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イラクを真似た天安艦有志連合(米韓+日本)
2010/7/26(月) 午前 11:47
ブッシュ政権が「大量殺戮兵器を隠している」との捏造情報に基づきイラクを攻撃したことは今や秘密でもなんでもないが、それを真似たように、韓米は天安艦沈没事件を口実に北朝鮮沖合いで挑発的な大規模軍事演習を行っている。
黄海で予定した演習が流れたことへの意趣返しのような側面があり、米国はそれなりに対話カードを残している。
問題は、日本が圧力カードに組み込まれ、防衛省海上幕僚監部がどさくさにまぎれて一等海佐ら海自自衛官4人をオブザーバーとして派遣し、原子力空母のジョージ・ワシントンに乗艦していることである。
状況は、ブッシュ政権が有志連合でイラク侵略に踏み切り、それを小泉政権が先頭になって支持し、自衛隊まで派遣したことに似ている。
だが、今回は指呼の間の海域であり、有事には日本が核ミサイルの攻撃対象になる危険性もある。
憲法違反の集団的自衛権とも関わる重大事態を防衛省制服組の“実務的な判断”に押し切られ、ずるずると対米貢献という泥沼に足を踏み入れる民主党政権は、米軍=防衛官僚の操り人形となったかのようである。
日本の安全保障問題にとって現状は極めて重要な局面にあり、拉致問題から来る反北朝鮮感情などと絡めた情緒的な判断は禁物だが、日本のマスメディアの現状は心もとない。
大手新聞・テレビが小泉政権のイラク侵略戦争支持の大合唱をした記憶はまだ新しいが、一部メデイアは今回も「北朝鮮の魚雷による天安艦撃沈」(産経)、「韓国海軍哨戒艦沈没事件を引き起こした北朝鮮に軍事的圧力を高めて、新たな挑発行為を抑止するのが狙いだ」(読売)と積極的な提灯記事を流している。
一方で、「北朝鮮に厳しく対処したい韓国側の思惑通りには進んでいない」(朝日)などと朝日、毎日などは客観報道にやや軌道修正している。テレビはNHKは独自取材をするが、民放は系列新聞に追随している。
以前、韓国、北朝鮮双方の主張を併記した国連安保理議長声明への解釈は「政治的な思惑や立場によって分かれる」と書いたが、事実関係以前に政治的な思惑を忍び込ませた世論誘導記事には要注意である。
メディアは中立公平などという幻想は捨て、産経、読売は右派、朝日、毎日は中道右派と分類し、距離を置いて読むことを勧める。
「不屈の意志」と独善的な名が付けられた軍事演習は4日間の予定で、ジョージ・ワシントン、米空軍嘉手納基地に一時配備中の最新鋭戦闘機F22ラプターなど韓米両国の航空機約200機、艦艇二十数隻、兵力8千人以上が投入される。
天安艦事件を「濡れ衣」と主張している北朝鮮が黙っているわけがない。国防委員会の報道官の24日声明に続いて、外務省報道官が「核抑止力をさらに多角的に強化し、強力な物理的措置で対応していく」と警告した。
ただし、その一方で、「(米国は)朝米会談や6者協議を含むあらゆる対話を拒み、圧迫を強めている」と述べ、対話に含みを持たせている。
北朝鮮としては天安艦事件で雨降って地固まるように中国との同盟関係が確認されたことで、一定の選択的な余裕が生じたと言えよう。
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米中間には局面を必要以上に悪化させず、適当なところで対話局面に動かす戦略的な了解があると読めるが、相互に激しい綱引きが始まったこともまた否定できない。
軍事演習に反対している中国の楊外交部長は25日、ウィーンでの記者会見で「関係当事国が平和と安全に寄与しなければならない」と改めて韓米を牽制した。
そうしたやんわりとした外交辞令の裏の中国の本音は、強烈だ。中国軍事科学学会の副秘書長、羅援少将は13日、大手サイト「人民ネット」のユーザーとの交流の中で「米韓演習の予定地は北京から約500キロしかなく、中国の心臓部の安全を脅かしている。歴史上、外国軍が侵略する際、黄海から入ってきたことは何度もある」と述べ、米国を猛烈に批判しながら「中国は対抗するために準備をしなければならない」と強調した。それを18日付の中国紙「広州日報」(電子版)などが伝え、中国ネットにはそうした強硬意見が拡散している。羅少将は建国初期の軍指導者・羅青長を父に持ち、「太子党」の一員で軍内に大きな影響力を持つといわれている。
私が当初から指摘してきたように、天安艦事件は北東アジアでの朝中+ロVS米韓+日の構図を浮き上がらせているが、薮蛇になりそうなのが日本である。
中国国営中央テレビは25日、米韓合同軍事演習について北朝鮮が繰り返し中止を要求してきたと紹介しながら間接的に中国政府の反対の立場を伝えたが、同時に、日本の海上自衛隊がオブザーバー参加すると不快感をにじませた。
北朝鮮から憎まれ、中国から警戒され、韓国民衆からも胡散臭く見られている民主党政権は、遠いアメリカと周辺のアジアとの間で股裂きになる可能性がある。東アジア共同体は絵に描いた餅に終わりそうである。
(新世紀人コメント)
米国の意図はみえみえだが、菅内閣は市民派・左翼挫折者達の執行部であり本質的に転向者ニヒリストの我利我利亡者達の集まりだからゾンビ内閣となる可能性は高い。
「大変に遅れた太陽の季節」という訳だ。青春ならぬ老秋の腐って畑に打ち捨てられたウラナリ西瓜と言った有様だ。寒々とした風景である。
この内閣が本格始動する前から極東の虚構緊張関係を造り出して置こうという訳なのだろう。
それにしても米国は思い切った賭けに出たと思ったりもするが、これは賭けでもなんでもなくて、それはとても当たり前の選択の余地のない選択?(オンリー・ワン)であろう。
「座してアジア人達の興隆を見過ごせと言うのか!」と彼らは内心で反論するであろう。
判りますよ、君等の胸の内は。止むに止まれぬ衝動と言う奴で他には道は考えられないのだ。
米帝艦隊極東に枯れリの時代である。
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