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>「みんなが少しずつ勇気を出せば組織は変わる」
阿久根市職員は、この言葉を、かみしめて、
市民とともに苦労を分かち合いながら、仕事をしていって欲しいものだ。
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2010/08/06 (金) 正義を貫く勇気(阿久根市長 竹原信一のブログ)
http://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=521727&log=20100806
8月2日付けで仙波敏郎氏を副市長に選任しました。
仙波氏は、1949年愛媛県生まれの61歳。元愛媛県警巡査部長です。
幼い頃に父を病で亡くして、貧しい暮らしの中、仙波氏は母親から「悪いことをするな」と教えられて育ちました。
夏目漱石の「ぼっちゃん」の舞台として知られる愛媛県立松山東高校を卒業後、愛媛県警察官採用試験にトップの成績で合格します。1973年24歳で巡査部長昇進試験に合格しますが、警察の裏金作りの「ニセ領収書」を書くように求められます。しかし、「警官が犯罪行為をしてはならない」と、これを拒否しました。
警察では警官に「ニセ領収書」を書かせて作った裏金を警察署長が懐に入れます。仙波氏は言っています「全ての警察署の全ての署長がそれをやっている。全員が犯罪者だ。」「ニセ領収書を書かない者は組織の敵」として迫害されます。いくら勤務成績や学科試験が優秀でも昇進試験に合格する事はありません。仙波氏は昇進を諦め、一生を巡査部長として勤める覚悟をしました。
それでも警察組織は容赦しませんでした。警察幹部は仙波氏を徹底的に嫌い、転勤に次ぐ転勤を強いました。わずか16年の間に9回です。
その後、何度も「ニセ領収書」作成の協力を要求されましたが、彼は一度も裏金作りに手を貸しませんでした。
2005年の1月に、仙波氏は警察の裏金の実態を実名で内部告発します。
「警察は裏金作りのために意図的な冤罪作りまでしている。このままいったのでは警察には明日は無い」
警察を愛すればこその行動でした。このことで、「鉄のピラミッド」の異名を持つ警察は、仙波氏を「組織不適合者」として懲戒免職に追い込むために全力をあげました。
報復人事で仕事を与えず孤立させました。更に「仙波氏と口をきいた者は文書で報告」など、組織をあげて徹底的な嫌がらせをしました。いじめです。大学生の息子のアルバイトが全て断られるなど、警察の嫌がらせが仙波氏の家族にまで及びました。
報復人事の事では裁判になり、仙波氏が勝訴しました。仙波氏を支援する弁護士は85人もいます。全員がボランティアです。
仙波氏は粘り強く、そして不正に手を染めることなく、地域の人々に愛され、親しまれながらも全国指名手配犯を逮捕するなど数多くの功績を残して2009年3月31日に一警官としての職務を全うして退職の日を迎えました。
警察OBの15万人、現役警官25万人、合計40万人もの警官の中で犯罪者ではない唯一の警察官。それが仙波敏郎氏です。
私は愛媛の誇り、そして勇気の象徴でもあり、警察官の他、たいへん多くの方々から愛され尊敬されている仙波敏郎氏を阿久根市の副市長としてお迎えできた事を感謝しています。
彼は言います。「みんなが少しずつ勇気を出せば組織は変わる」
市役所職員や市民の皆さんと共に仙波敏郎副市長の「正義を貫く勇気」に学びたいと思います。
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