕は、野中への見せしめではないのかという気もする。
野中広務を応援しようとまでは思わないけれども、そういう脈絡で見ると、違った見方ができる。
蛇足ながら、NHKの景山日出夫が自殺したのは、この板挟が一つの原因ではなかったのか。
国営テレビでありながら反民主に徹底した、景山の生前の発言ぶりを思い返すと、そう思わざるを得ない。
もしそうであるならば自業自得であるし、どっちに転んでも国民目線なんて皆無だったとはいうものの、他の多くの評論家連中のように言うことをコロコロと変えてゴマカシ続けることのできなかった景山という人は、まだしも真面目だったのかもしれない。
いずれにしても、そのくらいのプレッシャーが日本列島を覆っているのだということは、この事件からも察することができる。
自分自身がそんなことにならないように、自分の目線と立ち位置は、はっきりさせておきたいものだ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK92掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。