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菅直人首相(民主党代表)が9月の代表選出馬を表明したことを受け、党内各グループの動きが急だ。小沢一郎前幹事長と距離を置く前原誠司国土交通相、野田佳彦財務相らは相次ぎ首相再選支持を明言。対立候補を探しあぐねる小沢氏サイドをにらみつつ、一気に再選の流れをつくろうとの算段だ。ただ、首相は小沢氏の動向を注視しながら、「和戦両様」の構えを崩していない。
「代表選であらためて私自身の行動も含め皆さんに判断いただく」。首相は7月29日の党両院議員総会で、自らの消費税発言が響いた参院選大敗の責任問題に関し代表選で審判をあおぐと説明。だが小沢氏に近い議員からは「責任を取るべきだ」と集中砲火を浴びた。
これが非小沢勢力の危機感をあおった。前原氏は同日夜の議員グループ会合で再選支持を表明。翌30日には野田氏が頻繁なトップ交代は避けるべきだとしたほか、岡田克也外相も「首相が短期間に代わるのは国益を損なう。長くやることが必要だ」と重ねて力説した。
一方、同じ閣僚でも小沢氏と気脈を通じる原口一博総務相らは再選支持を明言しなかった。田中真紀子元外相は小沢氏出馬に期待感を示した上で、首相の再選意欲を「ナンセンス」と酷評。小沢氏系議員が期待を寄せているとされる海江田万里衆院財務金融委員長は代表選出馬に含みを残しており、小沢氏との距離感を反映する形で、首相再選の是非をめぐる「色分け」が進みつつある。
こうした構図を背景に、注目を集めるのが鳩山由紀夫前首相。7月22日に再選支持を表明した際には「現時点で」とも述べ、条件付きと受け止められた。自らの議員グループと8月19日に長野県軽井沢町で研修会を開く予定で、キーマンとしての存在感を高める。
首相は先の記者会見で、小沢氏の処遇に関し「代表選の後のことまで、今の段階で『こうしたい、ああしたい』というのは、ちょっと早すぎる」と言葉を濁した。6月の前回代表選への出馬会見で「(小沢氏は)しばらく静かにしていただいた方がいい」とはっきり指摘したころの立ち位置を変え始めたようだ。
両院議員総会で首相は、再選を前提に脱小沢の象徴的存在である枝野幸男幹事長を含めた執行部刷新にも言及。小沢氏からも支持を取り付けて再選を果たし、挙党態勢を構築した上で秋の臨時国会に臨みたいとの思いが読み取れる。脱小沢アピールだけで民意を引き寄せられないことを参院選で身をもって知ったことが背景にありそうだ。
だが小沢氏は首相の面会要請に応じないだけでなく「改革が後戻りしている」と首相批判のトーンを強めるばかり。小沢氏側近も前原氏らの動きを「首相をころころ代えるのは良くないというが、菅首相ではねじれ国会で早晩立ち往生する」と盛んにけん制している。
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