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2010/8/13
「小堀氏への命の危険すら感じる取り調べ:裁判員制度と検察問題を考えるシンポジウムby岩上安身」
2010年8月7日、岩上安身がコーディネイトを担当した、『裁判員制度と検察問題を考えるシンポジウム』のもようです。出席者は、小堀隆恒枚方市元副市長、佐藤栄佐久元福島県知事、郷原信郎弁護士。
その1は、イントロダクションです。
●100807検察問題を考えるシンポジウム01.flv (You-Tube動画)
http://www.youtube.com/watch?v=d1VDWnkMfU4&feature=player_embedded
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その2では、小堀隆恒枚方市元副市長が枚方市の談合事件に絡んで冤罪で大阪地検特捜部から逮捕された経緯についてお話しています。
●100807検察問題を考えるシンポジウム02.flv (You-Tube動画)
http://www.youtube.com/watch?v=GJxKkHiYAjM&feature=player_embedded
その3では、小堀隆恒枚方市元副市長が枚方市の談合事件に絡んで冤罪で大阪地検特捜部から逮捕された後にうけた、罵詈雑言を浴びせられる等、過酷な人権無視の取り調べについて具体的にお話しています。
●100807検察問題を考えるシンポジウム03.flv (You-Tube動画)
http://www.youtube.com/watch?v=7h6KmnJtqFs&feature=player_embedded
その4では、小堀隆恒枚方市元副市長が枚方市の談合事件に絡んで冤罪で大阪地検特捜部から逮捕された後に、健康状態を無視され命の危険すら感じるほどの中、過酷な取り調べに抵抗しぬいた経験をお話されています。
●100807検察問題を考えるシンポジウム04.flv (You-Tube動画)
http://www.youtube.com/watch?v=y9Ex8Ell_bw&feature=player_embedded
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岩上安身氏のツイートから。
> 2010年8月7日、岩上安身氏司会、検察問題を考えるシンポジウム・ビデオ(前半) http://www.youtube.com/view_play_list?p=049F58073BC29513 拷問に近い取調べなどありえないと、皆思っています。実際は拷問そのもので、ぞーとします。新聞・TVは報じない検察
検察の拷問の手口の一つが、持病のある人間を拘置所に留置して、薬を取りあげ、体調が悪化しても、ろくな医療行為を受けさせないこと。先日のシンポジウムに出席した小堀さんのケースがまさにそれ。同じような目にあった女性のケースを、取材した。近々ビデオをアップする。
子宮内膜症を患わっていて、手術を受ける予定だったその女性は、ある日突然、官憲に連行され、拘置所に連れていかれ、薬を取り上げられた。3カ月間拘置され、出血が止まらなかった。凌辱に近い扱いである。
検事は、「ペットのワンちゃん、殺処分になっちゃうよ」と、脅した。脅すだけでなく、拘置されている間に、愛犬は本当に殺処分されてしまった。
彼女についた国選弁護人は、彼女の権利保護の為に何もしなかった。ずっとのちになってわかったことだったが、彼は有名なヤメ検弁護士であり、検察の身内だった。
三ヶ月の拘置のあと、彼女は米国の官憲に引き渡され、米国製の手錠、米国製の腰縄をつけられて、米国に護送された。犯罪人引き渡し条約により、米国で訴追された日本国民は、日本政府に守られることなく、米国へ送られてしまう。その逆はない。日米地位協定という不平等条約のためである。
彼女にかけられた容疑は、9・11同時多発テロの被災者向けのローンを詐取しようとした弁護士との共謀罪。本人はまったく身に覚えがない。米国では、誰かが「あの人と共謀した」というだけで、罪をかぶせられてしまう。
彼女にはアリバイもあった。しかし、ろくな審理もなく、司法取引を強いられる。罪を認めれば、実刑は免れられる。そういう約束だった。泣く泣くサインしたが、法廷では何と実刑を言い渡された。
刑務所送りにされた彼女は、そこで自分と同じように冤罪で送り込まれたアメリカ人女性と会う。名前はスーザン。スーザンはひどい拷問で精神を病んでしまっていたが、同房となった彼女の看護で、回復して行く。
数年の後、出獄した彼女は、金も、洋服も、鞄も、アクセサリーも返されず、囚人服のまま、日航機に乗せられ、東京へ送還された。財産も、家も失った彼女は、教会で行き倒れ、聖路加病院の救急救命センターで命を救われた。
検査によってわかったことだが、長い刑務所生活で、彼女はB型肝炎に感染していた。検査も治療も受けさせてもらえなかったが、自分の体内で抗体を作り出していた。
彼女は、どんな罪を犯していたというのだろうか。あの、9・11の際、倒壊したワールドトレードセンターのビルのすぐそばにいた彼女は、事件を目の前で目撃し、アスベスト被害のための証拠として、粉塵を採取していた。事件現場の写真もとっていた。
そして、NY在住の一市民として、ブッシュ政権の対テロ戦争政策に反対し、日本に帰国しては、目撃した事実を講演で話し、イラク特措法に反対した。「罪」があるとすればそれだけだ。その「罰」が、財産と、健康と、自由と、愛犬の命を失うことであるとは、誰が予想しただろうか。
今、彼女は、失意の中から立ち直り、自分の身に起きたことを手記にまとめつつある。冤罪被害者として、自分の無実を改めて訴え、私の取材も受け、この秋には、同房だったスーザンを日本に呼び、記者会見を行う。
元CIAだったスーザンは、一足先に単行本を書き、愛国者法によって訴追された自身の無実を訴えている。平和を訴えた日米両国の勇敢な女性二人は、自国の政府によって弾圧されたが、心を折られることなく、自身の名誉のために、立ち上がろうとしている。
> こういった活動家は多かったであろうに、なぜ彼女?
彼女はいわゆる活動家ではありません。NYで大成功していたビジネスウーマンであり、オペラ歌手でもありました。彼女は現場を見て、物証も採取していた。それが問題だったのかもしれません。
>> 検察の拷問の、持病のある人間を拘置所、薬を取りあげ、医療行為を受けさせないこと。…小堀さんのケース
> 三井環事件でも、検察は、三井氏が重い糖尿病にもかかわらず治療を怠り、暗殺しようとしましたね。
その通りです。
> あ、すみません。9.11の時でしたね。最近とは思えないくらいの話でショックでした。
彼女が訴追されたのは、テロから数年後、刑務所から出所できたのは近年のことです。
> その女性は検察に何かを要求されたり、交換条件を出されたんでしょうか。問答無用?
問答無用だったようです。起訴状すら示されなかったそうです。何が自分の身に起きているかわからない。知的虐待だといっていました。
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