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(回答先: 野中広務元官房長官を生直撃! 官房機密費の実態 投稿者 妹之山商店街 日時 2010 年 7 月 29 日 03:25:40)
(投稿者)大変な労力だと思います。感謝!
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Togetter - 「関テレ「アンカー」官房機密費問題」
http://togetter.com/li/38474
関テレアンカーに野中広務氏が出演して官房機密費問題について語った部分を関西岩上サポーターさくらさんが徹夜の文字起こし。
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青山氏「野中氏がこの4月に官房機密費を配ったという大変ショッキングな証言をされた。そのショッキングというのは野党の政治家に渡したというのは前から政界では噂になっていたが政治評論家をはじめとするジャーナリストに渡していたというのが僕は一番ショッキングだと思う。」(続く)
2010-07-28 18:29:43
(続き)「ところがその後ジャーナリストに渡ってると言われているのに、そのマスメディアの側がほとんど取り上げられてこなかった。それで編集のきかない生放送の場で野中さんにお話していただけませんかとお願いした。今日のキーワードは“人を信じられる社会のために”。」(続く)
(続き)「政治家に官房機密費、賄賂が渡っていたというのは許されないことだが、僕も元記者の一人として人を批判する立場の人間、メディアの人間が賄賂にあたる金をもらっていたこれで世の中信じられるのかというのが普通の国民の思いだと思いますから野中さんに今日お聞きしたい。」(続く)
(続き)野中氏登場。宮崎氏、「官房機密費の問題に関心があり、なかなか地上波のテレビでやらない、衛星放送の方ではやったが今日はいろいろな話を聞きたい。」青山氏「相撲界のスキャンダルをメディアはいろいろと追求してるが、相撲界の闇も全部明らかになたとはいえないが・・・」(続く)
(続き)「一応委員会も作り外部の人も入れて調べている。しかし、野中先生から官房機密費が記者やジャーナリストに渡っていたよという趣旨の発言があったのにどこの通信社も新聞社もテレビ局も調査委員会すら作らない、外部の人に調べさせることもしないと、コレ絶対おかしいですから・・・」(続く)
(続き)「今日はそのきっかけになって欲しいなと思う」と青山氏。 ここで野中氏が4月に発言した内容を紹介。(それは省略します)青山氏「野中さんがおっしゃったのは野党対策費ということですよね、でもそれは野中さんが勇気ある告白をされる前からやってるだろうということはみんな思っていた。」
(続き)青山氏「ただ政治ジャーナリストや評論家にまで裏金を渡していたというのは僕は正直政治部に10年以上いましたけど僕のところには全く働きかけはなかったし、そこが記者の側も受け取っていた更に野中さんは政治評論家だけを言わばおっしゃってますけど他の証言では・・・」(続く)
(続き)「新聞社とか通信社とか放送局の現職の記者にも渡っていて、その人たちが今幹部でいるという話もありますね。野中さんにお聞きしたいのは野党だけでなくジャーナリズムの側に渡していたということは国会を乗り切るために具体的にメリットがあったんですか?」(続く)
(続き)野中氏「いやぁ・・・現職の記者とかこういう人に渡したことはありません。それぞれテレビ等に出て評論をされるこういう方々にはお渡しをしたことがありますし、私が前の官房長官から引き継いだノートにこの方達というのは書いてありましたからそれに忠実に秘書官を通じて持っていかせた」
(つづき)宮崎氏「あとでVTRで出てくるとジャーナリストの上杉隆さんがこの問題を“週刊ポスト”で追求されてますがこの中での証言をみると、特に官邸番のバン記者といわれる人たちがかなり慣習的にお金をもらうということがあったという証言が出てきているんですが・・・」(続く)
(続き)宮崎氏「このことについて何か感知されてませんか?」野中氏「私はね、上杉さんというのは無責任だと思う。あの人私にいっぺんもですねインタビューなんかしたことないですよ。それにその“週刊ポスト”とか“フライデー”とかこういうところでね、電車のつり革とかに・・・」(続く)
(続き)野中氏「電車のつり革に野中広務激白とかこういうのでですね、みなさん中読んだら私の名前なんか1回もないですよ」山本氏(司会者)「1回も取材受けたことないんですか?」野中氏「ないですよ!顔も見たことない・・・」(続く)
(続き)野中氏「非常にね、あの人がジャーナリストで、あーいうよにねポストを通じて書いてこられるというのはね、、みんな中身みて下さい、私の言葉がどこに出ておるのか・・・」間を割って宮崎氏「野中さんの証言というのではなくて他の方々の証言として今言われたことのような・・・」(続く)
すみません。続きはまたあとでしますので・・・。
みなさん大変お待たせいたしました。関西テレビ「アンカー」での野中広務氏出演の官房機密費問題のツイートを再会します。
宮崎氏「野中さんの証言というのではなくて、他の方々の証言として今言った記者達に渡ったんじゃないかと書かれているんですが・・・。」 野中氏「都内の電車のつり革にはですね、つりビラには“野中広務激白!”とかみんな私の名前が出てるんですよね。迷惑至極でですね・・・」(続く)
(続き)野中氏「やっぱり私はあ〜いう記者の方も自らモラルを持っていただかないと非常に残念だと思っております。」 宮崎氏「上杉さんのことはともかく置くとして、そういう現役の記者に対して、官邸周りの記者に対してお金が渡ったということは感知されていない?」(続く)
(続き)野中氏「ありません」 宮崎氏「ないんですね?」 野中氏「ないです」 青山氏「野中さんが官房長官のときには渡せなかったけれども、その前の自民党政権時代の官房長官やその後の官房長官についてはどうですか?」(続く)
(続き)野中氏「それは私は知りません。知りませんけれども恐らく渡したとしても受けとらなかったと思います。」「それほどそのね、官房長官とバン記者との関係はきちんとしておったと思います。」 青山氏「ご覧になった引継ぎ後にはいわゆる政治評論家の名前だけだったんですか?」(続く)
野中氏「そうですね、ま、その他いろんな雑誌の関係やら・・・」 青山氏「雑誌記者?」 宮崎氏「編集者とか記者ということですか?」 野中氏「記者ですね。」 山本氏(司会者)「あの引継ぎ名簿、ノート どういう形のものなんですか?」 野中氏「大学ノートですよ。」(続く)
(続き)山本氏「大学ノートに?その一覧がノートにずら〜っと書いてあるわけですか?」 野中氏「ええ。」 山本氏「前任者の方の?」 野中氏「ええ。」 山本氏「それを元に引き継いだ側はどういう風に?」 野中氏「そのまま持っていって正直に配らしただけで・・・」(続く)
(続き)山本氏「ということは去年もAさんに50万円あったとしましょう、そうすると引き継いでるんだから今年もそのAさんには50万円っていう形で、じゃ慣例として同じ人に毎年いくらか渡っていたということですか?」 野中氏「そうですね」(続く)
(続き)宮崎氏「それは先ほどの青山さんの疑問に立ち返るんですがそれを配ることによって官邸がどういうメリットがあったのかと、そもそもその名簿に書かれてる人たちの人選というのはどのような形で行われたというのはこれはご承知されてるんですか?」(続く)
(続き)野中氏「いやぁ私は誰がやったかわからない」 宮崎氏「わからない?」「またそうすることによって世論操作ができるなどと私は思ってませんでした。」 宮崎氏「じゃぁ、もう本当に慣習的に惰性的に配ってるだけという形なんですか?」 野中氏「そうです。」(続く)
(続き)野中氏「そういう感じですね」 青山氏「野中さん、逆に言うと今まで毎年もらっていた政治評論家が急に野中広務さんが官房長官になったら、くれないとその横になっちゃってテレビで攻撃し出したり、そういうことを避けるためには続けざるを得なかったということですか?」 (続く)
(続き)野中氏「まぁそこまで考えたこともありませんでしたけれども、私はやっぱり前の長官から引き継いだものをそのままやっておこうと。自分で自問自答したこともありますけれどもやはりこれは私の間は金融国会しかも参議院が逆転して非常に金融不安が増幅していくそういう時でありましたから・・」
(続き)「そういう時でありましたから、まぁ粛々とやっていこうとそう思っただけでありまして・・・」 青山氏「つまり野中さんとしてはノートに取捨選択、付け加えたり削ったりはしてなかったよということですね。」 野中氏「してません。」(続く)
(続き)野中氏「ただわざわざだから私が発言した中にかつて政治家でありしかも今は評論家をしておられる人が小渕総理に電話をかけてきて家を建てたから3千万円祝いをくれと言ったと、で小渕さんが私にそういう要求があったんだけれどもどうだろうと、こういう話がありました。」(続く)
(続き)野中氏「暗に官邸機密費で処理してくれたらいいんじゃないかと、ま、小渕さんのような気の弱い人ですから、そういう暗に気持ちがあったんじゃないかと私は思いましたんで、“総理、ダメですよ”と。“そんなことをしたらダメです”と。・・・」(続く)
(続き)野中氏「“絶対にあなたの個人のお金も祝いとして出したらダメですよ”と言うて念を押して止めたんです。」 青山氏「あのぉ、小渕総理ご自身も竹下内閣の時に官房長官をされて平成の元号を示されたんですが、小渕さんも官房長官時代におそらくその引継ぎ簿に従って・・・」(続く)
(続き)青山氏「引継ぎ簿に従ってお金を配ってたという感じですか?」 野中氏「そうですよね。」 青山氏「つまり要求がエスカレートしたということですよね。その官房長官時代にお金を渡した相手から小渕さんが総理になったら、お前もっとやれるだろという意味ですね?」(続く)
(続き)野中氏「と思いますね」 青山氏「汚い話ですね」 山本氏「ただね、歴代の官房長官にですね、いろいろと今回アンケートしたんですね、関西テレビの方で。で、平成以降の19人に機密費に関するアンケートを行ったんですが2人の方からしか返答がいただけなかったんです。」(続く)
(続き)山本氏「え・・・与謝野馨元官房長官は1ヶ月の在任でしたので日々の出費のみでした、と。 で、私自身はきちんと帳簿につけ引き継ぎましたという回答を得ています。それともう一人が塩川正十郎さん、この方もお答えをいただきました。」(続く)
(続き)山本氏「塩川さんのお答えがこれは官房機密費をどれくらい使用していましたかという問いに対しては、機密事項ですので返答は拒否しますということなんです。」「で、国会対策で議員などへは個々人の議員対策には使用したことはないと。・・・」(続く)
(続き)山本氏「ジャーナリストや政治評論家へは会の主旨と会の主催者に対し補助することもあった、と。」 宮崎氏「会って何なんですか?」 山本氏「その会のことはあとにして、それともう一つはですね、引継ぎ用のノートや資料は存在するのですか?という問いに対して、引継ぎ事項はないと。」
(続き)「今回お答えいただけませんでしたけど、武村正義元官房長官はご自身の著書の中で一切記録も残さないで下さいと官邸の担当者に言われたと書かれているんですよ。」 青山氏「つまり帳簿はなかったと」 山本氏「つまり帳簿はなかったということになりますよね。」(続く)
(続き)山本氏「その歴代の官房長官の方も引継ぎはあったとお答えになる方と、いやなかったと答えになる方・・」 宮崎氏「しかも武村さんは帳簿はなかったと与謝野さんは自ら帳簿をつけたとお答えになってますよね。非常に興味深い齟齬(食い違い)だと思う。」(続く)
(続き)野中氏「いやいや引き継ぎの帳簿というのかどうか、とにかく内閣の職員から前の長官の機密費をお渡ししておった記録は長官が書いておられるこれですからご参考にされてこれから取り扱って下さいと、こういうことで・・・」 青山氏「野中さんそれは官房長官によって自分で付けて渡す人と・・」
(続き)青山氏「渡す人とつけなかった人がいるということですか?」 野中氏「さぁ・・そこは私はわかりませんね。」 青山氏「野中さんご自身はお付けになったんですか?」 野中氏「つけました。」 青山氏「代わられる時に付けて渡されたんですね?」(続く)
(続く)山本氏「でも、武村さんは一切記録にも残さないで下さいと言われてるんですよね。」 青山氏「ただ、それは野中さんもおっしゃった内閣府、昔なら総理府あるいは内閣官房の人たちの考え方にもよるだろうし、その時の官房副長官、たとえば事務の官房副長官がかつてもっと力がありましたよね」
(続き)青山氏「その考え方にも左右されたんじゃないですか? これは推測ですよ、だから野中さんにお聞きしたほうがいいんですけども」 野中氏「まぁ、そうかもしれませんね。」 青山氏「あと、今の塩川さんの証言で気になるのがジャーナリストに対して“会”の主旨、これは?」(続く)
まだまだ続きます。頑張ってツイートしますが、よければ明日にでもまとめて読んでいただいた方がいいような気がします、とちょっと自分のノロさに申し訳ないなう。
(続き)宮崎氏「その会の主旨をどう野中さんはお考えになりますか?」 野中氏「なんかその・・・講演会とか励ます会とかいろいろとありましたからね。そういう時にお祝いとして持っていくということはありましたね。」 青山氏「その相手は政治評論家だけですか?」(続く)
(続き)野中氏「そうです。」 青山氏「現職の記者がね、たとえば僕の記憶の中にもあのぉ現職の・・すみません、はっきり申しますが共同通信の僕の遥か先輩ですが本を出して出版記念会をやって、その時に政治家を呼んだ方がいましたよ。これは共同の中では大変な問題にはなりましたけどね」(つづく
(続き)青山氏「たとえばそういう時に実は今おっしゃったお祝いとしてお金が渡ってたんじゃないですか?」 野中氏「いやぁ僕は現職の記者の催しがあったことは僕の時にはありません。」 青山氏「噂としてお聞きになったことは?」 野中氏「聞いてないですね。」(続く)
(続き)山本氏「それは野中さん側にどういう線引きだったんですか?たとえば、フリーランスで記者をやっておられる方にお渡ししてもですね、そのどこかの社に組織に籍をおいている政治部記者には渡さないっていうのは野中さんなりにどういう線引きだったんでしょう?」(続く)
(続き)野中氏「いやぁ私の番を基本的にやってる人にそういうことはやってはいけないし、よりそれを超えた人にすることは我々政治をやる者が政治自身を歪めてしまうことなんだと気持ちがありました。だから一切私はそういうことはしませんでした。」(続く)
(続き)宮崎氏「まさしくその通り歪みの問題が大問題だと思うんですけれど、とするとその政治評論家やフリーランスの政治ジャーナリストに対して渡したというのはこれはあくまで引き継いだものだから唯々諾々となさったということですか?」(続く)
(続き)野中氏「そういうことです。」 青山氏「野中さんとしてはさっきお嬢様のお話をされてましたが内心悔いるものがあったということですか?」 野中氏「そうです。で、ま、こんなことをしてていいのかなぁという気持ちはありました。」(続く)
(続き)野中氏「けれどもあの当時のいつ国会がぶっ倒れても仕方ないような・・・で、銀行が次々と倒れていくというあ〜いう状況の時でありましたからその善悪を考えるまた決断を出来る勇気が出てきませんでした。」 宮崎氏「でもね、さきほど世論操作という効果というのはなかったという風に・・・」
(続き)宮崎氏「なかったという風に思うとおっしゃいましたよね。そうするとその時点で止めてしまってもあのぉ政局を動かすような問題にはならなかんじゃないかという気もするんですがいかがでしょうか?」 野中氏「いやぁ、そりゃあなたの考えであって今その止めることが・・・」(続く)
(続き)宮崎氏「ま、状況的にやれなかったということですか。」 野中氏「そういうことです。」 青山氏「止めたら仕返しも含めて何かあったんだろうということですよね?」 野中氏「ううん・・・まぁあるかもわからないという危惧が私のところで止めてしまうということが不可能だったということ」
(続き)青山氏「あえて聞くんですけど、ようするにもらってる本人は汚い金と必ず分ってますよね。官房機密費じゃなくて本当は官房報奨費でたとえば北朝鮮の中の情勢を取るため北朝鮮の工作員をはっきりいうと手なずけて金で日本政府が情報を取るというのはこれは国際社会の常識ですよね」(続く)
(続き)青山氏「でも、ジャーナリストが取るというのは汚い金そのものじゃないですか。それが途中で止められたり、たとえば野中広務さんはようするに野中広務さんに対して批判もあれば賛否いろいろとあると思いますけれど、気骨の人は気骨の人じゃないですか。」(続く)
(続き)青山氏「僕はあえて申しますが、でその人が止めたとしたら必ず仕返しをしてくるだろうって人間達です。それ最低ですよ。ね?そんな人のいうことを私達の民主政府が聞かなければいけなかったのかとあらためて正直いま思うんですが・・」(続く)
(続き)野中氏「今から考えるとそういうことも考えられると思います。ただね、あの時ほとんどね24時間もね寝ないで連日繰り返して国会を続けておった状況の中で総理までが徹夜をしてやってるわけですね。まぁ、そういう状況の中で新たな波紋を自分から起こすことは避けておきたいという気持ちが」
(続き)野中氏「という気持ちがありました。」 青山氏「僕が冒頭に申しましたように、もし新聞社、通信社、テレビ局、ラジオ局の中で1社でもね、調査委員会を作ったとしますね。そしたらそこでは現在の野中広務さんは証言、もっと深く・・・はっきり言うと個人名も挙げて緒言していただけますか?」
(続き)野中氏「まぁ覚えてる範囲内では言えるとおもいますよ。でも、それはやられる意図によりますよ。」 宮崎氏「意図とは?」 野中氏「どういう目的で今調査委員会をおつくりになるか・・・」 宮崎氏「その民主政治に資するものであるならば証言なされるということ?」 (続く)
(続き)野中氏「そうそうそういうことです。」 青山氏「これは重大な決意表明だと思いますよ。」 (このあとその上杉さんの話、ただしVTR)
(続き)上杉氏「たとえば講演量という名目で渡そうとされたりあるいは車代もそうですけど、外遊に行くときは記者の人たちもそうですけどお土産代とか」 (ここでナレーション:ある会食の場で金銭を渡されそうになった経験があります。)
(続き)上杉氏「ちょっとはっきり時期は覚えてないんですけど、その官邸関係者の方達と会食をしたときに帰り際にこれ、お土産ですという感じで渡すんです。で、家に着いた時に、お土産の横に白い封筒が入っていてあれ?なんだこれと思ってパツとみたらもう見えませんけど封をしてあるんで明らかに」
(続き)「明らかにお金というか大体30〜50万ぐらいはあったと思います。どちらかはっきりとは覚えてませんが・・・これはまずいと思ってすぐに電話してその日の夜にその人の自宅に返しに行った」
(続き)またここでナレーション:NYタイムズの記者の経験もある上杉氏、アメリカでは取材対象者と付き合う際の厳格なルールが存在するといいます。
(続き)上杉氏「私がかつて99年から2002年までニューヨークタイムズという新聞社にいたんですがその時にはたしか“5ドルルール”というのがありました。5ドル以上のものを取材対象者から便宜供与、物品供与 もちろん金銭を受けてはいけないと。つまりその額を超えたら・・・」
(続き)「つまりその額を超えたら取材対象からの賄賂と見なす。つまり賄賂を受け取りながら取材をするということでそれはジャーナリズムとしてペンが鈍る可能性があるので認められないという認識のもと各社それぞれ自分達のルールを作ってますね。常に距離感と公平性を保ちながら取材する」
(続き)官房機密費についてー上杉氏「問題はそれを受け取るマスコミの人間がいるというのが最大の問題でやはりそれは民主主義の根幹にかかわりますし官房機密費の問題というのは政治の問題ではなくてマスコミの問題だと言い続けてきた」上杉氏の話は以上。
(続き)山本氏「野中さんの先ほどのお話の中でマスコミの人間には渡していないと・・・」 青山氏「野中さんがおっしゃったのは新聞社、通信社、放送局の現職の記者とおっしゃったんでマスコミという点では当然政治評論家もはいるでしょう。テレビやラジオで発言するんですから」(続く)
(続き)青山氏「野中さんのおっしゃったことを正確にいうと、野中さんが官房長官のときに官房長官番との間でそういう金銭のやりとりはしなかったよということをおっしゃったんですよね。」 野中氏「まったくありませんでした」
(続き)青山氏「あえてお聞きしますが、他の政治家とたとえば新聞社、通信社、放送局の記者や幹部とどういう関係があったかは野中さんは掴んでおられないんですよね?」 野中氏「いやぁ・・・やってません!渡してません!」 青山氏「野中さんは、ですね!?」
(続き)青山氏「ただ官房機密費って官房長官だけが持ってるわけじゃなくて野中さん自身も証言された通り総理以下いろんな政治家に渡っていくわけですよね?そこからまた渡っていくということはありえますね?」野中氏「はい、それはありうるかもわかりません」
(続き)山本氏「そうなってくると各社それぞれ検証しなければいけないということになってくるわけですよね」青山氏「当たり前のことだと思いますよ。」山本氏「いつまでも平行線ということになってしまいますから」宮崎氏「機密費って基本的には源泉となるのは国民の税金なわけですよね」
(続き)宮崎氏「これは非常に不透明な形で使われていること自体が・・・あのぉ・・・しかも制度的に領収書いらないとかなんとかっていうことに隠れ蓑にして国民の目から遠ざけられていたということは非常に問題だと、しかもそれがましてメディアに渡っていたということになれば上杉くんが・・・」
(続き)宮崎氏「上杉君が言っていたように民主主義の根幹問題だと思うんですけど、これを取り上げないっていうのはね、これはおかしな話ですよね。」青山氏「普通は取り上げないということは、やましいことがあるからだと世間の常識では思いますよ、一般生活者の常識では。」
(続き)野中氏「いやぁ・・・私はそこまで思いませんけどね。ま、我々の時にはそういう付き合いはなかったし、むしろ最近になって10年とか15年とかそういう節目になった時には私の運転手をしとった人たちとかあるいはSPをしとった人たちとか、そういう人たちが自分達で会費を出して・・・」
(続き)野中氏「会費を出して私を激励してやろうとこういうことが今年も阪神大震災の15周年でしたからみんながやってくれまして非常に感銘を受けて、また記者のみなさんもそういう催しをしてくれました。」青山氏「僕はそこ実はわかるんですけど、野中さんとしては長かった政治生活ご自分で・・」
(続き)青山氏「ご自分でかつて衝撃的な引退もされてですよ、で、いわばやっぱりケリをつけたいというお気持ちがあるんじゃないかと・・・」野中氏「いやいや、あったんですよ。ただ出来なかったから私はせめて民主党という政権に代わった時に、しかも私も年だしやっぱり遣り残した仕事の一つだし」
(続き)野中氏「仕事の一つだし、世に明らかに問うことによってやはりこういう不透明なやり方はやめるようにして欲しいなとそういう気持ちがあって民主党が本当に勇気があって、この政権で新しいあり方を作っていって欲しいなという気持ちがありました。」宮崎氏「全くその通りだと思います。」
(続き)宮崎氏「野中さんが官房長官をお辞めになったあと2001年だと思いますが、あの外交機密費流用問題というのが発生しました。あの中で外交機密費が実は官房機密費に繰り入れられていたという疑惑もあったんですが、あれはマスメディアの注目を浴びたので、それ以降官房機密費も・・・」
(続き)宮崎氏「それ以降官房機密費も外交機密費から流用されなくなったらしいんですよ。それ以降システムがよくなったかどうかというのをご存知ないですか?」野中氏「よくなったと思いますね。」山本氏「あれ外交機密費の時は散々みんな取材して記事にしたじゃないですか」
(続き)宮崎氏「その通りです」山本氏「なんで今度の官房機密費・・・」宮崎氏「しかも官房機密費の問題と密接に関わってる問題にも拘らず今回は大手メディアというのは、ほとんど取り上げないということですね。」青山氏「あの・・過去の問題だけじゃなくてこれからどうするかというのも・・」
(続き)青山氏「どうするかというのも大事だと思うので野中さんにも来ていただきたかったんですが、さっきメディアの自浄努力もありましたけれど民主党内閣がその今の官房機密費のあり方を自ら改革するだけでなくて自民党時代から遡って政府の権限も使って調査したいとなった時には・・・」
(続き)青山氏「なった時には、その先生は元自民党でいらっしゃいますけれど、今も政界を引退されたけども自民党員だと思いますけれど、超党派で自民党時代の汚れた部分の調査にも協力はされますか?」野中氏「はい、現在まで喋ってきたので協力はします。」
(続き)青山氏「もし調査があるとすれば個人名をたとえ一旦伏せた状態でも証言して本人に確認して云々という調査はあると思うんですが・・・」野中氏「全部ね、名前を覚えてるわけではありませんから特定の個人の名誉を傷つけて私が忘れておった人とかをあるいは渡したけれども覚えてなかったとか」
(続き)野中氏「そういうことによって個人の名誉を傷つけてはいけませんからそこまで私が立ち入ってこのことを究明される会があったとしても申し上げることはありません。」青山氏「その引継ぎ簿というのは残ってないんでしょうか?」野中氏「ないでしょう」
(続き)青山氏「やっぱり代わるときに裁断かなにかされてるんですか?」野中氏「いや、どこまで真実か知りません。」青山氏「あっという間に時間が立って番組が終わるまであと1分しかないんですが無理を押してでも来ていただきたかったのは政治家よりもジャーナリズムに金が・・・」
(続き)青山氏「ジャーナリズムにお金が渡っていたということは深刻なだけじゃなくって、このままうやむやになると特に若い人が日本という国を信じられなくなると思うんですよ。たとえばテレビで何か発言している人が必ず裏があってですよ、たとえば僕に対してもそういう中傷がきますよ。」
(続き)青山氏「僕のことは今日はあまり言いたくないんですけど、たとえば民主党を批判していると自民党から官房機密費や裏金をもらったんじゃないかと・・・若い人が結構悩んでメールよこしたりするんですよ。だがこれはうやむやにするんじゃなくて最後まで追及せざるをえないと思うんですよ」
(続き)青山氏「その時にさっき言いましたメディアに調査委員会が出来たり、民主党の側であっても自民党時代のことも全部掘り起こして調べたいとなった時には、僕から最後にお願いしたいんですが野中広務さんの男気を信じてそこに証言していただきたいと気持ちなんです。」野中氏「します!」
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これで全て終了です。たくさんの方に応援ツイートをいただけたこと感謝します。岩上さんにも声をかけていただいて嬉しいです。ありがとうございました。
2010-07-29 03:41:29
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