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2010⁄07⁄30(金) 09:09
両院総会でスッキリ、ガッカリ。9月の決戦で菅政権にトドメを!
両院議員総会が終わり9月の代表選に向けて動き出す
総会に先立ち各グループがそれぞれ集まり、様々な動きをした。
わかりやすいのは小沢グループで、"ガンガン攻めろ"とうことだったのだろう。総会では聞いているこちらまで菅政権になって鬱積した不満を代弁してくれて、大変スッキリさせてくれた。
わかりにくいのが鳩山グループだ。その疑念をニュースとともにツイートした。
≪民主党の小沢前幹事長に近い議員グループが開いた会合に、鳩山前総理大臣に近い議員も参加し、出席者から、9月に予定される代表選挙に向けて、今後、それぞれの議員グループが連携していくことも検討すべきだという意見が相次ぎました。≫(NHKニュース 07/29 16:16)
≪どうも鳩山グループの動きが気になる。鳩山さんが言ったように、菅支持で固まっていて、小沢派切り崩しに動いているのではないか?あくまでも感覚的な見立てだが…。≫
鳩山グループと小沢グループが協力して、9月の代表選に共通の候補者を出せば、国会議員200人とサポーター票で菅政権は吹っ飛ぶことは確実になる。
だが、そうなることは何故か考えにくい。鳩山さんがいち早く菅続投の声をあげたのは、小沢さんの力を政権に反映させる、という条件付だと側近は言っている。
結局、鳩山さんは自分がつくった民主党がこのまま割れないことに腐心しているように思える。
そんな中で、小沢さんが言ったといわれる菅政権に対する批判も、スッキリさせてくれ、早速ツイートした。
≪小沢氏「自分たちが昨年の政権交代で国民に支持されて進めてきた改革が後戻りしている。国民が不信感を持っている。今回の予算編成も財務省主導で、官僚主導に後戻りしている」と首相の政権運営を批判した。(毎日新聞)http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100730k0000m010108000c.html ≫
菅総理の総会での発言は、全て"いいわけ"であり、カタチだけの気持ちのこもらない棒読みの謝罪で、響くものも何もないから、小沢派議員の総会での発言をピックアップしてみる。
≪「菅首相の不用意な思いつきで、民主党は消費税増税路線に走ったのではないか。枝野氏が他党と連携すると言って足を引っ張った。幹事長、選対委員長が責任をとるのは当然。菅首相自ら責任をとるべきだ。」(中津川博郷衆院議員)≫
≪「首相の消費税発言が激甚的なとどめになり大敗北した。戦争で大敗北した責任を最高司令官が取るのは当たり前だ。今の内閣は死に体といわれている。秋の臨時国会では首相の問責決議案が可決される。ますます弱い内閣になってしまう。レームダックだ」(川上義博参院議員)≫
≪「参院選は自民党が1回もボールも触っていないのに10本以上、オウンゴールだった。執行部はだれにも相談しないで勝手に衆院選マニフェストを変え、消費税を上げると宣言した。いつから北朝鮮になったのか。(小泉俊明氏衆院議員)≫
≪衆院選マニフェストを何が何でも実現するというのが国民と約束した志だ。その志がないなら内閣を総辞職するしかない。(川内博史氏衆院議員)≫
≪なぜ責任を取らないのか理解できない。言い訳を聞きに来たわけではない。総括案は到底、承認できない。言い訳を聞くために出席したわけではない。(森裕子氏参院議員)≫
≪「執行部は責任を取る係だ。大事なのは責任をしっかり取ることだ」(松木謙公衆院議員)≫
≪「菅一人、枝野一人に押しつけるのは気の毒だという気持ちもします。われわれは、プライドある与党の第1党であるということを考えてやってください」(石井一参院議員)≫
参照:(産経ニュース)http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100729/stt1007292338011-n1.htm・(毎日新聞)http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100730k0000m010108000c.html
オマケ
≪「菅首相が大変不機嫌な表情でいるのが気になる」(三宅雪子衆院議員)≫
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私のツイート
≪菅さんは最後まで原稿を読んでいた。締めくくりまで最初から決めていたことになる。「現在の執行部の態勢で少なくとも代表選までは対応させていただきたい」最低安住の首くらいは差し出すのかと思ったが・・・。ここまで開き直っているとは思わなかった。≫
ツイートにもあるが、謝罪をするにも、最初から最後まで菅さんは原稿棒読みで、響いてくるものもなく気持ちなど全然伝わってこないうわべだけの謝罪になっている。
もっとも、本当に謝罪する気などサラサラないことは、誰も責任をとらないことでもハッキリしている。
総会終了後、小沢派議員が次のように言っている。
≪「首相は次の代表選までの間だ。代表選はちゃんとやる」(東祥三衆院議員)「小沢さんは代表選に出るべきだ」(川上義博参院議員)≫
やはり、一番わかりやすいのは、9月の代表選に小沢さんが出ることだ。
前回の前原メール事件の時も、ここは小沢さんしかいない、という時に代表になり民主党を立て直した。
今は、その当時以上の"異常"な状況であり、政権与党として国政を与る政党としての体を成していないに等しい状況である。
概算要求にしろ、公務員天下り容認にしろ、官僚支配が臆面もなく強く前面に出ていて、このまま菅総理に半年もやらせるわけにはいかない状況になっている。
菅総理の強力な基盤は外にあり、マスコミと官僚だと以前書いた。
早速朝日の社説で「公約をかたくなに見直さない姿勢は時に有害である」、読売の社説ではもっとあきれるが「問題なのは、鳩山前首相と小沢一郎前幹事長の「政治とカネ」や米軍普天間飛行場移設の問題の迷走に、総括文書がほとんど言及していないことだ」と前政権の責任を臭わせ、論点をはぐらかしている。
もう一つ、9月の代表選での最大の助け舟は、首相がコロコロかわるのはいかがなものか、という非常に消極的な擁護だ。
だが、この声が意外と強力で菅さんの再選への大きな力となっている。
菅サイドとすれば、これをどんどんマスコミに流させ、アメリカにも言わせ世の中のムードをさらに煽っていくだろう。
こんな情宣的な論調には、真正面からの正論で堂々と訴えていくのが有効ではないかと思う。
小沢派からすれば、代表選の争点は、普天間基地を基点とする米国隷従外交の見直しと消費税・概算要求にみる官僚支配の復活阻止だろう。
ただ、このまま放置しても、国会運営、予算審議などで、いずれは菅政権は行き詰ることは目に見えている。
それまでに仙谷あたりが、とんでもないことを企み、菅政権がちゃぶ台をひっくり返すこともあるかもしれない。
≪内側からも外からも突き上げられている菅総理。弾かれ過ぎて、開き直った末に、とてつもないことをしでかすかもしれない・・・。そこまでパワーはないとは思うが、側近や取り巻き、特に仙谷氏の動きは警戒が必要。≫とツイート
自民党との結託、「政治とカネ」を野党とともに追及、官僚・検察との結託など、考えれば考えるほどに、追い詰めすぎると危険な政権だと思えてきた。
自滅を待つか、打って出るか。
いずれにしても、菅政権が一日でも長く続けば、国民のため、国益のためにならないことは間違いない。
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