私、箕面市民です。現市長、倉田哲朗氏は東大卒の元総務相お役人、父上は静岡空港推進された静岡県選出自民党衆議院議員（昨年９月落選）、静岡県弁護士会会長も経験されています。山猿なのは、地元選出の自民党議員、与党議員は無教養かつ欲の皮の突っ張った連中です。北大阪急行の延伸と、伊丹空港廃止とをバーターするという橋下大阪府知事に応えて廃港に賛成しました。開発で地元が潤うからです。自分の懐を肥やすことしか考えない田舎者です。彼らに担ぎ出された倉田氏も、与党議員にこびへつらうことしか考えていません。頭が痛いです。

＞伊丹空港を廃止せよ、と大言壮語する向きは、…羽田でなく成田から国内線に搭乗せよ、と強制するのと一緒です。

　羽田は元々海岸部にあり､拡張も埋め立てで行われました｡これに対し､伊丹は人口稠密の内陸部にあります｡成田は東京駅から直線距離で約60キロですが､関西空港は大阪駅から約40キロです｡成田は24時間化が近隣住民との関係で容易でないが､関西空港はすでに旅客､貨物とも24時間化されています｡
　
　このように見てくると、伊丹と羽田を同じに論じるのは単純すぎます。

＞豊中市、池田市、伊丹市を始めとする空港周辺の大阪府・兵庫県の自治体は、…利便性高き大阪国際空港の存続を、空港維持費の費用負担も行った上で、求めているのです。

　伊丹空港は、大型ジェット機騒音が激化した60年代後半から住民の空港撤去運動が広がり､結果的に関西空港建設につながりました｡地元の伊丹市議会は73年「空港撤去都市宣言」を全会一致で決議しました｡周辺11市町が伊丹空港撤去デ歩調を合わせました｡便利さからいえば､代替空港は西宮または神戸沖に立地すべきだったでしょうが､とても受け入れられる状況ではありませんでした｡

　田中康夫氏は後年阪神大震災(95年)のあと、兵庫県にやって来ていろいろ住民運動に関わったようだが、伊丹廃港運動のころのことは直接ご存じないでしょう｡

　関西空港が実現するころになって、大阪・兵庫の経済界を中心に伊丹存置運動が目立つようになり、結局伊丹が残ることになりました｡伊丹市議会も07年に「空港と共生する都市」宣言をしました｡「撤去宣言」から35年で真逆になったわけです｡時代が変わったとしかいえないでしょう｡しかし､伊丹空港が地元経済にとって重要という考えは昔もあったし､逆に空港の弊害･危険性を指摘する意見は今もあります｡伊丹廃止論は､田中氏の言うように「大言壮語」ではなく､歴史的背景があるのです｡

＞関西国際空港は、その立地自体が、消費側の希望＝コンシューマー・インならぬ供給側の都合＝プロダクト・アウトな産物だったのです。

　関西空港も成田も､立地が適当だったかどうかは､疑問がありますが､今さら取り返しはつかないでしょう｡羽田にしても､当時不可能視された埋め立て拡張を最初から行うべきだったのではないかという気もします｡

　いずれにしても、東西空港問題の背景には、好むと好まざるとに関わらず「住民運動」があります。田中氏のように、その時時の風潮に乗って、近視眼的な住民運動を煽って歩いている人は、「プロダクト・アウトな産物」などと、難しい言葉を使って煙に巻くのが得意なのでしょうが、到底納得できる見方ではありません。

理由は、
>>04. 2010年8月12日 22:40:09: j9U8700IwUさんが書いているので重複を避けるが、まだ言い足りない面もあるよ。

　衆愚と愚民は違う。愚民は増すゴミに踊らされて、何も考えず為政者の言い成りだが、衆愚の中には賢者も存在する。

　賢者の多くは権力を持たないため、ただ時世の流れに贖うことが出来ず、大多数の愚民が形成する衆愚に巻き込まれて流されがちだが、確固たる思想があるため、為政者の思い通りには動かない。