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2010-08-03 08:08:01
政治主導が聞いてあきれる…菅内閣の予算編成
民主党菅直人はすでに正常な判断力を失っているようだ。
言うことやることがすべて裏目に出ている。
消費税増税を口走ったのはまだ「無知からくる判断ミス」と言ってもいいだろう。
しかし、参院選の結果が出てからは思考停止、判断力不在とでも言うべき惨状である。
@ 落選した千葉法務大臣を残留させたこと
議員の座を持っていても何も出来なかった大臣である。議席を失って意気消沈している人間にできることなどない。民間から起用した大臣と、落選して民間人になった大臣とは似て非なるものである。
死刑執行にハンコを押し、しかも執行に立ち会うなど、これまでの言動と真逆の行動を取れる人間などまるで信用できない。
A 代表選後の大幅内閣改造を表明したこと
役人どもは、どうせ交代させられる大臣に忠誠を誓うはずはない
B 小沢一郎に面会を求めて無視され続けていることを自ら認めていること。
こんなことは水面下でやること。
脱・小沢路線そのものにも疑問符がつけられた。
C 国家戦略局の格下げを表明
脱・マニフェストの宣言である。
D そして最大の愚行・国民への裏切りは2011年度予算の要求基準の中身である。
概算要求基準の要旨 (http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010072701000910.html)
政府が27日閣議決定した「2011年度予算の概算要求組み替え基準」の要旨は次の通り。
1 元気な日本復活特別枠
(1)規模は1兆円を相当程度超える。
(2)「組み替え対象経費」の10年度当初予算額と概算要求枠との差額を、特別枠の「要望」基礎枠とする。要望内容は、マニフェスト(政権公約)の実現、デフレ脱却・経済成長、雇用拡大、人材育成や国民生活の安定・安全に資する事業。
1 「基礎的財政収支対象経費」要求ルール
年金・医療などの経費は高齢化に伴う自然増を加算して要求できる。地方交付税交付金は「中期財政フレーム」との整合性に留意。「経済危機対応・地域活性化予備費」は今後の経済状況を踏まえ予算編成過程で検討。
高校の実質無償化、農業の戸別所得補償、高速道路の無料化を除く組み替え対象経費は、10年度当初予算の90%の範囲(概算要求枠)内で要求。
要は、請求額を一律10%カット、その分は後で何かで埋め合わせするということらしい。
その埋め合わせは、政治主導でその1兆円を配分するという形を取るというわけだ。
特別枠、玉虫色の決着=予算組み替え難航必至−概算要求基準 (jiji.com 2010/07/26)(http://www.jiji.com/jc/zc?k=201007/2010072600825)
政府・民主党は2011年度予算の概算要求基準で、調整が難航していた成長分野に重点配分する「特別枠」の規模について「1兆円を相当程度超える額」との表現で折り合った。「2兆円」を主張する党側と、規模明示に反対した財務省の間を取った「玉虫色」の決着といえる。
財務省は「各省庁が歳出削減に努力すればするほど、特別枠の規模が大きくなる」と強調。
この政府は一体なんなのだ?
「党側と財務省の間を取った」?
実情もその通りなのだろう。
財務省もひどいものだ。
各省庁の鼻先に人参をぶら下げたようなこのやり方は一体何なのだ!
この傲慢さには言葉もない。
それはそれとして、これまで民主党はなんと言ってきたか?
国の総予算は、特別会計を含む200兆円である。
その200兆円を組み替えて政策を実現する。
財源は十分である。
それが特別会計にはまったく触れずに、一般会計の一部だけの一律10%の削減。
その削減した1兆円の使い道を政治主導で決める?
これでは自民党時代の族議員や大臣どもによる復活折衝と同じではないか!
予算の大部分は財務省が決定する。
政治家どもにはほんのわずかのエサを与えて顔を立ててやる。
政治家どもは、そのわずかのエサを奪い合って見せ場を作る。
菅内閣の罪は大きい。
自民党は、特別会計にはほとんど手を突っ込めなかったし、その気もなかった。
埋蔵金などと騒がれるようになって仕方なくわずかばかりを引き出すようになったが、特別会計の根本には手つかずであった。
民主党ははじめから200兆円を視野に入れてマニフェストを作ったのではなかったか。
政治主導で200兆円の総予算を組み替えれば、10兆円や20兆円などすぐにもひねり出せる。
そう言って総選挙を戦ったのではなかったか!
1年経ってみると、200兆円のうちのわずか1兆円の奪い合い。
それが政治主導か!
政策コンテストなどと話題作りには頭を使っているが、所詮財務省に投げ与えられたわずかのエサの取り合いに過ぎない。
2010年度予算については仕方のないところもあった。
前回総選挙、投票日は2009年8月30日であった。
そして民主党内閣の発足は9月16日である。
しかも投票日の翌日8月31日は10年度予算の概算要求の提出日であった。
10年度概算要求:一般会計は過去最大の92.1兆円−国債費21.9兆円 (http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003008&sid=aOohlPcPdw_w)
8月31日(ブルームバーグ):政府の2010年度一般会計の概算要求総額は09年度当初予算を3兆5800億円程度上回る92兆1300億円程度となった。要求段階では過去最大で、国債の利払いに充てる国債費の増加などが要因。財務省が31日公表した。
これは麻生政権の下での概算要求である。
民主党はこの概算要求を凍結し、10月半ばに出し直しを決定した。
(10/16)概算要求94兆円台に 10年度予算、過去最大規模 (日本経済新聞)(http://markets.nikkei.co.jp/features/25.aspx?id=AS3S1601E%2016102009)
財務省が15日締め切った10年度予算の概算要求で、国の財政規模を示す一般会計の歳出総額が94兆円台に達したことがわかった。09年度当初予算(88兆5480億円)より6兆円程度多く、要求額としては過去最大を更新する。民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)に盛り込んだ目玉政策を実行するのが主因。
この時には、特別会計を含めた200兆円の組み替えには時間が足りないという言い訳にも納得はできた。
概算要求を一旦凍結するのが精々であったのも理解できる。
一般会計に大幅に切り込むことも難しかったであろう。
しかし、今回は違う。
政権を握ってすでに1年近くが過ぎようとしている。
その間、民主党政権は何をしてきたのか?
大胆な予算組み替えを主導するはずの国家戦略局(室)は看板を掲げただけで何の仕事もしなかった。
初代国家戦略局(室)長は副総理の菅直人。
間もなく菅直人は財務大臣に横滑り。
そして待望の内閣総理大臣。
一年間、菅直人は予算の中心に座り続けたのである。
その菅直人の一年間の総決算が200兆円のうちのわずか1兆円の争奪戦という政治ショーか!
率にして0.5%。
わたしたちが期待したのはそんなものではなかったぞ!
───
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