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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2010072802000072.html
<スコープ>首相の求心力戻らず 代表再選へ党内冷淡
2010年7月28日 紙面から
政府は二十七日夕の臨時閣議で二〇一一年度予算の概算要求基準を決めた。目標の月内決定を果たし、予算編成は順調なスタートを切ったように映る。ただ、取りまとめの過程では、党内から政治主導の後退と批判される場面が目立ち、菅直人首相は九月の代表選に向け、求心力を回復するには至らなかった。 (竹内洋一)
首相は同日夜、概算要求基準の決定に際して一部閣僚から異論が出たことについて「政治主導で予算編成に当たるのだから、閣僚の間でいろんな議論が出るのは自然だ。私は逆に政治主導を象徴していると思う」と記者団に述べた。
だが、首相の言う政治主導には、出足からケチがついていた。
首相は国家戦略室の機能を自身への助言に特化し、政府内の政策調整には関与させない方針を示した。概算要求基準の策定では、仙谷由人官房長官と民主党の玄葉光一郎政調会長が調整役を担った。戦略室は鳩山政権で政治主導の象徴として期待されていただけに、党内や閣内から不満の声が出た。
代表選では、今のところ首相の対抗馬は名乗りを上げていない。首相に批判的な議員は、就任間もない首相を引きずり降ろす「大義名分」を探している状況だ。戦略室の見直しは、反首相派に格好の付け入るすきを与えてしまった。
概算要求基準に盛り込んだ一律一割削減も評判が悪い。首相や仙谷氏は、無駄遣い削減や予算の組み替えを徹底するには、最低限の削減目標を設定する必要があると判断した。ただ、各省に要求額の上限を示す手法は自民党政権時代の「シーリング」と似ており、党内や閣内から「自民党と変わらない」「財務省主導だ」と批判を招く結果になった。
財務省が官邸主導を「演出」したことを認める場面まであった。池田元久財務副大臣は二十六日の記者会見で「形の上で政治主導を見せるというか、官邸、党もかんでいただいて丁寧にやった」と、うっかり「本音」を漏らしてしまった。
野田佳彦財務相は二十七日の記者会見で、池田氏を口頭注意したことを明らかにして火消しに走ったが、党内の菅内閣に対する視線は冷ややかだ。戦略室の機能見直しを批判する松井孝治前官房副長官はツイッター(簡易ブログ)に「今必要なのは『演出』だろうか?」と記した。
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