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これについては、幾つかの事柄について注意深く考える必要がある。
①北朝鮮の核施設への攻撃については、米国は理由付けが出来る事に注意しなければならない。
それは、
「核廃絶に従わない北朝鮮を懲罰して朝鮮半島に平和をもたらすために、その為の６ヶ国協議に引きずり出すため、核武装を断念させる為に止む無く攻撃する」との理由付けが出来るのである。
「核兵器廃絶」を宣伝文句に掲げているオバマ政権は「核兵器廃絶の敵」として北朝鮮を非難する可能性があるのだ。
ルース駐日大使が広島の平和祭典に参加するとの報道が為されているが、これも核兵器廃絶のオバマ政権の宣伝と核兵器廃絶の敵である北朝鮮との宣伝を将来的に行うには効果として作用するだろう。
②上の理由付けをすることによって、朝鮮半島での全面戦争を避けて限定的な地域緊張関係に極東地域を追い込む事が可能となる。
③イランへの核施設攻撃がイスラエル又は米国によって行われる可能性について今まで多くの指摘が為されてきている。
しかし、米国経済と政治の現状からの要請としては北朝鮮へのそれの方が可能性としては高いのではないかと考えるのである。
④この大胆な冒険的選択が必要とされる可能性については、最も大きな理由は米国自身の経済的政治的衰退がいよいよの段階に入ってきている事と、一方の日本への政治的経済的支配についてのストレスがかつてないほど高まり、さらに際限なく高まってゆく状況を考慮すれば考えられる事であろう。
鳩山政権を座礁に追い込み、官僚に操られる菅政権を誕生させたが、これは国民の菅執行部自身への不満のエネルギーを巧く誘導した結果によるものであり、欺瞞によるものである。
日本国民の健全な意識であるところの政治経済への再生を願う意識は強くて根深いので、占領組織の如き官僚組織とマスコミ組織の総動員体制のフル稼働を休み無く継続し続けなければならない。
従って、鳩山政権潰しに使われた普天間基地移転の県外国外移転NO-と天安艦事件の北朝鮮関与でっち上げのような問題を作り続けなければ維持できなくなってゆく。
日本秘密占領に使う必要とされるエネルギーが増大こそすれ減る事はない。
それらの理由から、北朝鮮核施設への攻撃はあり得ることして考慮する必要があるのではないのか。
チャイナやロシアそして当の北朝鮮さらに韓国ではこのテーマについて考えているかもしれない。
日本では戦後において戦略的な議論が盛んではないのでこのテーマについて公には指摘が無いようである。
米国金融帝国は驀進している。
それは大きな円錐形の容器の中を先端に向かって驀進している有様だ。
円錐形の大きな容器の先端にはごく小さな穴が空いている。
その小さな穴に向かって驀進している訳であるが、容器の下であるほど広いのは選択肢の多さを表わしている。しかし先端のごく小さな穴は一つの通路しか空いていない事を表わす。
私が外から眺めた様子はそのようなものだ。一つの穴に向かって驀進。それはまるで指令がインプットされた如くに見えるものである。
ある観念はその行動を規定する。規定してしまう。
米国帝国は極東支配のストレスの驀進を止める事が出来ないだろう。
それは虚構による支配の維持であるからストレスの高まりにより虚構が極東地域の人々の多くに知れ渡る事となる。
従ってわが国においては売国官僚統治組織とマスコミ集団が国民人民に包囲される実態を段々と拡大させてゆくという姿になる。
すでに考える国民は騙されなくなっていて、それは質的にも量的にも高まっている。
支配の頼みの綱は騙され続ける人達であり、それは段々と減ってゆく。経済が駄目になるのだから当然だろう。売国政治家達は非力な者達でしかないから頼りにはならない者達である。
今後の菅内閣への外部からの支援として考えられるものは以上に述べたものばかりではないだろう。
新幹線の作業車両がトンネル内で追突した事件があったが、これも不気味である。
事故は防ぐ装置が載せられている筈であるが、この装置が作動しなくなるようにされれば、客車の事故だって考えられる。
新幹線は原発と共に日本の輸出商品として売込みが為されているが、だからといって事故が起きない（起こされない）と言う保障はないかもしれない。
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