http://www.asyura2.com/10/senkyo91/msg/355.html
Tweet |
http://blog.goo.ne.jp/yamame1235/e/4f86a9bd41dde32733c0577d329583c1
2010-07-25 22:02:15
出て行くのはどちらだ?…オリジナル民主党と小沢民主党の正統性
小沢一郎ここまで来ると、小沢一郎が菅直人・前原や仙谷・枝野らと同じ政党でやっていくことは無理だろう。
党内主導権を握った菅直人や仙谷・前原たちはあからさまな小沢排除を続けている。
ここまで反・小沢、非・小沢、脱・小沢、嫌・小沢の連中がはびこっていては、小沢も辛かろう。
彼らはここまでの仕打ちを続けていて、小沢がこのまま民主党にとどまっていると考えているのだろうか?
多分そうではないだろう。
小沢が民主党から出て行くことは想定しているのだろう。
それどころか、彼らの方から、小沢を追い出そうとまで考えているのだろう。
小沢に対する仕打ちは到底、同志に対するものとは考えられない。
彼らは、政権を失うことよりも小沢を追い出すことの方を優先させかねない。
小沢一郎も、こんな連中とこの先も一緒にやっていきたいなどとは思っていまい。
小沢一郎の取るべき道はいくつかある。
一つは、民主党内での主導権を握り、民主党をして自分の理想実現のための集団たらしめることである。
二つめは、というより主導権獲得がならなかった場合は、自分が党を割って出て行くという道である。
多分この可能性が最も高いのだろう。
しかしわたしはここでもう一つの道を考えたい。
民主党から菅や前原や仙谷やらを追い出すことである。
彼らにしてみれば、民主党は元々自分たちのものであると思いこんでいる。
小沢一郎率いる自由党と民主党の合併は2003年のことである。
菅直人内閣の顔ぶれはほとんどが合併以前の旧・民主党議員で締められている。
首相 菅直人(63)
総務(再) 原口一博(50)
法務(再) 千葉景子(62)
外務(再) 岡田克也(56)
財務 野田佳彦(53)
文部科学(再) 川端達夫(65)
厚生労働(再) 長妻昭(49)
農林水産 山田正彦(68)
経済産業(再) 直嶋正行(64)
国土交通(再) 前原誠司(48)
環境(再) 小沢鋭仁(56)
防衛(再) 北沢俊美(72)
官房 仙谷由人(64)
国家公安・拉致問題(再) 中井洽(67)
金融・郵政(再) 亀井静香(73)
国家戦略 荒井聡(64)
行政刷新 蓮舫(42)
公務員制度改革 玄葉光一郎(46)
このうち小沢一郎と共に民主党に合流してきたのは、わずかに中井洽・山田正彦の二人だけである。
しかもあまり力にはなりそうにない顔である。
合併以前・旧民主党の議員数(2000年総選挙後)
衆院 127
参院 59
合併以後・2009年総選挙後(2010年参院選前)
衆院 308
参院 109
現有議席数の半分近くが旧・民主党の持っていた議席である。
菅や前原、仙谷・枝野らが、民主党を我がものと考えるのにも一理ある。
しかし現・民主党政権は前回総選挙でマニフェストを掲げて戦い勝ち取ったものである。
民主党政権の正統性はマニフェストにこそある。
「国民の生活が第一」という標語にこそ、その正統性を求めるべきである。
翻って菅直人政権はどうか?
とうてい、国民との契約を履行しようという意思など見いだすことなどできない。
消費税増税
法人税減税
普天間問題でのアメリカ迎合
国家戦略局構想の放棄
天下り禁止
等々。
民主党の正統性は国民との契約を遂行しようという人たちにこそ受け継がれるべきである。
小沢一郎には、「国民の生活が第一」という国民との契約を民主党に実行させる義務がある。
小沢以外に、その義務と責任を自覚しているものがどれだけいるか!
この契約を放棄する者は、民主党から排除しなければならない。
かと言って、この連中が素直に出て行ってくれるとは思えない。
「出るのは小沢の方だ」と言い張るだろう。
しかし、国民の目には、菅直人や仙石・枝野・前原らの無能は余りにも明らかである。
無能ということでは鳩山由紀夫の名も加えておかねばならないが……。
思えば、あの時の小沢一郎の言葉はまったく正しかった。
2007年11月3日、自由民主党の総裁である福田康夫首相と野党である民主党の小沢一郎代表との間で、大連立構想が話し合われた。小沢は党の役員会に諮ったが反対意見が大勢を占め拒否することとなった。
「民主党には政権担当能力がない」という小沢発言が伝えられたのはこのときである。
小沢は混乱の責任を取り代表の辞任を表明したが、党内の慰留を受けて辞意を撤回した。
民主党も小沢一郎もずいぶん大人になったものだという感想を抱いたのはわたしだけではなかったろう。
しかしこのときの小沢一郎の言葉は正しかったのだ。
皮肉なことに今になってそれが証明されつつある。
今後、菅直人政権は、低支持率にあえぎながら、政権維持だけを目標に、野党にも連立与党にも頭を下げ、尻尾を振って屈辱的且つ恥知らずな政治を進めていくことだろう。
勿論、官僚・マスコミ・経済界・アメリカ相手にも同様の態度を取るほかあるまい。
いまや菅の居座りの唯一の理由が、「頻繁な首相交代は世界から笑われる」ということだけになっている。
馬鹿な理屈である。
既に世界の笑いものになっているのである。
頻繁な首相交代だけではない。
アメリカ追従に官僚天国。
物笑いの種はいくらでもある。
あと一回や二回の首相交代など、どうと言うこともない。
その程度のことが、国民に苦しみを押しつける事への言い訳になるのか!
わたしたちは、笑われることを恐れて不幸を受け入れるのか!
笑われることを恐れるより、国民に不幸を押しつける政治を拒否すべきではないのか!
小沢一郎は正論を主張し続けろ!
そしてその正論に心から同調する同志を増やせ。
菅・前原・仙谷・枝野らは近いうちに行き詰まる。
彼らがいかに足掻いても、小沢が正論を吐き続ける限り、彼らの方が根負けする……かもしれない。
そしてあきらめて出て行ってくれる……かもしれない。
あまり期待できない筋書きだが、世論の後押しがあればどうなるかは分からない。
確かに、9月の代表選は一つの山場かもしれない。
しかし、そこを粘り通すこともまた、一つの戦略でもあろう。
わたしたちは、たとえ9月がだめでもその先に希望を繋ぎたいのだ。
ついでながら、検察審査会についても一言付け加えておきたい。
クジで選ばれたたった11人のシロートに、この国の将来を左右するほどのことを判断させていいはずはない。
検察が掘り出した事件などは、外目には犯罪の事実などは明らかでないものがほとんどである。
法律のシロートに、こんな事件に首を突っ込ませるべきではない。
検察審査会などという存在は、速やかに解消すべきである。
少なくとも検察審査会には、警察が摘発し、送検した事件に対する検察の処理についてのみ判断させるべきである。
検察審査会は今や、反・小沢勢力の最大の拠り所となってしまった。
現在の小沢一郎の、そして日本の将来のための最大の障害になってしまっている。
バカバカしい限りである。
───
民主主義の確立のために!
http://blog.with2.net/rank1510-0.html
でもクリックを↑
虚像に囚われた政治家 小沢一郎の真実
平野 貞夫
講談社
このアイテムの詳細を見る
http://www.amazon.co.jp/虚像に囚われた政治家-小沢一郎の真実-平野-貞夫/dp/4062135574?SubscriptionId=AKIAIRNYLEHVWKXBWIKA&tag=yamame1235-22%20&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4062135574
政治関連図書へ
http://astore.amazon.co.jp/httpastore.amazon.co.jpyamame12350a-22
古書 那珂書房
http://www.nakashobo.com/
特に歴史書が充実しています
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK91掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。