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2010/7/31
> CIAの民営化って、ブーズ・アレンとか、カーライルグループが行っていると言われる、情報関連の諜報活動のことですか・・・?この分野は、詳しくないんですが
十分お詳しいですよ(笑)。
情報活動も、戦闘も民営化するというのは、戦争が国家間で行われ、同時に停戦も国家同士の外交で実現できた時代の終わり、ということです。
17世紀の30年戦争を経て、やっと確立したウェストファリア条約による国際秩序の終わり。
ことは「正義」の定義にかかわる話。
ウエストウァリア条約によって、「正義」をめぐり徹底的に、終わりなき戦いを戦う宗教戦争の時代が終わった。
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30年戦争は「最後の宗教戦争」、あるいは「最初の国際戦争」ともいわれる。
「ウエストファリア条約の時代が終わる」とは、ボスニア紛争のときから言われ始めだしたのだが。
そのプロセスが、とうとうここまで。。
物理的な戦闘の民営化は、まだしも誰かの目には映るが、情報戦となると不可視。
戦争を行う主体が国家でなくなると、誰が何のため、どのような情報戦を仕掛けているのか、誰が敵で、誰が味方か、何が善で、何が正義か、見定めがたくなる。
「正義」の問題は、法の支配にも深くかかわる。
急に崩れるものではないにせよ、形骸化は否応なく進む予感。
堤さんのブログだったんですね。
アナーキーになるなあ。
昨日、ロシアの話を書いたばかりですが、これまたマフィアとKGBの天下。
世界中、同じようなことになるのかもしれません。
> 情報戦の民営化が進むと、勝者無き消耗戦に陥って仕舞いませんか?
情報戦の世界って、そういうものですよ。
全然、素敵な話ではありません。
私は歓迎しませんが、現実に進行中。
> 誰が誰と戦っているのか、分からない状況では、自分以外のすべてを敵として攻撃してしまう。恐ろしい。
そうした攻撃性は、他者だけでなく、自分にも向かいかねません。
心の穏やかさ、安定がますます大事になりますね。
参考:
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「CIAの民営化」堤未果さん
世界に波及する金融危機は本当にアメリカ型モデルの終焉と言えるだろうか。米国ではCIAなどの国家諜報活動の民営化が拡大している。
一千億ドルの民間軍事請負業者と並ぶ五百億ドルの巨大市場「諜・産複合体」だ。
五月、世界最大規模の投資ファンドのカーライルグループは、「テロとの戦い」の名の下に国民の情報監視・収集を行った大手諜報企業ブーズ・アレン社の政府部門を買収した。
諜報企業を次々に買収するカーライルは世界中のファンドには魅力的な投資先だ。
住宅バブル崩壊で破たんしたサブプライムローンと違い、見えない敵への恐怖が需要を生み続けるからだ。
だが民営化された諜報業務では、拷問合法国への対象者移送の速さとその効果が重視され、スパイ活動でのメールや電話の監視・分析は利益の対象になる。
アブグレイブ刑務所で囚人たちに拷問を行い起訴された尋問派遣社員も、会社からは優良社員とみなされた。
初めに民営化があり、司法は後からついてくる。
七月に大統領が署名した盗聴に関する外国情報監視法改正案は、米国諜報機関の令状なし盗聴対象を全世界の通信にまで拡大した。
通信技術が国境を越え、監視される当事者と傍観者の間の境界線もその存在を消した。
携帯で有名なウィルコムもカーライル傘下にある今、人権という共通項で連帯し、身を守る必要がある。
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