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昨日のブログタイトルに国会審議が始まり正念場となると書いた。そこで国会中継を見てみた。野党、特に自民党とのやり取りを見て、まさにねじれ国会そのもので、自民党の谷垣氏、石破氏などの質問はまるで与党の議員が発言しているかのように、優越感に浸って菅総理を見下していた。石破氏に至っては、菅氏の舌鋒鋭い野党時代の菅氏の方が好きだったと言い、首相は大変だが昔の野党時代の姿に戻ってがんばってもらいたいとまで言われてしまった。随分と見下されてしまったものである。
これも菅氏のせいであるが、昨年夏に政権交代させた支持者もこのような光景を見せられるとは思ってもいなかった。石破氏は例の蛇のような、ねちっこく、自分で自分の言葉に陶酔したような言い方で、普天間基地移転で鳩山政権が国外、県外と言ったことが、折角自民党が辺野古移転に決めたことを台無しにしてしまったと非難した。さらに辺野古移転を受け入れてくれた稲嶺元知事に謝りに行けというようなニュアンスで述べていた。
これを聞きながら菅氏は少なくとも同じ政権の副総理をやっていたので少しは弁解をするのかと思っていたが弁解はしなかった。私が菅氏なら少なくとも前政権のNo2にいて連帯責任を負っていたのなら、沖縄県民の総意は国外、少なくとも県外と思い米国、国内等への移転を最大限努力したことを言い、ただ図らずも沖縄県民の要求に答えられず混乱させてしまったのはすまなかったと述べただろう。
菅政権の野党とのたかだか1日のやり取りを見ていて、この菅政権の体制で次期衆議院の解散まではとても持たないように感じる。野党に対する全ての対応が、ひたすら相手の顔色を窺って腰が引けた回答しか出来ないようでは、政策も妥協の産物でどこに民主党らしさを出せるか分からなくなってしまう。これでは政権交代した意味が失われ元の黙阿弥となってしまうことは歴然である。
特に自民党の質問の基調は鳩山政権の時と違い攻撃度は軽くなり妙に馴れ馴れしい。その理由は菅政権である方が組み易く、また政策も自民党と似ているので御し易いと見ているからと思う。そこそこの質問はするがあまり追い詰み過ぎて代表選挙で菅氏が負けるようなことはしたくないことが窺える。
このような、自民党と慣れ合うような中途半端な政策をやられるのなら、もう一度衆議院を解散して信を問うてもらった方がいいのではないかと思えるようになってきた。自民党自体が9月の代表選挙の結果を気にしている。自民党の柴山氏は本国会質問の中で鳩山氏、小沢氏の「政治とお金」の問題について取り上げ小沢氏の代表選への出馬を牽制していた。この問題を相変わらず取り上げることは小沢氏に出て貰いたくないことを示している。
前述したが菅政権ではこのままでは早晩行き詰ることは確かと思う。もっと強烈な指導者が必要であろう。9月14日に代表選挙が開票されることが決まった。もし、解散をしないでこのまま政権を担うなら立ち枯れしないように余程信念、理念を有した政治家が行わないと運営出来ないと思われる。
これはこのブログで何回も書いているので、またかと言われるかもしれないが小沢氏しかいないと考えている。小沢氏も検察審査会の結果を見ているのであろうが、これだけ国会でいつまでも言われ続けられるのなら国会の倫理審査委員会にも出席して弁明した方がいいのではないかと思っている。
小沢氏が出てきてもねじれの状態は変わらないというが、ここは部分連立などの動きも必要に思える。それをやれるのは小沢氏ぐらいしか見当たらない。ここに至っては黙って日本の沈没を待つならば肉を切らして骨を断つぐらいの覚悟がないと日本は救われないと思われる。
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