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9月の民主党代表選を自分の宣伝の場所にしようとか、ポスト狙いで立候補する動きが出るとしたら、本当に困るね。(6月の代表選に立候補し、党国会対策委員長に起用された樽床伸二氏になぞらえて)「樽床効果」とか言われているようだけど、そんなことを許してどないすんのか。一国の首相を決めるという、国民が納得できる代表選にすべきだと思うんですよ。
こういうことを言うてええのか悪いのか分からんけど、菅直人首相は攻撃型・野党型ではある。まだまだ首相としての重みに欠けている。特に弁解や説明には向いてない。
けれども、総合的に言えば菅首相は他に比べてはるかに優れた資質を持っておるし、いろんな政策分野での蓄積もある。宰相を続けていけば安定感が出てきますよ。
だいたい、代表就任から(参院選投開票まで)わずか40日程度でした。参院選敗北の理由はいろいろある。菅首相本人が何回も謝ったように消費税問題もあるが、代表交代となれば「民主党は1年のうちにトップリーダーを3人も代えるのか」と問われるわね。
菅執行部に不満を抱く党内の一部のグループが非常に騒々しいが、すぐに代表を引きずり降ろすのは民主党のあしき習慣だ。何か起きたらすぐに代表の足を引っ張って代表を代えることで事足れりということをしておったら、わが党の統治能力が問われるだろう。
巷(こう)間(かん)では小沢(一郎前幹事長)や、または鳩山(由紀夫前首相)が、首相に対抗する方向で動いているという見方もあるが、そうは思わないね。
私は6日に、鳩山とだいぶ話をした。彼は「菅首相の続投を支持する」と言ってました。ただ、代表選が終わった後に「相当大幅な人事の刷新はすべきだ」とも言っていた。
全く同感だった。菅政権の中枢メンバーは、何かちょっと「左寄り」ばかりだと思われている。政権を安定させるには、挙党一致で保守の陣営も登用しなければいけないし、いつまでも「脱小沢」でもないよ。
小沢にしても、菅首相を代えようと考えているとは思えない。平成15年の「民由合併」のときには、党名もポストも求めず、政権交代のために努力すると言った。事実、それを実現した男だ。
(小沢氏は)自分が立候補して代表になりたいとか、誰かを立てて党人事で政権を掌握したいとか、党が混乱する行動を取る低次元な人物じゃない。もしそう見えるなら、周りの人間が忖(そん)度(たく)したつもりで独自に動いているんじゃないか。
(野党が多数を占める)ねじれになった参院では、新しい発想の国会運営でなければ乗り切れない。野党第一党の自民党とは何が国民のためかを真剣に話し合い、合意点を見いだす王道で行くべきで、大連立は筋違いだ。
数が足りんから、やれ第3の党、第4の党と結びつくといわれておるが、それも違う。公明党との連立は前近代的だ。自公政権の失敗という大きな教訓があるやないか。(佐々木美恵)
いしい・はじめ 民主党参院議員。衆院当選11回、参院当選1回。昭和9年、神戸市生まれ。75歳。米スタンフォード大院で政治学修士取得。自民党、新生党などを経て平成10年の民主党結成に参加。国土庁長官、自治相などを歴任。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100812/stt1008122226001-n1.htm
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