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「鳩山由紀夫氏から菅直人氏へ(2)「売国奴」を首相として崇めていた日本人;雁屋哲の美味しんぼ日記」 (晴耕雨読)
http://www.asyura2.com/10/senkyo91/msg/538.html
投稿者 亀ちゃんファン 日時 2010 年 7 月 29 日 12:29:52: GqNtjW4//076U
 

http://sun.ap.teacup.com/souun/3000.html
2010/7/29 01:35

「鳩山由紀夫氏から菅直人氏へ(2)「売国奴」を首相として崇めていた日本人;雁屋哲の美味しんぼ日記」

鳩山由紀夫氏から菅直人氏へ(2)雁屋哲の美味しんぼ日記 から転載します。


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 この日記を書いている間に、参議院選挙で、自民党が結構票を集めていることがテレビで報じられている。
 自民党に票を投じた人が、この私の日記を読んで、どう思うだろうか。
 変に勘ぐられたりするのがいやだったから、選挙前に、こう言う話を書きたくなかった。

 さて、選挙が終わったので前回の続きと行こう。
 前回、昭和天皇の御用掛だった寺崎英成によって、

1.昭和天皇はアメリカが、沖縄と琉球諸島の軍事的占領を続けることを望む。
2.昭和天皇は、アメリカの沖縄(必要であれば他の島々も)の軍事的占領は、主権は日本のままで、25年から50年またはそれ以上の長期リースの形で行われるのが良いと言った。
 と言う事実、さらに、

3.日本人の国民性には美点も多いが欠陥もあるから、米軍による占領は長期間つづくほうが望ましいと、昭和天皇は感じている。
 と言うことが明らかになったことを記した。
 私が驚いたのは、私が書いた上記の各項は、文藝春秋社から、1991年に発行された本に書かれたことであるのに、「知らなかった」という人の多かったことである。
 それを知らなくては話にならないだろう。
 昭和天皇の果たした役割を考えなければ、沖縄の基地問題を論じることは出来ないではないか。


 どうして、多くの日本人がこんなに大事なことを知らずに、沖縄の基地問題を論じるのか。そんなことは全く無意味だ。

 よくよく考えてみると、それは、日本の新聞テレビなどのマスコミの誘導による物だと思わざるを得ない。
 テレビでは「皇室アルバム」などと言う番組があり、NHKなどでは、しょっちゅう皇室を日本人の家庭の理想像のように美しく描く番組を放送している。
 新聞でもそうだ。
 昭和天皇に都合の悪いことはなるべく隠すのだ。
 隠さないまでも、なるべく表立って論じることを避け、みんなの意識に上がらないようにしているのだ。
 戦後の日本人が新聞やテレビで見せられた昭和天皇の姿は、背広姿で顕微鏡をのぞいている姿、皇后と一緒に那須の別邸の庭などを散策している姿などである。
 そして、昭和天皇は「平和を愛する天皇」「科学者である天皇」、園遊会で愛想を振りまく「慈しみ深い天皇」である。

 ところが、1945年8月15日までの昭和天皇は、元帥帽をかぶり、いかめしい天皇服を着て、白馬にまたがって、皇軍を率いていた大元帥の勇ましい姿だった。
 白馬にまたがった勇ましい大元帥が、どうして「平和を愛する天皇」なのか。
 240万の日本の将兵はみんな、昭和天皇の大元帥姿を神と崇めて「鬼畜米英」「撃ちてし止まん」「死は鴻毛より軽し」などと言って天皇のために死んでいったのだ。

 その昭和天皇が「平和を愛する天皇」だって?
 もう、戦争の敗北が決まった段階で「もう一つ、戦果を上げてから和平に持って行った方が上手く行くのではないか」と言った昭和天皇が「平和を愛する天皇」だって?
 日本が中国対して仕掛けた侵略戦争、いわゆる「満州事変」も中国在中の関東軍司令部が勝手に兵を動かして始めた物だったが、昭和天皇は最終的に関東軍に

「(前略)勇戦力闘以テ其(その)禍根(かこん=災いの根)ヲ抜キテ皇軍の威武ヲ中外ニ宣揚セリ朕深ク其忠烈ヲ嘉ス(よみする=ほめる、よしとする)(後略)」

 と言う勅語(天皇から国民に下賜するたちで発した意思表示。戦前の日本では勅語が最強の力持った言葉だった)を与えた。
 この、侵略戦争を褒め称えた昭和天皇が「平和を愛する天皇」だって?

 ついでながら、勝手に戦争を起こしておいても、後で天皇に讃められば上手く行く、と言う前例がここで出来上がったので、以後、軍部の独走が始まった。
 何が何でも、恥も外聞もなく戦果を上げればよいという日本軍の性格がこの天皇の勅語によって決まったのだ。
 戦争当時、昭和天皇の側近を務めた木戸幸一の記した「木戸幸一日記」という物がある。
 公共図書館に行けば置いてあるから読んで欲しい。

 その中には、昭和天皇の生々しい言動が記録されている。
 木戸幸一日記に寄れば、昭和天皇は、対米開戦を決める前に、海軍や陸軍の指導者の話を何度も何度も、聞いた後に

「海軍大臣、総長に、先ほどの件を尋ねたるに、何れも相当の確信を以て奉答せる故、予定の通りに進むる様首相に伝へよ」

 と言っている。
 昭和天皇は、アメリカとの戦争を始める前にさんざん検討を重ねているのである。
 それは、勝つか、負けるか、の検討であって、戦争の善悪の検討ではない。
 戦前の昭和天皇は操り人形ではなかった。(同じ人間が、戦後には、アメリカの傀儡、操り人形になったのだが、戦争を始める時点では、人形ではなく自分の意志で動いていた)
 これが、「平和を愛する天皇」か?

 同じ、「木戸幸一日記」の1942年(昭和17年)2月16日に、次の記述がある、(日本がシンガポールを陥落させた直後のことである)

「シンガポール陥落につき祝辞を呈す。
 陛下には、シンガポール陥落を聴こし召され(お聞きになって)、天機殊の外麗しく(天皇の機嫌は大変に良かった)、次々赫々たる戦果の挙がるについても、木戸には度々云う様だけれど、全く最初に慎重に充分研究したからだとつくづく思ふと仰せあり。誠に感泣す。(これまでに充分研究して戦争を始めたんだから、勝つのは当たり前だ、と天皇は言ったのだ。それに対して、木戸は感動して泣いた)」

 とある。
 最初から、戦争を慎重に充分研究した昭和天皇が「平和を愛する天皇」だって?

 もうひとつ、木戸幸一日記から。

 1942年3月9日、前々日に、日本軍がインドネシア、ビルマを陥れたという知らせを聞いて、

「(前略)竜顔(天皇の顔のことをこう言う)殊の外麗しくにこにこと遊ばされ『あまり戦果が早く上がりすぎるよ』との仰せあり。」

 もう一つ行くか。

 1942年6月8日、ミッドウェーでの敗戦を聴いた後で、

「今回の損害は誠に残念であるが、軍令武装庁には之により士気の阻喪を来さざる様に注意せよ。尚、今後の作戦消極退嬰とならざる様にせよと命じ置いたとのお話しあり。英邁なる御資質を今目の当たり景仰し奉り、真に皇国日本の有り難さを痛感せり」

「あまり戦果が早く挙がりすぎるよ」と喜んだり、ミッドウェーの海戦に敗れた後も、「消極的になるな」、と言う人間が、「平和を愛する天皇」だって?

 天皇について更に続ける。
 昭和天皇独白録の最後に結論とされている章がある。
 その中で、昭和天皇は、次のように言っている。

「開戦当時に於る日本の将来の見透しは、斯くの如き有様だったのだから、私がもし開戦の決定に対して「ベトー(Vetoのこと、通常「拒否」と訳される)」をしたとしよう。国内は必ず大内乱となり、私の信頼する周囲の者は殺され、私の命も保証できない。それは良いとしても結局狂暴な戦争が展開され、今時の戦争に数倍する悲惨事が行はれ、果てとは終戦も出来兼ねる始末となり、日本は亡びることになったであろうと思う」

 こう言う言葉を今読まされて、私は、血が逆流するような思いがするのである。
 あの段階で、万一昭和天皇が戦争に反対したところで、誰が昭和天皇の命を狙えたか。
 確かに、秩父宮などもっと好戦的な立場の皇族がいたことは確かだ。
 しかし、かれらが、昭和天皇を殺して指揮者になれたか。
 そんな状況ではなかったことは全ての歴史的資料が説明している。
 本当に昭和天皇が戦争をしたくなかったら、自分の命のことなど、二の次にして、堂々と「戦争はしない」、と一言言えば良かったのだ。
 そう言った結果、どうしても戦争をしたい人間によって殺されたとしたら、それでこそ本当に「平和を愛した天皇」だろう。
 自分がもし殺されたら他の人間によって「結局狂暴な戦争が展開され」とあるが、そんな言葉は聞きたくもない言い訳だ。
 昭和天皇がやってのけた戦争以上に狂暴な戦争を想像するのは、常識を持った人間には不可能だ。
 昭和天皇の残した其の一文は、卑怯な言い訳として世界史に残るだろう。

 もともと、この「昭和天皇独白録」は、、昭和天皇を戦争犯罪人にせずに、傀儡として戦後の日本を支配したいというアメリカの意志の元に作られた物だ。
 こう言うアメリカの工作のお陰で、昭和天皇は戦争責任を問われることなく「平和を愛する天皇」として、歴代天皇としてはまれな長寿まで生き続けたのだ。
 葉山の別邸で、そこらの漁師が拾ってきた貝殻や、虫を顕微鏡で覗いていると、そばに控えている御用学者が、「陛下!世界的な新種の発見でございます。おめでとうございます」と言い、数年経つと、昭和天皇が発見したと言う新種の生物の写真が載った豪華本が発刊される。
 東南アジアや、アフリカの浜辺で、漁師の少年がちょいと網を掬うと、これまで登録されていない生物が幾らも見つかる。それを新種として報告して登録するのは、貧しい漁師の少年にはちょっと無理だろう。
 少年は、面白い新しい生物を見付けたという誇りを生涯持ち続けるかも知れないが、平和を愛する科学者である、などと言ってくれる人は誰もいない。
 昭和天皇は、顕微鏡を使って生物の細かい状況を見るのが得意だったようだ。
 それなら、硫黄島、ガダルカナル、サイパンなどの戦地に顕微鏡を持って行って、戦死した兵士の骨を顕微鏡で覗いて、この骨はどの兵士の物であるか特定に力を尽くしたら、まだ意味があっただろう。
 せいぜい、葉山の貝殻じゃあなあ・・・・・・・。

「平和を愛する天皇」か・・・・・・・。

 日本という国は、嘘と偽善が絡まり合って救いがない。
 昭和天皇の戦争責任問題は良く議論に上るが、昭和天皇の戦後責任につい語る人は余りいない。
 先の戦争で、中国や東南アジア各国合わせて2千万とも3千万とも言われる人命が失われた。
 日本の将兵240万人以上も命を落とし、アメリカ軍の空襲によって50万人近くの日本人が殺された。
 それから考えると、確かに敗戦後、昭和天皇の責任によってそれまでのように直接300万人もの日本人の命が失われる事はなかった。
(300万人の日本人の命を奪った人間が、戦争に負けてそれ以上日本兵を殺せなくなったから、平和を愛する天皇となった。凄い論理だ)
 しかし、その代わり前回にも書いた1942年にアメリカが立てた「Japan Plan」通りに、天皇はアメリカの傀儡となって、アメリカの日本支配のために大きな役割を果たした。
 アジア各国に与えた被害を別にして、日本人についてだけ言えば、300万人の国民を殺した戦争責任より、1945年以来、今に至るまでアメリカに隷属し続けているこの国の構造の根底を作った、昭和天皇の戦後責任の方が重いと私は考える。

 ついでに、現憲法の第一条には、

「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であり、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」

 とある。

 この「象徴」という言葉に、日本人はみんな頭を悩ました。
 当時の憲法担当大臣の金森徳治郎は「象徴」を「憧れの中心」と説明した。
 どうして、天皇に憧れなければいけないのか。これでは、混乱するだけである。
 何のことはない。
 1942年の「Japan Plan」で既にアメリカは、戦後の日本を統治するのに、「天皇を平和のシンボル(象徴)として利用する」と決めていたのである。
 アメリカは自分が勝手に決めたことを日本国憲法に翻訳したのであって、その真意が日本人に分かる訳がない。
 それを、日本の憲法専門家という先生方が議論し続けたのだからご苦労千万な話である。
(私は、以前に「マンガ 日本人と天皇」という本を書いた。「講談社のα文庫」に収められているので、読んで下さい。
 その中で、象徴天皇制について、象徴と言う言葉の出所が分からなかったので、はっきり書けなかった。しかし、この「Japan Plan」が明らかになって、象徴天皇制の意味が明らかになった。
 残念ながら、当時はまだ「Japan Plan」の存在など誰も知らず、私としても様々な研究書を漁ったのだがとても、「Japan Plan」など思いもつかず、なんだか中途半端な形でマンガに書いてしまった。歴史学という物は、恐ろしい物で、一つの資料が発掘されると、それまでの歴史ががらりと変わる。それを自分で体験した)

 昭和天皇が、まず、自分自身を立憲君主国天皇と言いながら、その範囲を自分で超えて、「沖縄をアメリの基地にしろ」「日本も出来るだけ長く占領を続けろ」と言った。
 こう言う時の天皇の言葉の力は大きいらしく、いまだに、天皇の言葉のままだ。
 日本全体のアメリカの隷属化の第一は昭和天皇の言葉による物であることは明らかになった。

 言葉は力である。
 昭和天皇は当時は非常なる権力者であったから、昭和天皇の言葉はそのまま強力な力となった。
 では、次に日本をアメリカに隷属し奴隷となることを推進したのは誰か。
 それは、過去半世紀にわたって日本を支配してきた「自民党」である。

 2007年にニューヨーク・タイムズの記者ティム・ワイナーが「Legacy of Ashes. The History of the CIA」という本を出版した。
「Legacy」とは遺産のこと。
「Legacy of Ashes」で「灰の遺産」と言うことになる。
 これは、もともと、アイゼンハウワー大統領の言葉だそうだが、どのような状況で何をさしていったのか、この本からだけでは分からない。
 しかし、戦争直後に言った言葉であり、戦後のヨーロッパやアメリカの各地のあの壊滅的状態を思い起こせば、そして、この本のあちこちの表現を見ればその意味は想像がつく。

 あの当時のドイツと言えば、遺産としては灰しか残っていなかったのだから。
 「The Histroy of the CIA」という副題から推察すると、CIAから次世代のアメリカが(現代のアメリカのことである)受け継ぐのは戦後のヨーロッパのように「灰だけだ」と言うことになる。
 ずいぶん、厳しい言葉だが、この本を読んでみると、この題名に納得がいく。
 私たちは、CIAというと、大変に優れた諜報機関で、全世界にスパイ網を持ち、世界中の情報を収集し、と同時にアメリカにとって邪魔な国を倒すための陰謀を巧みに企んできた恐ろしくもあり強力な存在だと思ってきた。
 ところが、この 「Lagacy of Ashes」では、如何にCIAが無能で、情報機関としても陰謀機関としても、大きな失敗ばかり重ねてきたか暴いているのだ。

 例えば、

1.自発的にCIAのスパイになってくれたソ連での人々を、CIAがわのソ連のスパイが密告して全員殺された。
2.レーガン大統領の時に、イランに武器を売り付け其の代金を中東で使うというイラン・コントラ事件が起こって、CIAも、中東での関係もめちゃくちゃにしてしまった。
3.恐ろしく情報能力が低下して、ソ連の軍事能力を過信し、アフガニスタンに武器を大量に提供してソ連のアフガン侵攻を阻止しソ連を崩壊させる一助となったのはいいが、其の大量の武器が今アメリカを困らせている。
4.大統領がCIAを信じないし、CIAも大統領を喜ばせることしか伝えない。CIAは大統領に嘘をつくのである。
5.イラク戦争の時も、CIAは大量破壊兵器があると強調して戦争を始めたが、結局、全て偽の情報でイラクに大量破壊兵器はなかった。
6.CIAの組織力はくずれ、世界中にいるCIAの人間は、ニューヨークのFBIの職員の数より少ない。
7.2004年にブッシュ大統領は、CIAのしていることは「just guessing」だといった。
「guess」とは推量とか、あて推量で言い当てる、と言う意味だ。
 要するに、CIAは「事実に基づいた判断ではなく、勝手に思いこみで言っているんだろう」、とブッシュは言ったのだ。
 これは、「Political death sentece(政治的死刑宣告)」だとワイズナーは書いている。
 こんなことを今までに言った大統領はいない。

8.2005年に中央情報長官の職が廃止されたことでCIAがアメリカの政治の中心で果たしてきて役割は終わった。
9.アメリカは、情報機関を立て直さなければならないが、遺産として目の前にあるは「Ashes」である。
 というのが、ワイナーのこの本に書いてあることだ。

 実に恐ろしいくらい、愚かな失敗をCIAは繰返している。
 CIAと言えば泣く子も黙る恐ろしい存在だと思い込んでいた私など、それじゃ、幽霊と思ってススキにおびえていたのか、と愕然となった。
 今まで、CIAとソ連の諜報機関との戦いを描いていたハリウッド製のスパイ映画は何だったのと言うことにもなる。

 なお、ワイナーによれば、ここに書いたものは、CIA、ホワイト・ハウス、連邦政府の55000以上の文書、 2000以上の、アメリカ情報機関担当員、兵士たち、外交官たち、のオーラル・ヒストリー(自分の歴史的体験を口述したもの)、そして、1987年以来行われた、300以上の、CIAの職員、退役職員、(その中には10人の元長官も含まれている)に対して行われたインタビューを元にしている。
 この文書は、全て実名の情報に基いている。出所を明らかにしない引用、匿名の情報、噂話の類は一切用いていない。
 この本はCIAの真実の全てを書いたものとは言えないかも知れないが、ここに書かれたことは全て真実である、とワイナーは述べている。

 幸いなことにこの本が2008年に文藝春秋社によって日本語訳が出版されたので、日本人も容易に読めるようになった。
(なお、文藝春秋社版の日本訳と私の持っているアメリカのAnchor Books版とでは、この第12章の内容が甚だしく違うところが多い。
 文藝春秋社の編集部の解説によれば、文藝春秋社版の第12章の前半と、第46章は日本語版のために著者が追加執筆した物だという。
 他にも、Anchor Books版になくて、文藝春秋社版にある部分がある。
 結果として、本来は50章の本なのに、日本版にはおまけで1章付け加えられた。
 私は、アメリカのAnchor Books版を元にしていたので、危うくこの付け加えられた一章を見落とすところだったが、後で述べるように、1994年にワイナーによって書かれたNew York Timesの記事には、もっと厳しい内容が書かれているので、この付け加えられた章がなくとも、私には問題がなかった。
(英語版が手に入らない日本の読者には意味があるだろう)
 逆に、英語版で大事なところが、文藝春秋社版では欠けているところがあるので、私は一応Anchor Books版を基本に、文藝春秋社版を参考にすることにした。)

 さて、改めて言うが、この本を読んで、私はCIAがこれ程までに無能な機関であり、ここまで数々失敗を重ねてきたひどい政府機関であることを知って驚いた。
 そして、一番驚いたのは、この駄目機関であるCIAがただ一つ成功した例があることである。
 それは、ああ、なんと、この日本という国の支配なのである。

 今回の眼目は、この本の第12章である。
 その章のタイトルは、「We ran it in a different way.」となっている。
 「run」とは、動かす、管理する、指揮する、支配する、と言う意味である。
 ここでの、「it」は日本の政治のこと。すなわち日本のことである。
「we」はCIAのこと。
「in a different way」とは、当時日本を占領していた連合軍司令官であるマッカーサー元帥とは、違う方法で、と言う意味である。

 なぜ、わざわざこの部分を英語の原文のまま示したか、それは、この「We ran it in a differnt way」という言葉の持つ、冷酷さ、非情さ、おごり高ぶった情感をはっきり読者諸姉諸兄に味わって頂きたいからである。
 これを、文藝春秋社の日本語訳のように「別のやり方でやった」などとしてしまっては、このアメリカの非情さが分からない。
 英語と言う言語の持つ実に直裁的な冷酷な味わい、そして、それが、アメリカ人の心理をそのまま反映した物なのだが、それが消えてしまう。
 我々日本人は、アメリカ人に、「run」されたのだ。「rape」と変わらない。
 其の屈辱感を、しっかり身にしみて貰いたいために、あえて英語の原文を示したのだ。

 始まりは、1948年の末。
 ワイナーは次のように書いている。

「二人の戦争犯罪人が、敗戦後三年間入れられていた巣鴨刑務所から釈放された。
 それは、彼らと同じ戦争犯罪人の仲間が巣鴨刑務所の絞首台に連れて行かれた前の日だった。
 其の二人の男は、岸信介と児玉誉士夫である。」

 岸信介は、1896年山口県生まれ。
 東京大学の法学部を卒業して農商務省に入り、東条内閣の対米宣戦時の商工大臣であり、敗戦後A級戦犯に指定されたが、釈放され、その後総理大臣になって対米安全保障条約・新条約の締結を行った。

 児玉誉士夫は、1911年福島県生まれ。
 戦前右翼の活動家として活躍し、戦中は海軍の庇護の元に中国で「児玉機関」と言う組織を動かし、強奪的にタングステン、モリブデン、などの貴金属、宝石類を大量に集め、それを海軍の力を利用して日本に送り届けた。(それを自分の物としたのが凄い)
 敗戦後、A級戦犯とされるが釈放された後、中国から持帰った巨額の資産を元に、政界に影響を及ぼし、やくざ・暴力団・右翼のまとめ役、フィクサーとして力を振るった。

 Anchor Books版に書かれていて、文藝春秋社版に書かれていない文章は、以下の物である。

「Two of the most influential agents the United States ever recruited helped carry out the CIA’s mission to contorol the government.」
Anchor Books

 拙訳「かつてアメリカがリクルートした二人の一番影響力のあるエイジェントがCIAの日本政府を支配する任務を遂行するのを助けた」

 で、其の二人の男とは、岸信介と児玉誉士夫である。

 リクルート、エイジェント、この二つの言葉の持つ意味は重い。
 会社にリクルートされて其の会社に勤めたら、貴方は其の会社の人間だ。
 エイジェントとなったら、貴方はその会社の人間だ。
 これが、会社でもなく、アメリカ政府なのだ。

 岸信介と児玉誉士夫は、アメリカ政府に雇われて、アメリカ政府のために働く人間になったのである。もっと正確に言えばアメリカ政府の人間になったのである。
 岸信介と児玉誉士夫日本人のためではなく、アメリカ政府のために働く人間になったのだ。
 文藝春秋社版では、この岸信介が「アメリカのエイジェント」だったことを、明確に書かない。
 文藝春秋社が翻訳に使った底本が、そうなっていたのかも知れない。
 しかし、ワイナーの本は、まずアメリカで出版され、非常に高く評価されたのだ。
 アメリカの恥部を暴いた其の著者が、国ごとによって違う内容の版を出すとは思えない。
 この一文が無くては、自民党の本当の姿を理解出来ない。
 この一文を見のがしてはならないのだ。
 岸信介は、アメリカにリクルートされたエイジェントだった。
 エイジェントとは軽い言葉ではない。アメリカのエイジェントとなったら日本のために働くのではなく、アメリカのために働くのだ。
 正確に言えば、岸信介はアメリカに魂を売ったアメリカの手先、「売国奴」、だったのだ。

 何度でも繰り返したい。この一文は非常に重い意味を持っているのだ。
 日本国民が、日本の首相だと思っていた人間が、実は日本人のためではなくアメリカのために働いていたのだ。我々日本人は「売国奴」を首相として崇めていたのだ。
 こんな事があっていい物だろうか。

 ワイナーの記述は、まだまだ続く。
 分かりやすいようにまとめよう。
(念のために断っておくが、ワイナーが言明しているように、以下に書くことは真実である。すべて、文書や記録が残っている。)

1.岸信介と児玉誉士夫は、CIAのエイジェントとなった。
2.CIAの助けによって、岸信介は自民党の党首となり、首相となった。
3.児玉誉士夫は暴力団のナンバーワンとなり、CIAに協力した。
4.岸信介と、児玉誉士夫が、戦後の日本の政治の形を作った。
5.岸信介は、児玉誉士夫の金を使って選挙に勝った。
代議士になると、岸信介はその後50年に渡って日本を支配する自民党を作り上げた。
6.岸信介の作った「自由民主党」は自由主義的でもなければ民主主義的でもなく、戦争で亡びたはずの日本帝国の灰の中から起き上がってきた右翼的で封建的な指導者たちのクラブだった。
7.CIAと自民党との相互の間で一番重要だったのは、金と情報の交換だった。
その金で党を支援し、内部情報提供者をリクルートした。
8.アメリカは、一世代後に、代議士になったり、大臣になったり、党の長老になったりすることが見込める若い人間たちとの間に金銭による関係を作り上げた。
9.岸信介は党の指導者として、CIAが自分の配下の議員たち1人1人をリクルートして支配するのを許した。
 この部分、Anchor Books版では、次のように書かれている。

「As the party’s leader, he(岸信介)allowed the CIA to recruit and run his political followers on a seat-by-seat basis in the Japanese parliament.」

 文藝春秋社版では、そこのところが、

「岸は保守合同後、幹事長に就任する党の有力者だったが、議会のなかに、岸に協力する議員を増やす工作をCIAが始めるのを黙認することになる」
 と書かれている。
 この文藝春秋社版の文章では、「議員たちが岸に対する協力者となった」と読めるが、Anchor Books版の文章とは、意味が違ってくる。
 Anchor Books版の文章では、「岸に協力する議員を増やす工作」とは読めず、「岸の配下の議員たちは、CIAにリクルートされて、CIAの支配下に入った」と読める。
 文藝春秋社版とAnchor Books版とでは大分意味が違ってくる。

「recruit and run his political followers」は「岸信介に政治家として従う者達をリクルートして支配する」と言うことではないのか。「rectuite and run」の目的語は 「his political followers」だろう。これから、岸に協力しようという者たちではなく、すでに岸に従っている者達である。
 岸信介に政治的に従う人間が必ずしも、CIAと関係がある訳ではない。
 だから、岸信介は、自分の従属下に入った人間を、自分と同様CIAに仕えるように、CIAが働きかけることを許したのだ。
 Anchor Books版に描かれた岸は、自分の配下をCIAに売る悪辣な男である。

10.岸信介は、トップに上り詰めるための策動をする間に、日本とアメリカの間の安全保障条約を作り直す作業をCIAと一緒にすると約束した。
11.岸信介は、日本の外交政策をアメリカの要求を満たすように変えると約束した。
 それによると、アメリカは日本に軍事基地を保持し、核兵器を貯蔵しても良いというのである。
 それに対して、岸信介はアメリカの秘密の政治的な協力を要請した。
 もう充分だろう、と思うが、先ほど書いたように、実は、ワイナーは、1994年10月9日付けのNew York Timesに「CIA Spent Millions to Support Japanese Right in 50’s and 60’s. 」(CIAは日本の右翼を助けるために1950年代から60年代に書けて何百万ドルもの金を使った)と言う記事を書いている。
 その記事の内容は、今回の本の内容に近いし、文藝春秋社版用に書き下ろしたと言う部分も、実はこの中に含まれている。
 この本よりももっと具体的なことも書いてある。

 そこから幾つか拾ってみよう。

12.1970年頃に、日本とアメリカの貿易摩擦が起こっていたし、その頃には自民党も経済的に自立出来ていたので、自民党に対する資金援助は終わった。
 しかし、CIAは長期間にわたって築き上げた関係を利用した。
 1970年代から1980年代初期に東京に駐在していたCIA職員は「我々は、全ての政府機関に入り込んでいた」と語った。
「CIAは首相の側近までリクルートしており、同時に農林省とも同じような関係を結んでいたので、日米農産物貿易交渉で、日本がどのようなことを言うか事前に知っていた」とも語った。

13.元警察庁長官で、1970年代に自民党の代議士になり、1969年には法務大臣になった後藤田正晴は、自分が諜報活動に深く関わってきた1950年代60年代について「私はCIAと深いつながりを持っていた」と言っている。
14.1958年に、当時の自民党の大蔵大臣だった佐藤栄作が選挙資金の援助をCIAに要求して、その資金で自民党は選挙に勝った。
15.1976年にロッキード事件が起こって日本は騒然としたが、それは、同時にCIAにとって、それまでの工作が暴露される恐れのある危険な事件だった。
 ハワイで隠退生活をしている元のCIAの職員は電話で、次のようなことを語った。

「この事件は、ロッキードなんかよりもっともっと深いのだ。もし、日本という国のことについて知りたかったら、自民党の結党時のことと、それに対してCIAがどれだけ深く関わったか知らなければ駄目だ」

 もう、本当に充分だろう。
 日本を半世紀にわたって支配してきた「自民党」はCIAのエイジェントによって作られたCIAのために働く党だったのだ。
 狡猾な旧日本帝国の官僚である岸信介、中国で強奪して来た資産で力を持ったやくざ・暴力団の親玉である児玉誉士夫。
 この2人の、魂をアメリカに売り渡した売国奴によって作られた党だったのである。
 作られただけでなく、自民党は長い間、政治的・金銭的援助と引き替えに日本をアメリカの代わりに支配を受け付け続けていたのだ。

 日本人は長い間、自民党を支持し続け来たが、実はアメリカの政策に従っていただけだったのだ。我々は、アメリカに支配されてきたのだ。
(それを考えれば、前回取り上げた、「思いやり予算」や、「年次改善要望書」などをなぜ日本政府が受け入れるのか、その秘密が解ける。我々日本人は、アメリカのために汗水垂らして働いてきたのだよ)

 CIAが、有望な若い者達にも金を与えていた、と言うことも忘れてはならない。
 官僚から自民党の政治家になった者は大勢いる。
 CIAの金は官僚にまで回っていたのだ。
 事実、1970年代後期、80年代初めに東京に駐在したCIA局員はワイナーに「われわれは全ての政府機関に浸透した」と述べているではないか。
 CIAは首相側近さえも取り込み、農林水産省とも非常に有力なつてがあったので、日本が通商交渉でどんなことを言うか、事前に知ることが出来た、とはなんと情けないことだろう。
 日本の官僚たちもアメリカに逆らえない弱みを握られているのだ。

 これで、日本がアメリカに隷属し続けた原因が分かるだろう。
 自民党議員も政府官僚はみんなアメリカから金を貰って弱みを握られているからアメリカに反することは出来ない。
 自民党の二世・三世議員も同じことだ。祖父と父がが従ってきたボスにどうして息子が反抗出来るか。
 だから民主党政権になって、辺野古問題でアメリカの意志に反することを言い出したら、日本の官僚組織が一団となって、小沢一郎氏、鳩山由紀夫氏を引きずり下ろすために全力を傾けたのだ。
 誰なのか正体の知れない「市民団体」に訴えさせて、一旦不起訴と決まった小沢一郎氏を検察審議会に、「起訴相当」の判決を出させたりもした。

 どうして、あんな事をさせるのか。
 考えてみれば、日本の官僚は上下関係でがんじがらめになっている。
 自分たちの先輩の決めたことを、自分が覆したら、官僚世界から追放される。
 官僚は官僚の世界から追放されたら生きて行けない。東大法学部を卒業した人間はその肩書きしか人間としての力はない。その肩書きが通用するのは官僚に関係する社会だけであって、実社会に放り出されたら、全く無能力である。
 だから、日本では改革などと言葉で言っても、絶対に改革が実行されない。

 それと同じで、現在の官僚は、米軍の沖縄基地の自由使用、と言う過去の先輩たちの決めた慣例をひっくり返したらえらいことになると怯えたのだろう。
 で、人間としての価値もない無能な官僚全体がよってたかって民主党攻撃に回っているという訳だ。

 さて、もう一つ言わなければならないことがある。
 それは、日本の新聞、テレビ、など、いわゆるマスコミの問題である。
 民主党をけなし続けているのは、大新聞、テレビ各局である。
 では、その報道機関、マスコミが、アメリカの魔手から逃れていたのか。
 これが、実はそうではない。
 民主党攻撃に必死になったマスコミも、実は、アメリカの手先なのだ。

 ちょっと長くなりすぎたし、「美味しんぼ」の原稿の締め切りが迫っているので、今回はここまで。
 マスコミなどについての続きは次回で。
 ま、とにかく、日本という国が、「出来るだけ長い間アメリカに占領していて貰いたい」と考えていることをアメリカに伝えた、元大元帥閣下の昭和天皇と、CIAのエイジェントである自民党のおかげで、実は1945年の敗戦の時から今に至るまでアメリカの完全支配の元にあると言う認識だけは今回で充分持って頂いたと思います。


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コメント
 
01. 2010年7月29日 12:54:54: DmCC9k6hHM
>参議院選挙で、自民党が結構票を集めていることがテレビで報じられている。

 選挙結果では、民主党と自民党の得票差は、400万票以上であった。自民党はほとんど停滞したままで、みんなの党にB層の票が流れたようだ。しかも、国民新党の100票が、どこかに消えてしまったと噂されている。もしそうなら、今回の参議院選挙は、マスコミの情報捜査による「洗脳」が大きく影響した結果といえる。
毎日のように流される売国マスコミの「世論調査」の数字のおかしさから、日本社会がアメリカの属国となっていることに気付く国民は少ない。


02. 2010年7月29日 12:56:16: DmCC9k6hHM
>国民新党の100票
 国民新党の100万票です。訂正します。

03. 2010年7月29日 13:26:42: PulBB3EB42
「変に勘ぐられたりするのがいやだったから、選挙前に、こう言う話を書きたくなかった。」
だそうだ、この文の書き手はなかなかの自信家ではないか。
ヒロヒトが売国奴であったのは明白な歴史的事実であり、昭和史を多少でも勉強したなら自明のことだ。
「昭和天皇の果たした役割を考えなければ、沖縄の基地問題を論じることは出来ないではないか。 どうして、多くの日本人がこんなに大事なことを知らずに、沖縄の基地問題を論じるのか。そんなことは全く無意味だ。」
だそうだが、ヒロヒトの沖縄差別発言は俺も知っているが驚くには当たらない。
この書き手の様にヒロヒトの役割を過大評価する大袈裟なものではない。
要するに現在の本土政府の沖縄差別政策は、徳川幕府が沖縄を侵略してから四百年継続しているだけだ。


04. 2010年7月29日 14:50:47: VErS8w1yls
陸山会土地取引事件で、小沢氏の秘書であった石川議員らは、政治資金収支報告書虚偽記載の容疑で起訴されている。
検察の必死の捜査にも関わらず、小沢氏を証拠不十分で不起訴にするしかできなかったのに、検察審査会は執拗に、秘書の「虚偽記載」の共犯であるとして、「市民の感情」を盾に、小沢氏を強制起訴しようとしている。

おかしなことに、犯罪が行われたと、検察もマスコミも言っているのだが、その犯罪が、どういう犯罪であったのかを、検察も、マスコミも、それを言うことがタブーであるかのように、一切報じない。
報じない理由は、犯罪などそこには無いから。彼ら自身がでっち上げた冤罪であるからだ。

たとえば、だれかが、窃盗の容疑で逮捕されたとしたら、「スーパーでカップラーメン3こを盗んだ容疑で、逮捕起訴された」と、マスコミは報じるだろう。
石川議員は、「何をどう偽って」収支報告書に記載したというのだろうか。「カップラーメン3個を」の部分が全く報道されていないではないか。
それでは、「小沢氏の共犯」も、石川氏等と一緒に、何をしたというのかが、全くわからないままだ。
肝心の部分が、一切あきらかにされないことに、国民は疑問を持たないのだろうか。
あきらかにされないまま、小沢氏という、「国民の生活が第一」の政策をかかげた愛国政治家が、一方的に攻撃され、葬られようとしていることに、「なんかヘン、」と思うひとが、10パーセント以下しかいないのだとしたら、それこそ本当に「ヘン」だ!!


05. 2010年7月29日 15:42:47: jHR3F75EP2
ヤクザと自民党政治の研究
http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/20061112
日本人が知らない 恐るべき真実 研究ノート
http://www.anti-rothschild.net/truth/part3/find.html

06. 2010年7月29日 17:34:22: uH3KqJkmHM
>>04
>その犯罪が、どういう犯罪であったのかを、検察も、マスコミも、それを言うことがタブーであるかのように、一切報じない。
>石川議員は、「何をどう偽って」収支報告書に記載したというのだろうか

何でそんなウソを書くの??
どの新聞だって容疑内容を細かく書いているよ。
小沢の信者ってこんなウソつきしかいないの??

例えば、読売新聞は下記。

「発表などによると、石川容疑者は04年10月29日、東京都世田谷区の476平方メートルの土地を同会で購入した際、代金や手数料など計約3億5200万円を支払った。簿外で用意した現金4億円を同会の口座に入金し支払いに充てたが、同会の04年分の政治資金収支報告書の収入に4億円を記載せず、支出も約3億5200万円過少に記載した疑い。

 池田容疑者は大久保被告と共謀して、土地代金を翌05年に支出したかのようにして05年分の収支報告書の支出総額に約3億5200万円を過大に記載し、07年には同会から4億円を支出したのに07年分の収支報告書に記載しなかった疑い。」(2010年1月15日23時49分 読売新聞)


07. 2010年7月29日 18:04:39: PMdrnQmxwE

作者は、元電通 社員です。

古巣の罪状に 触れられるか?

それで、この男への信頼感は、決まります。


08. 2010年7月29日 18:14:40: eb2h8tkIwQ
このおっさん、所得税、住民税
日本で払っているの??

09. 2010年7月29日 18:20:03: WA6QvUbMuc
06>石川氏や池田氏の容疑に関して、「不記載等が指摘をされている資金移動が、そもそも記載の必要のないものであること」、また「不動産登記に関して05年に支出記載したことが誤魔化しだとはいえないこと」等、この事件が有罪にできる事件たり得ないとの専門家の見解が、かなり前からWeb情報では紹介されています。読売新聞等がこのような石川氏、池田氏、あるいは小沢氏に有利な見解を無視し、検察の主張のみを執拗に報道しているということを04>投稿氏は言いたいのではないでしょうか。ウソつき呼ばわりをするのはいかがかと思います。

10. 2010年7月29日 19:14:40: uH3KqJkmHM
>>09さん

04さんは、次のように書いています。

>おかしなことに、犯罪が行われたと、検察もマスコミも言っているのだが、その犯罪が、どういう犯罪であったのかを、検察も、マスコミも、それを言うことがタブーであるかのように、一切報じない。

一方マスコミは「一切報じない」どころか、どういう犯罪であったのかその容疑をきちんと書いている。
つまり、04さんはウソつきではないですか。


11. 2010年7月29日 19:39:01: mPIqFegdZA
>04さん 全く其の通り」です。国民のための政治をしようと孤軍奮闘している愛国政治家を潰しにかかっているのだからね。。悪人ばかりが何故もてる? 日本人はホントに馬鹿だねー。

12. 2010年7月29日 19:58:05: VErS8w1yls
09さま
応援ありがとうございます。04です。
まことにおおせのとうりです。
一時的な立替金は収支報告書に記載すべきものではありませんから、記載がないのは、当たり前で、合法です。
土地代金の支払いの日付と収支報告書書の記載の日付に2か月のずれがあるのは、小沢氏がその土地を買った時点で土地の地目が農地だったためです。秘書住宅を建てるためには、地目を住宅地に変更する必要があり、その手続きのために2ヶ月を要したからです。これは通常のことです。地目変更が終わってから、その土地を買い主である小沢氏の名で登記しました。陸山会は、土地を売買できませんから、土地を買うことも、登記することも、小沢氏の名でおこなうしかありません。登記終了後、その日に小沢氏と陸山会のあいだで、土地の使用契約書が取り交わされ、その日、つまり登記と使用契約の取り交わしの日をもって、収支報告書に記載できたのです。
このことは、世田谷区の法務局の登記簿謄本であきらかです。
この手続きに違法性なんかありません。。
読売新聞に書いてあったことは、起訴の理由なんかにはならないのです。

じゃあ、石川氏と小沢氏の犯罪って、一体なんなの?
と、いうことです。


13. 2010年7月29日 20:46:29: FPviEVAxaS
雁屋さん天皇に対する突っ込んだ意見は大変参考になります。親をけなされる様で辛いけど、おっしゃる通りだと思います。国民は真実を知らねばならない。多くの国民が辛い真実を認識したその先に真の民主国家が待っていると思います。美味しんぼ万歳!

14. 2010年7月29日 21:25:21: J0o6rialnc
>06. 2010年7月29日 17:34:22: uH3KqJkmHM さん

あなたの書いてくれた記事でよく分かりました。
つまり
 >同会の04年分の政治資金収支報告書の収入に支出も約3億5200万円
 >過少に記載した疑い。

 >05年分の収支報告書の支出総額に約3億5200万円を過大に記載

そうなってしまった理由は

>12. 2010年7月29日 19:58:05: VErS8w1yls さん
が言っています。

>土地代金の支払いの日付と収支報告書書の記載の日付に2か月のずれがあるのは、
>小沢氏がその土地を買った時点で土地の地目が農地だったためです。
>秘書住宅を建てるためには、地目を住宅地に変更する必要があり、その手続き
>のために2ヶ月を要したからです。
>これは通常のことです。地目変更が終わってから、その土地を買い主である
>小沢氏の名で登記しました。

つまり
2ヶ月のずれが、年度がまたがっている事を良い事に、検察はこの間を
  恣意的にちょん切って、
04年度は約3億5200万円過少に記載した疑い。とし
05年度は約3億5200万円を過大に記載とした。

04年度と05年度を通せば何の疑いも無い事が明白になってしまう為恣意的に別々に切って調べたということですね、検察審査会もそういえば別々に分けていますね。

12さん
 >一時的な立替金は収支報告書に記載すべきものではありませんから、
 >記載がないのは、当たり前で、合法です。
って事ですね。

簿外で用意した現金4億円を同会の口座に入金し支払いに充てたが、同会の04年分の政治資金収支報告書の収入に4億円を記載せずは合法って事ですね。
難しかったけどこの06さんと12さんの説明ですご〜くよ〜くわっかりました。

お二方さんありがとう!チュツ



15. 2010年7月30日 00:25:43: 2162A8ifdA
本投稿の最後の部分でマスコミに言及しているが時間の関係で途切れている。筆者が引き続き言及しようとしたのは言うまでもなく、もう二人のCIA「正力松太郎、鍋常」である。自民党が純正CIAブランドであるならば、読売新聞はその姉妹品であり、特捜部はGHQの盲腸である。米国のパンツを履いたニセ毛唐、自民党ー読売新聞ー特捜部は
三位一体であり、純正日の丸ブランドの小沢、亀井らを政治的に抹殺するために手段を選ばない。

16. 2010年7月30日 07:44:06: dFQfn0xMh2
日本が鎌倉以来、いかに社会主義的であったか
・日本で伝統的に行なわれる集団の意思決定と参加の仕方。
「(足利時代に)みんなで何かを決める、そして最後にサインするときに大きく
丸を書いてその周辺に各人がサインしていく。
 これは和傘を上から見たような形になりますから「傘(からかさ)連判」という
んですが、筆頭人がいないんですから、誰がリーダーかわからない。
 その点、「全員平等」です。同時に何かあったとき、この連判した者が集まり
いろいろなことを決める」(山本七平)

・傘連判に参加したものは、そのうちの一人が直接将軍から命令を受けても、
個人がただちに実行してはならない。
 サインをした人間が全部集まって、どうするかは多勢によって決める。受ける
場合もあるし、返上する場合もある。
 決定に原理、原則はほとんどない。違う意見が二つながらでバランスをとる。

・西洋の場合
 →責任者を明確にして、決断の主体を特定する。
 →→無限に多くの主張を、多数決という形で一つの主張にしてしまおうとす
る意思
(権限と責任の明確化が出発点。デシジョン・メイキング=作為の契機がある)

・日本の場合
 →決断の主体が誰だかわからなくして、決断の内容を分散。
  →→対立する二つの主張の間のバランス、平衡をめざす。
(最終責任者がいない。各参加者の感情を優先。密室談合玉虫色をデモク
ラシーという名前で呼んでいる?)

・現代でも室町時代と同じ意思決定方法。
「この前ある役人に聞いたんです、官僚制とは将軍と一揆契状との相関関係
と同じ状態にあるのじゃないかと。大臣が何かを誰かに命じた。
 命じられた者は他と関係なくすぐ実行するか、そうでなくまずみんな丸く集まって、
これを受け入れるべきか、返上すべきかと、相談するんじゃないのかと。
 そうしたら、そうだといっていました。」(山本七平)


17. 2010年7月30日 07:46:51: dFQfn0xMh2
・日本では、原理原則を持ってくれば、たいへん権力的に感じる。
(多数決は多くの意見を一つにまとめる原理原則なのだが、
 厳密に多数決をやって少数意見を消すと、非民主的であると感じて反発する)

・日本人の考えるところの、好ましい「民主主義」であるかないかの識別条件
 →相手の気持ちを察して、相手が怒らないようにする。
 →→というのが民主主義であると思ってる。(それ以外の民主主義はイヤ)
 (しかしこれは非民主的態度。
  日本人は、非民主的態度を民主的だと思っている。(感じている) 
  そして、話し合い・談合に参加していない人間は実質的に排除していて「日本的民主」
の外に置かれる。)

・本当の民主主義は
→「社長その他の経営者(イグゼクティブ)は、部下のいうことをなんにもきかず、また気持ちも
察せずに、なんでも独断的に決める。
 それに対して社員というのはまさに奴隷である。
 アメリカというのは専制君主と奴隷のシステムだと、(中略)これこそがまさにデモクラシー」(小室直樹)
 →→一人のみが責任を背負って意思決定して、巨大な組織を自分で動かす。

・日本では、
「全員で決める。私が決めたことじゃないという。いろいろ議論して上がったり下がったり、下がったり
上がったり、なんとなく決まっちゃったんだ。だから、決断した人間がいない」→決断した人間がいな
いということは、すなわち、誰も責任をとらない。

(注・これ以降「日本的民主主義」を「カラカサ談合」という言葉に置き換えます)
 余りに意味が違いすぎる二つの行動原理を、同じ言葉で表現するのは困難です

・民主主義の基礎は多数決
・カラカサ談合は多数意見無決

・日本的組織には外部からどんな働きかけもできる。(特徴)
 →いろんな方法で何人かにそういう空気をつくらす。
 →→なんとなくそれが誰の決定でもないかのごとくに決定になってしまう。
 →→黒幕というのはちゃんといる。
  →→黒幕の権限とは何だ? 元来権限がないはずだから黒幕。

・欧米の黒幕→決定を陰からあやつる
・日本の黒幕→決定そのものをあやつらずに、決定に至る「空気」を操作する

・欧米→黒幕の責任を後から追及できる。
・日本→黒幕のやることは教唆でも、共同謀議でもない。空気の操作は後から証明できない。


18. 2010年7月30日 08:02:54: dFQfn0xMh2
戦前の日本は軍国主義ではない

軍国主義とは何か
ミリタリズム(陸軍軍国主義)、またはネイビイズム(海軍軍国主義)
・軍事力を政治力にして、他国(弱国)を圧迫して自国の利権を拡大する。
→→(「太いこん棒を手に持って、静かにものをいえばいい」19世紀のアメリカ大統領の言葉)
→→砲艦外交(ガンボード・ボリシー) 強大な軍事力が背景に、他国を威嚇・脅迫する。

・戦力によって相手を圧倒するため、国家の総力を合理的・経済的に組織して軍事力に転換する体制のこと。
→日本でこれを提唱したのは、明治の「富国強兵」と昭和の石原莞爾の主張。(しかない)
→→近代工業を興して、経済力を向上させ、日本軍を近代化する。
→→それができるまで「いかなる軍事行動にも反対」(負ける戦はしないというあたりまえの合理性)

成功したのは大戦中と冷戦中のアメリカ。
 →戦争に勝つために、自然科学、社会科学、物理、数学、心理学、人類学など、科学・学問の全分野の
学者を動員して徹底的研究を行った

大戦中の日本は…
→大学教授だろうが、世界的医者だろうが、みんな二等兵として徴兵。
→若い軍曹がバンバンしごいて一兵士として使い捨てた。
→人的能力の戦力としての最適利用は考慮しなかった。 →非合理的で、軍国主義ではない。)

戦前の日本は、なぜ戦争をはじめたのか?
・戦力はなかった。→アメリカ・イギリス・中国相手の戦争。(全世界を敵にまわすも同然)
→なのに戦力の比較はくらべものにならない。
(当時の日本軍は、兵器の質、軍隊の構成は19世紀水準。
→徒歩で移動する兵隊。単発の銃。馬にひかせる大砲。シャベルを使った軍事基地建設。などなど。
→戦車・航空機・軍艦など近代的工業を背景とした戦力・経済基盤では圧倒的に貧弱。
 たとえ国民経済を疲弊させて、足りない数を形ばかりそろえても、性能的に問題→経済水準が劣っている)

・本当の軍国主義者であれば…、
「これでは戦えない。政府はこの事態をどのように考えるのか」
 と、政府の責任を追及しなければならない。
 →そんな日本人は皆無→つまり…軍国主義者はいなかった
軍国主義者であれば、有利な情報は公表する。→威嚇(ブラフ)や抑止力に使う。
→戦力を実際に使用しないで効果をあげるのがもっとも有効と考える。

・日本の実体
→軍は、「忠勇無双なる将兵をもって守っていけばだいじょうぶだ」と気魄を強調。
→→事実に向き合わずに、目をそむけて逃避し、心理的に解決。勝てないというと、「敗北主義者・腰抜け」と
非難されるのが怖。臆病者と呼ばれる勇気がない。けっきょく見てみぬふり。無責任。
→政府は、軍のことにふれられない。チェック機能の放棄。統帥権の独立を誤解していた。
→→クーデタの連続により政府要人の暗殺横行。軍のことは軍にまかす。(伝統的に農民、町民は武士にとや
かくいえない心理がある)


=======================================

立憲君主としての天皇を支持するもの
 →憲法を根拠に近代立憲君主として天皇を支える人間→いなかった
正統なる皇国日本の統治者としての天皇を支持するもの
 →尊王思想によって万世一系への忠誠により天皇をささえる人間→いなかった
*両方のアプローチのどらちから見ても、日本の統治者は実質的に天皇ではなかった
 →戦前の日本は「天皇制国家」ではなかった。(形式だけだった)

天皇はまったく無意味である→だから、絶対である(といわざるを得ない)
 →しかしまったく無意味に扱っている当事者が、最も「天皇絶対」と主張している
  →偽善者ではない。本気でそういってる。→だから最高度に始末が悪い
・戦前に天皇の命令にいちばん服従しなかったのは
 →右翼と軍部
  →しかも、軍部は上に行けば行くほど服従しなくなる。
・戦前に法律を最も守らなかったのが役人と警察
 →思想宗教の弾圧で、法治国として問題外の行為を私的命令で行なった
→なぜか
  →天皇に対する忠誠を定義するマニュアルがない。
  →法律を厳格に解釈する「つもり」がない
 →問題は同根。
  →いずれも私物命令で運用する→絶対と個人の判断を、「純粋」で埋めてしまう。
 →「純粋」で「私利私欲」なければ…→心理的に問題を解決してしまえる。
(主君の馬前において討ち死にする+主君の責めを負って切腹する(自分の命をなげだす)
 →これは武士道の最高の規範。なにか理屈いったらだめ
  →この覚悟があれば、時にお家のために主人さえ殺せる→純粋であればいい)


19. 2010年7月30日 08:11:29: dFQfn0xMh2
軍隊とは何か
 軍隊は絶対的な規律がなければ戦えない。勝てない。(命のやりとり)
 そのために、絶対的行動規制をどうやったら形成できるかが問題。

欧米的軍隊→傭兵が起源。秩序・序列は契約・宣誓で形成する。軍務宣誓(サクラメントウム)
→契約に任務の範囲が明確になっている→命令の順序が明確であり疑問の余地なし
(たとえ統帥権が独立していようがなかろうが、総理大臣の命令には絶対服従する)
→欧米の場合、市民社会の基本原理である契約秩序をそのまま使用(無理がない)
市民社会における儀礼と軍隊内における儀礼はちがわない

日本的軍隊
→軍隊内規範を絶対化して組織を有効に機能させていた。
(「「この毛布のたたみ方はなんだ。こんなことで戦(いくさ)に勝てるか」「毛布のたたみ方と戦争とどういう関係があるんですか」「理屈をいうなっ」バシッ」)(山本七平) 暴力制裁
→近代的な軍隊的秩序は欧米からの「輸入品」。「組織のみ」の存在は日本になかった。
→契約社会でない日本の庶民・町人・商人を招集して、近代的な軍隊をつくり、欧米と外見は同じやり方をそのままやる。→大変な苦痛。契約社会の「果実」をもってきても、なかなか機能しない。方言ばかりで命令する言葉もないから。
→言葉を統一し、徹底した規範を設けて強制して組織を機能させた(一般社会からの乖離の発生)→なかなかうまくいかない。うまくいくまで問答無用でそれ以上の苦痛を与えて統制。
 言葉を奪う・暴力主義の密閉社会の誕生
→もともと議論もできない人間関係中心の日本社会で契約を説明しても欧米のような秩序はできない。中間プロセス一切ヌキで、末端には非合理的としかおもえない行動の強制がおこった→司令官がだれかなんて想像もできなくて当然

→日本には、軍務宣誓(サクラメントウム)という古代ローマ以来の伝統がない

→自分たちの総司令官が「天皇」だと誰も明確に意識していなかった。
→戦闘序列の下命ってのは天皇のみの権限であり、明確に文章化されていたのに現場ではその意識がない。
(司令官がだれか明確ではない。よって政府と軍隊の関係もはっきりしない。)

日本の反軍国主義者とは
理屈抜きの横暴権力・シゴキをして反論を一切許さないから軍隊がキライ。
→ですから、戦争反対。(あたりまえ) 非日本的だからすごく居心地悪い。
軍国主義者というのは、そういうことを強行した者をいう。軍国主義ハンタイ(あたりまえ)
西欧的近代は当時の日本人にとって、まったくの非日本的生活を意味した

つまり、西洋発祥の軍国主義とは、日本人にとって非日本的であるから
生理的に毛嫌いしてしまう


20. 2010年7月30日 09:04:31: KA78FRaN9Q
[
12.1970年頃に、日本とアメリカの貿易摩擦が起こっていたし、その頃には自民党も経済的に自立出来ていたので、自民党に対する資金援助は終わった。
 しかし、CIAは長期間にわたって築き上げた関係を利用した。
 1970年代から1980年代初期に東京に駐在していたCIA職員は「我々は、全ての政府機関に入り込んでいた」と語った。
「CIAは首相の側近までリクルートしており、同時に農林省とも同じような関係を結んでいたので、日米農産物貿易交渉で、日本がどのようなことを言うか事前に知っていた」とも語った。

]

怖すぎるな・・・庶民が窺い知れない首脳部が外国によって蝕まれていたとは
なぜアメリカにあそこまで隷属しているか理解できます
日本のマスコミが植民地新聞と揶揄されてますがまさに・・・


関連ではありませんがマスコミによる大衆操作について面白い本を紹介します
参考にどうぞ
メディア・リテラシーの教科書にすべきと思うぐらいいい本でした

メディア・コントロール ―正義なき民主主義と国際社会 (集英社新書) [新書]
ノーム・チョムスキー (著), 鈴木 主税 (翻訳)


21. 2010年7月30日 11:18:13: WDUqkWurAI
>14さんが詳しく説明してくれたのでuH3KqJkmHMは納得したのか反論できないのか来なくなりましたね。
どこを見ても反論しているのはuH3KqJkmHMでした。よっぽどのひまじん?

22. 2010年7月30日 20:22:07: riLUwQIeaU
雁屋さんの書いていることは大変参考になりました。なぜ国賊のような検察と検察審査会の市民?や大手メデイア〈11社」や既得権益勢力が小澤さんや鳩山さんを追い落としたのかの疑問が解けました。属国から日本民族を解放するための一歩を踏み出そうとした志の政治家を、「アメリカに逆らう「たわけもの。ルーピー」として切り捨ていの意向を、日本国内の属国派官僚などが忖度し追い落としたのでしょうたのでしよ。文春7月号掲載の「日本人に告ぐ」藤原正彦さんの論文と読みあわすと日本人が大和魂をゴツソリ抜き取られ先を争つて幇間のような傀儡に成り下がつた病根が良くわかります。「軍事。外交。政治。金融経済。文化。科学技術。」などすべて事実上のアメリカの支配下で亡国の民となり重圧に苦しんでいる弓状列島日本と日本人を救国。救民。できる政治家は、小澤一郎さん以外居ないと思います。三顧の礼に応えた諸葛孔明のように、草の庵を立ちいでて小澤さんに総指揮をとつてほしいです。

23. 2010年7月30日 21:59:41: V0mtFp4FAE
<日本人が大和魂をゴッソリ抜き取られ>
まさにそのとうりなのですね、終戦後というか敗戦後、その結果が腐りきった政治屋の集団、魂抜き取られた日本人(人間)ってこのように腐った人間を政界に送って(洗脳テレビマシーンに騙され)しまうのでしょうね。

24. 2010年7月30日 22:59:34: Wn4GqBQpNM
日本人は乗ったときの攻撃は強いが撤退、敗北のまとめ方が下手。これは昔から繰り返されてきたことであり、今も繰り返されている。住民を置き去りにして逃げた関東軍。アメリカがパンプレットを撒いて空襲があると警告したのに逃げず十万人死んだ東京大空襲。太平洋の島々での玉砕。どれも実際の戦闘、政治上の成果は乏しい無駄な死でした。片道燃料の特攻隊、大和。美化しているけどなに、唯の無駄な死。それで戦局はなにも変わらなかった。現実よりメンツを優先すると高い代償を払うというわけです。日本航空もあんなに借金をためる前に整理すればよかったのにと思うができないのが日本人である。なあなあのもたれ合いは危機の時集団死を迎えるのである。今もどれだけ日本全体で借金を抱えているのやら。タイターは将来中国領になっていると書いているが、案外借金倒れの後、そうなる可能性も高い。日本人の偉い人は誰も責任をとらないからね。

25. 2010年7月31日 00:15:00: 6i9UrJsHdU
>>23
TVマシーンに騙されなかったから、民主党は大敗北した訳で。

マスコミは明らかに菅政権を推そうとしていた。前原派は官僚の息が
かかっていたので。
様々なルートに手を伸ばす霞ヶ関は民主党をほっとく筈は無く、野党時代から
民主党内部に官僚派議員を送り込んでいた。2大政党の自民と民主の双方を
手中に収めて、どちらが勝っても官僚支配を続ける体制作りを進めてきたんですよ。

菅内閣が大勝すれば、自民と民主双方を霞ヶ関支配に置く、完璧な官僚政治が
完成するはずだったけど、そうはならなかった。有権者がそれを阻止した。


あと、CIAが自民党や官僚、マスコミに支配の手を伸ばしたのは確かでしょうけど、
他の国と同様、CIAは完全に成功していたとは言えないのでは。
憲法九条の温存は自衛隊のベトナム派兵を阻止したし、田中角栄の日中接近も
米国の予想外だった。最近だと小泉総理の北朝鮮訪問も米国の意向に反して
いたし。これは当時米国側がかなり憤っていたのが記事にもなっている。

CIAは戦後日本を完全に支配していた訳ではない。やっぱしヘボ諜報機関なん
ですよ。最近では、米国政府や企業の意思とCIAの意思がずれたりしている
様ですし。


26. 2010年7月31日 12:56:53: ADS4sp6IaV
06よ、おぬしは、中身知らずだ!(笑)ゴミ売りの情報を鵜呑み、馬鹿みたいだ!よく調べよ!登記は任意性だ、自己責任、登記は第三者の対抗手段、別に信頼のおける方なら、登記は、10年先でも20年でもOKだ。資金ので何処は、4億円は記載している!既に説明している。それ以上の説明は無い。国民を馬鹿にしないでね!売穀奴参詣!(笑)

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