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(回答先: 警察はどう決着をつけるか リチャード・コシミズ氏への殺害予告 (属国離脱への道ブログ) 投稿者 新世紀人 日時 2010 年 8 月 05 日 00:11:27)
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異邦人 (小説)
『異邦人』(仏: L'Étranger)は、アルベール・カミュの小説。1942年刊。人間社会に存在する不条理について書かれている。カミュの代表作の一つとして数えられる。カミュが46歳の若さでノーベル文学賞を受賞したのは、この作品によるところが大きいと言われる。
主人公の「太陽のせい」というセリフが有名。邦訳としては、新潮文庫版の窪田啓作訳が広く知られ、冒頭一行目の「きょう、ママンが死んだ。」という訳も有名。
(中略)
あらすじ [編集]
アルジェリアのアルジェに暮らす、主人公ムルソーのもとに、彼の母の死を知らせる電報が養老院から届く。母の葬式に参加したムルソーは涙を流すどころか、特に感情を示さなかった。彼は葬式に参加した後の休みの期間中、遊びに出かけたまたま出会った旧知の女性と情事にふけるなど、普段と変わらない生活を送る。ある晩、友人レエモンのトラブルに巻き込まれ、アラブ人を射殺してしまう。ムルソーは逮捕され、裁判にかけられることになった。裁判では人間味のかけらもない冷酷な人間であると証言される。彼の母親が死んでからの普段と変わらない行動は無関心・無感情と人々から取られたのだ。彼は裁判自体にも関心を示さず、裁判の最後で殺人の動機を問われ「太陽が眩しかったから」と答えた。判決では死刑を宣告され、ムルソーはそれすら関心を示さず、上訴もしなかったため、死刑が確定した。留置場に司祭が訪れ、ムルソーに悔い改めるように諭すが、彼は司祭を追い出す。留置場の中でムルソーは、死刑の瞬間に人々から罵声を浴びせられることを人生最後の希望にする。
(後略)
(新世紀人の感想)
異邦人は若い頃に小説も読み、映画化された作品も見た。
当時抱いた感想と現在ではかなり違ったものがあるが、それはこの作品の優秀性によるものだろう。
現代にピッタリと嵌っているではないか。
犯罪を「太陽が眩しかったから」とし、死刑とされる事を望む。
それは一般人には通じない論理ではあるが、
滅び行く者には通ずる論理である。尤もその自覚の程度は様々である。
彼らが司祭を排除したいのは当然だろう。
「太陽が眩しかったから」…それは、「真実が眩しいから」と言い換えることが出来るのだ。
異邦人の描写にはアルジェリアの暑い太陽が影響しているとは言えるが、今年のような暑い夏では日本でもこの描写が判ろうというものである。
滅び行く金融資本帝国と追随旧勢力の心理的あり方にこの小説に描かれた犯罪者の真理が重なる。
カミュの非リアリズムの鬼才が光っている。
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