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【写真】 怒りを爆発させたという小沢氏。“壊し屋”の本領発揮か
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100810/plt1008101619003-n1.htm
2010.08.10
9月の民主党代表選に向け、小沢グループなど反菅陣営の動きが活発化している。参院選大敗や菅直人首相(63)による独断的なマニフェスト修正の動きなどがその大きな理由だが、背景には党執行部から小沢一郎前幹事長(68)らを排除した怒りがあるのは間違いない。だが、民主党関係者の1人は「小沢氏側が本当に激怒して本格的な権力闘争に発展したのは、参院選大敗後の菅首相サイドのある行動が原因だ」と打ち明ける。果して、どんな虎の尾を踏んでしまったのか。
「第1検察審査会は先月15日午後、小沢氏について『起訴相当』より軽い『不起訴不当』の議決を公表した。同じ日の午前中、菅首相は公邸から官邸に入る時間を2時間も遅らせた。この異例の行動がクセものだった」
民主党関係者はこう吐き捨てる。
小沢氏の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、第1検審は2007年分を審査。04、05年分については東京第5検審が4月に「起訴相当」の議決をしており、第1検審も「起訴相当」となれば、小沢氏への世論の風当たりはより一層厳しくなったのは想像に難くない。
こうした中、菅首相周辺が不穏な動きをしていたという。前出の関係者が語る。
「直前の参院選(先月11日投開票)で、菅民主党は改選前から10議席減、自民党に改選第1党を奪われる大惨敗を喫した。内閣支持率も60%台から1カ月で30%台まで下落し、『菅首相は(代表選までの)余命60日』といわれた。何か、起死回生の策が必要だった」
「菅首相周辺は、6月の組閣直後の支持率が60%台と高かった理由を『脱小沢・反小沢布陣』を敷いたためと分析していた。そこで、小沢氏に『起訴相当』の議決が出た場合、菅首相が電光石火で離党勧告を行い、支持率回復につなげようという準備が進められていたようだ」
確かに、菅首相周辺には「反小沢」の重鎮、仙谷由人官房長官(64)や、「反小沢」の急先鋒、枝野幸男幹事長(46)らがいる。「政治とカネ」の問題を引きずり、悪役イメージの強い小沢氏を党から追放できれば、菅首相は拍手喝采を浴びる−という計算だったのか。
検審はメンバーも日程も非公開で、永田町でも「7月中には第1検審の議決が出るのではないか」と伝えられていた程度。しかし、「議決結果までは不明だが、公表日時は事前に首相官邸に伝えられていたらしい」(官邸周辺)。
ただ、結果的に、第1検審による小沢氏への議決は「起訴相当」より軽い「不起訴不当」で、この奇策は先送りとなったというのだ。
当時、菅首相は公邸入りが異例に遅れた理由について、「いろいろ手紙を読んだりしていた」と記者団に語り、「引きこもり」「もはや首相をやる気が失せたのでは」など、さまざまな憶測を呼んだのは記憶に新しいところ。
その後、しばらくして小沢氏側はこうした官邸サイドの動きを把握。
「表では『会っておわびしたい』といいながら、裏で政治生命を断とうとするとは…。菅、許すまじ」「東京地検特捜部の小沢氏への判断はあくまで不起訴。魔女狩り的な検審の議決をもとに、政権交代の大功労者を追放してはならない」など、菅首相周辺に対する怒りが静かに広がっているという。
策士策におぼれるという言葉があるが…。
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