http://www.asyura2.com/10/senkyo92/msg/119.html
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引用部分で触れられている「沖縄のシリコンバレー計画(=グリーン同盟)」は、2010年5月28日の日米共同宣言で、SACO合意・ロードマップには無かった、新たに加えられた部分です。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/joint_1005.html
外務省も防衛省も、どこの国の国益に忠誠を誓っているのでしょうか。
(今も、日本語は仮訳のまま)
2010年 08月 07日
米国のプロコンスル(執政官)、ジョン・ルース大使の国外追放ものの非礼
http://amesei.exblog.jp/11699475/
《一部転載開始》
(前略)
ただ、その午後になって入ってきたこの式典のニュース報道を見て、考えを変えた。ルース大使がこの式典にわざわざ出席したことの意味が見えてきたからである。(国務省のクローリー報道官は、ルース大使が原爆投下について謝罪することはない、と表明したという)
ニュース記事を貼り付ける。
(貼り付け開始)
首相「核抑止力は必要」 三原則の堅持強調
2010年8月6日 東京新聞夕刊
菅直人首相は六日午前、広島市内で記者会見し、秋葉忠利市長が平和記念式典での平和宣言で米国の「核の傘」からの離脱を日本政府に呼び掛けたことについて「国際社会は大規模な軍事力がまだまだ存在しており、大量破壊兵器拡散の現実もある。核抑止力は日本にとって引き続き必要だ」と述べた。
秋葉氏が求めた非核三原則の法制化についても「私の内閣でも三原則を堅持する方針に変わりない」と述べた。
また、首相はオバマ米大統領が十一月の訪日時に広島、長崎を訪問する可能性について「実現すれば意義深い」としながらも「わたしの方から『こうすべきだ』と予断を与えるようなことを言うのは控えた方がいい」と述べ、米側の判断を見守る姿勢を示した。
一方、北朝鮮の核開発をめぐる六カ国協議再開について「韓国哨戒艦沈没で北朝鮮の関与が明らかになっており、何事もなかったように再開することは難しい状況だ」と語った。
(貼り付け終わり)
被爆した広島市の秋葉市長が核廃絶をいうのは「式典の作法」のようなもの。ただ、この発言を受けて菅直人首相はわざわざ核抑止力の必要性に踏み込んだ発言をした。こういう場所でセンシティブな発言はすべきではない。私も何も核抑止力が存在しないというつもりはないが、あえて言えば「ドントアスク・ドントテル」(言わぬが花)というものだ。
核抑止力の問題はいわゆる「非核三原則」の公式的な骨抜きの問題にも繋がっていく。実態はどうあれ現実政治は「アメリカが核を持ち込んでいても見て見ぬふりをする」ということで上手く回ってきた。日本は「善意の第三者」を装うという大人の対応を取ってきた。(だから私は核持ち込みの密約問題をことさら政治化することにも反対)それを表の発言としてしかも慰霊祭で発言する首相は空気が読めない人物だ。
ある意味では秋葉市長はその場の空気を読めたが、菅首相は得意の「現実主義」の立場から、わざわざ市長に公開の場で「論戦」を挑んだわけだ。そういうのは田母神俊雄氏の役回りだったはずだが。
さらに、新聞報道はルース大使が「謝罪と和解のスピーチ」どころか、犠牲者への献花もしなかったと報じている。これは非礼を通り越して、他の国であれば、大使を首相官邸や大統領府に召還して問いただすほどの問題だ。菅首相は今年の4月、アーリントン墓地に出向いたとき、アメリカの戦没者の霊に献花している。ルース大使というのはこういう当たり前の国際常識すらわきまえていない人物、ということになる。
ルース大使は元々沖縄のシリコンバレー計画(=グリーン同盟)をアメリカの意イニシアチブで推進する、日本には資金を半分出させるという観点でスタンフォード大学人脈が送り込んできた元ベンチャー支援専門の弁護士だ。沖縄の普天間問題はアメリカの国内事情による移転延期を日本に責任転嫁する形で行き詰まっているが、沖縄のシリコンバレー計画は中国牽制という安全保障上の目標と絡んでいるので着々と進むだろう。これの日本が負けっ放しである状況をひっくり返すチャンスは11月の沖縄知事選挙で左派系の伊波洋一が当選するくらいしかないだろう。
私がBBCの中継映像を見て感じた、ルース大使やその側近に対する違和感。そして、菅首相のあの場での言わなくても良い「核抑止力必要」発言。これを総合して考えると、ルース大使はあの場にやってきたのは、「日本の首相の発言を監視すること」が目的だと判断するしかないように思える。
そもそも「核無き世界」の提唱者が、キッシンジャー&シュルツ元米国務長官という当たりで私はビジネスのにおいを数年前に感じて、醒めた目で見てきた。アメリカが核兵器を廃絶してもしなくても、他の国が一斉に廃絶しない限り意味はない。オバマの核廃絶はただのプロパガンダである。
※追記:なお、ルース大使は家族で去年10月に広島を訪れたときには慰霊碑に献花したと読者から指摘されたのでその時の記事を参考までに貼り付ける。これは逆に言えばルース大使の意思ではなくアメリカの現政権が広島原爆謝罪不要の立場であるということを明らかにしている。
http://www.asyura2.com/09/senkyo72/msg/731.html
(後略)
《転載ここまで》
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