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2010/07/26(月) 21:04:34
[政治(菅政権)] 反小沢政調会〜大混乱、機能セズ
怒号飛び交う 「何をやる会議なのか!」
「反小沢一派」が鳴り物入りでスタートさせた民主党の「政策調査会」が、大混乱に陥っている。会合を開くたびに怒号が飛び交い、まともな議論ができない状態だ。小沢一郎に嫌がらせするために、一度廃止したものを、わざわざ復活させたが、その結果が混乱と機能不全だから、どうしようもない。
民主党の政調は、政権交代を実現させた昨年、小沢幹事長によって廃止されていた。政策決定を内閣に一元化するためだ。
「自民党政権時代は、党政調の権限が強かったため、政府と党のどちらが政策決定するのかハッキリせず、“族議員”が生まれやすかった。政調は族議員の巣窟(そうくつ)だった。政調の弊害を知り尽くしているからこそ、小沢一郎は思い切って廃止にしたのです」(民主党事情通)
ところが、小沢のやることになんでもケチをつけたがる不満分子の玄葉光一郎(46)や小宮山洋子(61)、生方幸夫(62)あたりが、徒党を組んで「党に政策を議論する場がないのはおかしい」と騒ぎ立てた。
政調を復活させれば、「政治主導」が骨抜きになることが分かっている小沢一郎は無視したが、「脱小沢」を掲げた首相の菅直人があっさり復活。政調会長に玄葉を就けた。
案の定「族議員化」
「政調を復活させたものの、権限がハッキリしない。なにしろ、民主党は『政策決定の内閣一元化』を大原則にしている。もし、党政調が権限を持ち、政府に『ああしろ、こうしろ』と指示したら原則がなくなってしまう。しかし、権限がハッキリしないために逆に会議は大荒れ。参院政調会長の桜井充(54)が『政調に権限を与えるべきだ』と発言すると、玄葉政調会長が『それでは自民党と変わらない』とやり返す。中堅議員からは『この会議は何をやる会議なんですか!』と批判が噴出する始末です」(民主党関係者)
結局、小沢一郎が危惧した通り、政調は族議員化。先週末には、2011年度予算編成とまったく同じ構図だ。政調を復活させた菅が、政調の要求に頭を抱えているのだから世話ない。
「反小沢一派」は、やることなすことすべてが空回り。自ら政権の足を引っ張っているのだから救いようがない。
(日刊ゲンダイ 2010/07/26 掲載)
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◆「族議員」化の懸念=予算編成へ手ぐすね?−民主政調
(⇒2010/07/25 時事通信)http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010072500056
党内でごたごたしている場合ではない、政調が単なる”ガス抜き会議”なら、やめちまえ!
小沢さんが不在の政権交代は何の価値もない―。
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