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平野貞夫氏と野中広務の議会政治刷新のメルマガが届いた。菅直人代表、枝野幹事長は政治家である前に、まっとうな人間になれとの旨の主張をされており、菅直人民主党政治が日本の議会政治を崩壊させたという。同感である。民主党は事業仕分けの前に、同党所属議員の仕分けを行うべきだ。
国民新党の亀井静香代表は28日、世界の「経済は非常事態にある」、「財務省主導のちまちました予算編成をひっくり返すのが本当の政治主導だ。デフレスパイラル不況克服のために、2,3年間は役人から埋蔵金を取り戻し、新型国債を発行して財源を調達して、思い切った財政出動を行い、50兆〜60兆円の税収を確保できる経済にしないといけない」、「政党は政策を立案するだけではダメだ。財源を明示しないと話にならない。そういう意味で、国民に本当に必要な政策を行うためには、大連立であろうが小連立であろうが、(日本経済の現状と積極財政の必要性が分かる)政党の理解と協力を得ないといけない。仙谷官房長官はそういう意味で(大連立を)言ったのだろう」旨の発言を行った。
仙石由人官房長官は弁護士出身だから、経済が分からないうえに、過去の慣例にとらわれる。亀井氏が必死で説得に当たっているようだ。民主党の有力ブレーンから2008年秋に聞いた話だが、「最も危険な人物は仙石由人。鳩菅もダメだ」と言っていた。その通りになった。
ここは、「共生社会の実現」「国民の生活が第一」を訴えて代表になった小沢一郎氏に代表戦に再立候補してもらって、再登場してもらい、総理大臣になって財務、外務、法務、経済産業省の官僚を一喝できる、胆力があって知恵深い各大臣を任命してもらわないといけない状況だ。最近、前原誠司氏が小沢氏とよりを取り戻しているとの話も聞くが、民主党の両院議員総会に欠席したようだ。結婚披露宴に出たとの話もある。難局を乗り越えるのは小沢氏をおいて他にはいないだろう。正面突破あるのみだ。ただし、理念・政策面での、野合でない多数派工作が必要である。
憲法には「すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される」(第76条3項)とあり、裁判員制度には憲法に抵触する恐れが極めて強い。果たして、抽選で一般国民から選ばれた裁判員は(職業的)裁判官足り得るのか。検察審査会の審査員も補助弁護士の意見に左右されるから、同様の問題を抱えている。また、検察庁は行政機構に属する。暴走を止める最高権限は当然、内閣総理大臣、法務大臣にある。また、「GHQによって創設された」(鈴木宗男氏)特捜部も検察庁も、ジャパン・ハンドラーズによって支配されている疑いが濃厚である。正面突破を図るのが正しい道だと思う。
なお、スパイ防止法を一刻も早く制定して、CIAの暗躍を阻止するべきである。
さもなくば、日本は衆愚政治に陥り、いつかきた道をたどり、民主主義崩壊大不況が現実のものになる。「賢者は歴史に学び、愚者は歴史を繰り返す」
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7月23日(金)、京都の清涼寺で故前尾繁三郎元衆院議長の30回忌に顔を出
した。「政治家である前に人間であれ」と遺言した人物だ。戦後の政治家の中で
は4万冊の蔵書をもつ教養と見識の政治家であった。
4年間近く私は議長秘書として仕え、人生の師であった。清涼寺には、縁の深か
った野中広務元衆院議員、荒牧元京都府知事、水谷佛教大学理事長、安藤前尾事
務所秘書らが顔を見せた。久しぶりに野中さんと懇談できた。
野中さんと私とは不思議な関係である。前尾先生が昭和56年7月に急逝した後、
後継の1人として京都2区から衆院議員に当選されたが、その時私は急逝される
前尾先生の気持を聞かされていて、野中さんの立場を支持した。選挙では小沢一
郎が本部長として活躍し、小沢─野中の関係は強い絆で結ばれていた。
平成4年7月の参院高知地方区に私が出馬することになったのは、主に野中さん
の力で竹下元首相がバックアップしてくれていた。2人は私を国政に出すことで、
経世会の勢力拡大に活用しようという狙いがあった。小沢さんの狙いは、竹下─
野中の力で参院議員とし、自民党改革と国会改革を断行しようというスタンスに
根本的違いがあった。
私は参院議員となって1年も経たないうちに、自民党を離れて「非自民細川連立
内閣」の樹立に全力を挙げる小沢一郎の側近となる。野中さんにとっては「不倶
戴天のかたき」である。しかし、小沢さんへの厳しい批判はいまでも続けている
が、私に対しては多分「アンビバレント」(愛と憎しみの同居)な気持だと思う。
政界を引退しても、国政が動かなくなったとき、しばしば、電話と意見をいって
くる関係である。
久しぶりの懇談で話題となったのは、「参議院選挙とこれからの政局」のことで
ある。野中さんは会食の途中でいきなり「民主党への政権交代、その後の民主党
政治のシナリオは、平野さんが関わっているんだ」と、ホメ殺しを始めた。私が
「政権交代までは、アドバイスも協力もしたが、鳩山政権以後は一切関わってい
ない。政権から何の相談もない。小沢幹事長には時々進言した」というと。
野中さん「誰もそう思っていないよ」、と押してくるので、私が民主党政権に交
代してからの総括を始めた。
「民主党の指導的立場の人々に、議会政治の本質を知っている人が少ない。統治
能力が自己抑制力だということをほとんどわかっていない。困ったものだ」と。
「パフォーマンスが政治だと思っている人物ばかりだ」と野中さんが乗ってくる。
「菅政権ができて、参院選挙前後の民主党政治をみて、私は、菅体制をつくった
政治家どもは、120年続いた日本の議会政治を崩壊させたといえる。議会政治
には“信頼”これがキーワードだ。菅首相は与党内、与野党内、そして国民との
間の“信頼”を叩き壊したという認識を有識者も政治家もしていないことが、国
家の悲劇ですよ」と、私が話を拡げると。野中さんは「君がそこまで深刻に考え
ているとは思わなかった」と、主張の幅が狭くなる。
「菅首相や枝野幹事長のテレビ討論を聞いていると、言語による意思の交流とは
いえない。言葉を武器とする攻撃であり、相手の存在を否定することである。お
そらく多くの日本人は、自分たちとは異質の政治を感じたのではないか。彼らに
は政治的に対立する相手の言論から学ぼうとしないどころか、単純な形式論理で
相手を排除しようとするだけだ」と私は続けた。
じっと聞き入っていた野中さんは「どうすればよいのか」と問う。「民主党とか
自民党という時代でなくなった。真の議会政治をつくり直す時になった」と答え
ると。「そこだ!!」と応じてくれた。野中さん83歳、私は75歳、残りの人生
をこれに賭けることになろう。
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