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2010年07月27日 14:16
架空の世界からの脱出
以前どこかで読んだ記憶があるのだが、確か(間違ってるかもしれないが)手塚治虫氏か誰か有名な漫画家の発言で「漫画が日本をダメにした」というのがある。 漫画の全てが悪いわけではないが、漫画というのは絵図に簡単な言葉が1コマ1コマに書かれているだけで、その中には簡単な漢字とひらがな、カタカナで占められている。 そして文章で内容を理解するのではなく、そのほとんどが書かれた絵図を見て想像、もしくは妄想して理解しているのが漫画である。
その方は漫画は人に夢を与え楽しくさせるが、漫画を読めば読むほど文章の理解力、読解力、漢字の読み方・書き方などが低下していくと指摘をしていた。 つまり簡単に言えば「バカ」に近づいていくという事でもあるだろう。 日本人が母国語である日本語で書かれた文章を、理解できない、読めないという悪影響を懸念していた。
もっと言えば、言葉が理解できないから会話が成立しなくなるということでもあるだろう。
または言葉を理解できないから騙されるのだ。 ちなみに私は中学3年で漫画を読むのは止めた。 それは漫画ほどつまらないものはないとその頃感じたからだ。
ドラえもんを読んで(見て)、のび太がドラえもんの出す秘密兵器を使い、うまく危機から脱出したり、いい事に出くわしたりすることに憧れるのはいいだろう。 カワイイもんだ。
恋愛系でその主人公などに憧れるのもいいだろう。 しかし読んでいる本人が主人公になりたくてもなれないという不可能な事でもある。
漫画ではないが、テレビのドラマもそのようなものだろう。 現実の身の回りでは起こり得ない、ほとんど不可能なストーリーに自分を当てはめ満足している。 というより満足させられていると言ったほうが正しい。 漫画やドラマを見ている間は満たされているが、それが終われば架空の世界から現実の世界へ放り込まれる。
しかしその後、現実の世界で起こっていることを真剣に考えようとする人は少ない。 考えているようで考えていない。
最初に漫画を例に挙げたが、私が思うのは、最近は漫画より「お笑い」「お笑い芸人」が日本人をダメにしている要素が多いのではないかということだ。 日本のことわざには「笑う門には福来る」というものがあるが、人生につまずいたり失敗して悩んでいるよりも、楽天的に考え、笑って前に進む。 そして失敗を成功の元にするというような考えには賛成するが、特にここ数年はTVでもニュースでもお笑い番組やお笑い系の芸人が頻繁に出演し過ぎていると感じるし、そしてそれが日本人をダメにしているのではないかということだ。
本業はお笑いなのに、どんな分野でも芸人が出てくる。 グルメ、動物系、スポーツ、クイズ、政治系などだ。
このお笑い系が漫画よりたちが悪いのは、漫画は絵と文字だけで、それほど感情が強烈に直接読み手に植え付けられないが、漫才は何故だか人気がある(笑)生身の人間が強烈なインパクトで相手(客や視聴者)の心を引き込む。漫才で笑うということはその芸人に感情を操られているのであり、その芸人が人気があればあるほど、重鎮であればあるほど「平凡な人」は彼らの言葉で感情を操られ信じてしまう可能性が高いのではないだろうか。
私たちが何よりも真剣に考えなければならないのは「生活」であり、それに直結するのは政治である。
芸人らが総理などの国会議員らをバカにしたような身なりでTVに出演したり、テレビタックルや太田総理などの番組では、自分たちの人気による影響力を利用し政治家たちをコケにし、時には茶化して政治というものの重要さを国民から遠ざけようとしている。 彼ら芸人の役目は、「あ〜政治なんて所詮そんなもんだよ」「誰がやっても同じ」「彼ら(政治に詳しそうな有名芸人)が言っているんだから、(疑惑など)そうじゃないの(当たっている)?」と国民に思わせることである。 「政治・経済」について不感症にさせる役目だ。
あとは「笑わせて終わり」である。
漫画もお笑いも架空の世界に人を依存させて白痴化させてしまう恐れがある。 現に多くの人が白痴化させられている。 漫画を読むのもお笑いを見て笑うのも全てを否定しないが、それはそれ。これはこれで流されないで現実との区切りをつけるべきだ。 現実の世界とは社会であり生活である。 「国民の生活が第一」ならば「自分の生活が第一」であり、生活が大事なら政治が大事なのである。 日本人の貯蓄率が19年連続世界1位らしいが、それでも日本人の生活は全然裕福ではない。 むしろ経済が悪化しているヨーロッパの国々の国民よりも悪く感じられるだろう。
それは何故か。 米国と自民党・官僚らによる税金摂取と規制が国民生活を圧迫させてきたのであり、政権交代が起こったとしても、その悪政のヘドロが山積みだからだ。 そしてヘドロを洗い流し剛腕で立て直そうとしているのが小沢一郎氏であり、それを阻止しているのが米国、官僚組織、芸人御用立つのマスメディア、親米議員らである。
だから現実の世界を重点に目を向ける必要がある。 白痴化する前に架空の世界から脱出せよ!
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