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小鳩“菅降ろし”で結束 公然反旗で党内はカオス状態
民主党は5日、国会内で両院議員総会を開き、党代表選を「9月1日告示、14日投開票」とすることを正式決定。菅直人首相(63)が求心力を失っているだけに、党内では「反菅」を掲げて対抗馬擁立を目指す動きがあちらこちらで起きている。こうした中、カギを握る鳩山由紀夫前首相(63)のグループが、今月中旬の研修会に小沢一郎前幹事長(68)を招待するなど「小鳩」が結集する気配が広がり、“カオス化”が加速している。
参院予算委員会で菅首相が野党の猛攻撃にさらされた4日も、民主党議員の間ではグループ横断的な活動が盛んに行われた。
都内の土佐料理店では、引退した小沢氏の側近、高嶋良充前参院幹事長(69)を囲む会合が開かれた。
反小沢の「七奉行」に対抗して、高嶋氏が親小沢の「七人の侍」と名付けた樽床伸二国対委員長(50)、松本剛明衆院議運委員長(51)、細野豪志幹事長代理(38)、三井弁雄国対委員長代理(67)、樋高剛(44)、伴野豊両前副幹事長(49)、松井孝治前官房副長官(50)が集まり、輿石東参院議員会長(74)や平野博文前官房長官(61)も出席した。
高嶋氏は会合後、「対抗馬を擁立しなければならない、という認識で一致した。代表選に勝利するには『薩長同盟』をつくることだ」と明かした。
小沢氏に近い山岡賢次前国対委員長(67)は3日に続いて都内の私邸に衆院1回生を集めて納涼会を開き、小沢鋭仁環境相(56)も、議員8人を集めて会合を開いた。党内グループに属さない松本龍両院議員総会長(59)も同日夕、衆参15議員で勉強会を開催した。
こうした中、鳩山グループが今月19日に長野県軽井沢町で開く研修会に、小沢氏を招待していることが明らかになった。関係者によると、小沢氏は本人を含め、小沢グループ約20人規模での参加を検討しているという。
その鳩山グループは5日昼の定例会合で、鳩山氏を最高顧問として迎え、今後はグループの勉強会を「鳩山友愛セミナー」との名称で開催することを決めた。鳩山氏は昨年9月の首相就任に伴い、会長ポストを大畠章宏氏(62)に譲り、これまでグループ活動への参加を見送ってきた。会合には小沢氏に近い松木謙公国会対策副委員長(51)も出席した。
鳩山氏側近である中山義活前首相補佐官(65)は「昨年の衆院選マニフェストは重い」と菅首相らによるマニフェスト見直しの動きを牽制。会合後、「研修会の参加者は100人は超えるだろう」と記者団に語った。
それだけに、民主党中堅議員は「七人の侍の中核は鳩山、小沢グループ。山岡氏が6日に開く勉強会の世話人代表にも、両グループの重鎮が並んでいる。しかも参加を呼びかける紙には、〈『座して死を待つ』というわけにはいかない〉と書いてあり、事実上の宣戦布告になっている。勉強会の前には鳩山氏の講演もある予定だ。小鳩による菅降ろしが本格化するかも」と話す。
一方、民主党の護憲派中堅若手による「リベラルの会」の約20人は4日夜、都内の中華料理店に集まった。同会には平岡秀夫内閣副大臣(56)ら菅グループに近い議員が多いにもかかわらず、首相支持でまとまらなかったという。ある若手議員は「菅首相が官房長官や幹事長を前原グループに明け渡したことで、身内に不満が広がっている」と明かしたが、菅首相にとって非常事態といっていい。
さまざまな思惑をはらみ、代表選に向けた権力闘争は激化する一方のようだ。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100805/plt1008051618005-n2.htm
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