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http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100525/mca1005250502003-n1.htm
政治とカネをめぐる問題が一向におさまりません。政権交代によってクリーンな政治が実現すると期待していた方も多かったのではないかと思います。しかし、現実には、それどころか、政府のトップである鳩山由紀夫首相、党の実質的トップである小沢一郎幹事長の2人が、ともに金銭問題を抱えてしまったのですから、どうしようもありません。
政治家個人への企業・団体献金は、いわば政治腐敗の元凶です。献金がなされれば、その見返りとして、何らかの便宜供与を図るという関係が生じかねないからです。
◆「ワンクリック献金」推進
みんなの党は、「政党支部や政治団体を通じた政治家個人への企業・団体献金を即時全面禁止」を実行します。そして、「政党本部(政治資金団体を含む。)への企業・団体献金」も早急に禁止します。
その代わりに、「個人献金」、特に、インターネットを活用したクレジットカードによる「ワンクリック献金」を拡大していきたいと考えています。米国でオバマ大統領が誕生した背景としては、「ワンクリック献金」の力が大きかったといわれます。「25ドルの献金にも巨額の献金と同じ価値がある」とのメッセージで小口の献金を募り、あっという間に、395万人の献金者から7億4500万ドル(現在のレートで約670億円)の献金を集めるに至ったのです。
みんなの党では、既にこうした「ワンクリック献金」をできるように、ホームページ上にサイトを用意しています。政治腐敗と紙一重の政治から、個人の志によって支えられる政治に転換していくため、「ワンクリック献金」の拡大に努めていきます。
◆消費税増税を言う前に
これまでの回で、霞が関改革については既に、みんなの党の考え方をご紹介してきました。しかし、官僚機構(霞が関)の改革だけでは不十分です。政治(永田町)の改革も一体的に行わなければなりません。
みんなの党は、昨年夏のマニフェスト(政権公約)の冒頭で、「まず国会議員や官僚が身を切るべきだ。『国民の手に政治を奪還する』とは、まず、政治家や官僚の利権・既得権益に食いつぶされている国民の貴重な税金を、本来の持ち主である国民の手に取り戻すということだ」と記しました。事業仕分けで官僚を問い詰めるパフォーマンスだけではなく、国会議員自らが身を切る政治改革(永田町改革)が必要なのです。
具体的には、まず、国会議員の数を大幅削減し、給与カットを実行します。衆議院議員は300人(180減)、参議院議員は100人(142減)にします。参議院には都道府県知事など地方を代表する議席枠を創設し、将来的には憲法改正時に衆参統合による一院制を実現します。国会議員給与は3割、ボーナスは5割カットします。
そして、さまざまな議員特権も廃止します。無料パス(JR、民営鉄道、バス)、無料航空券を廃止し、衆参議員宿舎は売却します。また、議員年金は、現行では在職10年超の議員には選択制で年金を存続となっていますが、完全廃止します。
このように、国会議員自らが身を切ることをまず行わずして、「消費税増税」という声が閣内からちらほら聞こえ始めたことは、理解しがたいことです。「(国民に不人気な)増税に踏み込む政治家こそ、覚悟ある政治家」といった勘違いをしているのかもしれませんが、まず自ら身を切る覚悟こそ示すべきでしょう。
◇
【用語解説】みんなの党
2009年8月8日結成。結党後わずか10日で突入した衆議院総選挙で5人当選。得票も300万票を超え、議員数、得票率共に政党要件を満たす。政策の三本柱は「脱官僚」「地域主権」「生活重視」。政策の旗印、理念や政策での政界再編を訴える。バラマキよりも、増税よりも、経済成長を重視。支持率も急上昇し、ワンルームマンションの小さな党本部は活気に満ちあふれている
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