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このクソ暑い最中、もっとも政局を愉しんでいるのが、誰あろう宇宙人で前首相の鳩山由紀夫である。9月の代表選の票読みでキャスティング・ボードを握ると思われるだけに、鳩山の一挙手一投足に民主党議員のみならず、マスメディアも野党も国民も大いに関心を持って見守ると云う構図になっている。
既に、鳩山は9月の代表選で菅直人の再選を支持する意向を表明している。しかし、この支持には幾つかの条件が菅直人に突きつけられてもいる。端的に言えば、09年政権交代時の民主党マニュフェストに戻れと云う事と、もう一つ人事で脱鳩山、脱小沢色を一掃せよと云うものだ。つまり、以前のような小沢・鳩山・菅のトロイカ体制に戻せと言っているようだ。
しかし、菅直人がその鳩山の意見具申に従うとなると、トリプル変節政治家となってしまう訳で、流石に鳩山の意見具申に乗ることは無理なのではないだろうか。半年程度の間に、3回も変節するのは昆虫でもあり得ない話である。(笑) しかし昆虫以上の生命力をもって、変身の術を繰り出さないとも限らないのが、この菅直人と云う男でもある。
小沢と鳩山を無任所大臣で内閣に取り込み、双方に副総理の椅子を用意するくらいは平気でやるだろう。ただ副総理兼無任所大臣として祭り上げ、実権を菅・仙谷・枝野体制を温存するようだと小沢一郎はにべも無く言下に断るだろう。鳩山は与党民主党内の最高顧問的存在で満足するかもしれないが、小沢はそう云う訳にはいかない。政治、行政、地域主権の三つの改革を政治主導で行える実のある組織が必要な訳で、己の地位がどうのこうのは全く興味がないといっても過言ではない。
それでは、菅直人が小沢一郎に全面的に土下座して、仙谷・前原・枝野等を切れるかと言えば、そう簡単ではないだろう。自らの見栄もあるし、ほんの数ヶ月前の己の姿を全否定することは考えにくい。また、それを実行したとなると、仙谷・前原・枝野・野田らの議会における謀反(クーデター)と常に隣り合わせの政権運営を余儀なくされる。
どうも、鳩山由紀夫の二枚舌戦術は徒労に終わる可能性が高いと筆者はみている。鳩山グループの夏季研修会に小沢が参加するかしないかニュースになっているが、参加してもしなくても小沢一郎の菅直人・仙谷・枝野ラインへの怒りは沸点に達していると見るべきだろう。小沢一郎にしてみれば、結束力で信用度が低い鳩山グループを何処まで当てにすべきか半信半疑だろうし、敵にしない程度のつき合いは必要だと云うレベルになるのでないのだろうか。
既に鳩山グループから海江田、小沢鋭の二人が代表選に色気を出し始めているだけに、鳩山グループを50〜60人と読むことは到底出来ない。小沢は鳩山グループが分裂気味になっている現状を既に把握しているようだ。現時点では、菅直人が代表選出馬表明をしているだけで、他の議員の正式表明はない。菅直人VS小沢一郎なら、間違いなく小沢一郎の圧勝で終わるだろう。菅直人VS小沢が推薦する候補者でも小沢側が勝利するだろう。票読みが複雑になるのが、3人以上の候補者が出てきた場合だ。
この場合、出てきた候補者の顔ぶれでも異なるが、票読みが非常に難しくなる。以外にこうなると現政権菅直人が強みを発揮する状況も考えられる。最終的にはいつも通りの結論だが、絶対に勝てる時に出馬して、一気呵成に政治、行政、地域主権の三つの改革を政治主導で行える政治家は小沢一郎しか存在しない。ここは骨を埋めるつもりで、国民の為に今までとは異なる小沢一郎を見せて貰いたいものだ。小沢さん、心ある国民は覚悟を持って、アナタの出番を待っているのです。
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