写真　asahi.comより
http://www.asahi.com/national/update/0722/TKY201007210634.html

http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100724/1279987758
2010-07-24 01:09

何故、「検察審査会」メンバーに、朝日は取材できたのか?　検察がメンバー名をリークしたのか?

何故、今の、このタイミングで、検察審査会のメンバーへの取材が可能になったのだろうか。不可解である。むしろ、この取材は、検察側の情報工作の一環ではないのか、と疑ってかかるのが自然だろうと僕は考える。

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■千ページの証拠資料・条文勉強…検察審査会の経験者証言（1/3ページ）

2010年7月22日3時1分

小沢一郎・前民主党幹事長の不起訴処分をめぐり検察とは異なる市民の判断を示した検察審査会。審査は非公開のため、どのような議論があったかは不明だ。審査会が注目を集める中で、同党を揺るがした鳩山由紀夫前首相の偽装献金事件の審査経験がある元検察審査員らが取材に応じ、法で定められた守秘義務に触れない範囲で様子を証言。ベールに包まれた実態の一端が明らかになった。

　会社や居酒屋の経営者に、主婦、ネット関係や病院で仕事をする人。島から通った人や、転勤で都外に住んでいてもわざわざ通った人もいた。平均年齢は５２歳。男性８人、女性３人のどこにでもいる市民たちが、東京地裁内の会議室のような部屋で机を囲んだ。

　東京第四検察審査会が今年２〜４月の間に審査したのは時の首相、鳩山氏の事件。鳩山氏を不起訴にした東京地検特捜部から提出された証拠書類は、約千ページ、高さ１５センチにも及んだという。政治資金規正法の資料や六法の本も配られ、初めて読む条文を勉強した。

　審査は隔週で、午前中から午後４時ごろまで。付箋（ふせん）をつけながら資料を読み込むだけで、数回を費やした。審査のポイントは事務局の職員が説明してくれた。証拠書類はもちろん、自分のメモも持ち帰れない。「事件について書かれた新聞記事を読んでもいいが、影響されないように」と事務局から注意を受けた。

　１１人の中から選ばれた審査会長を中心に議論が白熱し、事務局から「冷静になりましょう」といさめられたことも。「証拠で判断しましょう」と確認し合った。メンバーの半数の任期が切れる４月末が近づいてきたが、変わってしまうと一から資料を読み直す必要がある。集まる日数が増えてでも、このメンバーで結論を出すことにした。

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■千ページの証拠資料・条文勉強…検察審査会の経験者証言（2/3ページ）

2010年7月22日3時1分

　不起訴にした検察官を呼んで直接、疑問をぶつけた。「首相を呼び出して事情を聴かなかった理由は」「グレーだとしたら、白に近いか、黒に近いのか」「政治的な力は影響していないのか」……。検察官からの答えは「呼ぶほどの必要性がなかった」「色では答えられない」「政治的な力は働いていない」。聞いても、すっきりしない審査員が多かったという。

　審査を始めて約２カ月後の４月２１日、いよいよ結論を決めるときが来た。「不起訴相当」「不起訴不当」「起訴相当」の３種類の議決が書かれた紙が配られ、どれかを○印で選び、理由も記した。「評決箱」に投函（とうかん）され、審査会長が１枚ずつ取り出して読み上げた。緊張の一瞬だった。結論は、過半数の票を集めた「不起訴相当」。つまり不起訴は妥当だと決まった。

　議決書の作成には、補助の弁護士もかかわった。審査員が納得できなかった部分を盛り込んでもらった。実母からの多額の資金提供を「知らなかった」とする鳩山氏の上申書について「一方的な言い分にすぎず、疑問を投げかける声が少なからずあった」と付言した。会計責任者の選任と監督の両方の注意を怠った場合にしか政治家の責任を問えない規正法の規定について、「政治家に都合のよい規定だ。監督責任だけで会社の上司が責任を取らされている世間一般の常識に合わない」と、法改正を促す指摘も盛り込んだ。

　議決から５日後に完成した議決書に目を通して、納得した審査員が多かったという。審査員だった一人は「首相を審査している、という気持ちは特別になかったが、みんな真剣に取り組んだ。専門家では気付かない視点もあったと思う。自分たちの気持ちが入った議決だ」と自負する。その日に議決が公表され、内容を報じる夕刊を駅で買って気分よく帰宅したという。

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■千ページの証拠資料・条文勉強…検察審査会の経験者証言（3/3ページ）

2010年7月22日3時1分

東京地裁内には六つの検察審査会が置かれている。審査員に選ばれたときは７割近くが消極的だが、半年の任期を終えると９６％が「良かった」と答えたアンケート結果もある＝東京・霞が関

東京地裁内にある検察審査会が審査する部屋。審査員に選ばれたときは７割近くが消極的だが、半年の任期を終えると９６％が「良かった」と答えたアンケート結果もある＝東京・霞が関

　一方、鳩山氏とは別の政治家を審査した市民も、取材に応じた。特捜部が政治家を聴取したのは１回だけで、「特別扱いではないか」と感じたという。「一般の事件は、被害者と加害者がいて、どちらの言い分が正しいかを考える。しかし、政治家の事件は、被害者は自分も含めた国民。加害者を保護する気にはならないので、厳しい結論が出やすい」と、審査する市民の心理を説明する。

　審査会が２度「起訴すべきだ」と判断すれば政治家でも強制的に起訴される仕組みについてはこう話す。「１１人の市民が２回も審査したら、有罪の可能性があるのは間違いない。検察という閉ざされた場で終わらせず、裁判という公の場で主張を出し合い、結果として無罪となってもそれでいいのでは」（岩田清隆、山本亮介）

　　　　　◇

　〈検察審査会〉　検察官の不起訴処分が妥当かどうかを、市民からくじで選ばれた１１人の審査員で審査する。全国の裁判所内に１６５の審査会が置かれる。審査員の任期は半年で、３カ月ごとに半数の５〜６人が交代する。

　１１人のうち８人以上が「起訴すべきだ」と判断すれば「起訴相当」、過半数が「もっと捜査をするべきだ」と判断すれば「不起訴不当」と議決。「起訴すべきだ」と２度判断すれば強制起訴される。

　審査員経験者は評議の経過や各審査員の意見、意見の多少の数などを明かしてはならないと定められている。裁判員は判決後に感想などを記者会見で語っているが、検察審査員の会見は審査非公開を理由に事務局が拒んでいる。

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コメント
01. 2010年7月25日 06:25:03: B0yYtpkrXE 朝日、異常すぎるね 内部告発者が出てくることを切に望む
02. 2010年7月25日 06:41:39: FRONV22raU 居酒屋の・飲んだくれの親父に・国を動かす・大事な判断させて良いのかな〜 素朴に疑問？　優秀な東京地検特捜部に任せたほうがいいと思います　 結果はどうあれ・地検の判断に従うべき。
03. 2010年7月25日 09:28:07: vfQl3Z6gsS 検事の書いた記録を読むだけじゃ、世論誘導に利用されるだけだ。せめて検事との面談、尋問位して欲しいと言うもんです。 本当に審査会と言うのは変だ。
04. 2010年7月25日 09:32:37: S7XqrYAdyY 守秘義務に反しない範囲と断ってあるが充分違反しているんじゃない? これが守秘義務違反とならないのなら検察審査会のメンバーも裁判員制度の 裁判員もこれをべ−スとしてどんどん同程度の内容を暴露して欲しい。
05. 2010年7月25日 10:51:30: afIx9pM6PM ひどいね朝日新聞は。 善人面して実はこの国の民主主義を破壊し、 戦時中の特高警察の復活を助長する行動の先頭に立っている。 惰性で購読を続けていると知らず知らずのうちに 悪意ある洗脳報道に脳細胞が破壊されます。
06. 2010年7月25日 10:53:50: z4CwhXHlgY 朝日の体質と官僚の親和性ってやつでしょう。 反体制のポーズを取りながら官僚の犬なのが朝日新聞です。 敗戦と同時に最もタカ派新聞からコペルニクス的転換を遂げリベラル面してもこればっかりは潰れるまで治らない。
07. 2010年7月25日 11:22:48: d8foabS19k とにかく購読者を減らす事しか有効な手立てはないのです。読みながら反論しても痛くも痒くも無い位の事はいい加減大人ならわかるでしょう。
08. 2010年7月25日 12:16:44: ALJW1DH9H6 「法で定められた守秘義務に触れない範囲」と書いている時点で、 法を運用する側の法務官僚か検察官僚の了解を得ていることが丸分かり。 発注があって記事を書き、内容が発注者の意に沿ったものかをチェックしてもらう。PR記事だな。
09. 2010年7月25日 12:16:45: jBqqcNShwU 以前ならともかく、今の朝日系は機密費問題が出てから（？）急に小沢叩きが始まった。 テレビ朝日のコメンテーターもしかり。 自民党復権を望んでいるのか。 朝日の記事は疑ってかかる方が健全だ（朝日に限ったことではないが・・・）。
10. 2010年7月25日 16:50:23: iSf7wGHJZM 実際くじ引きがどのように行われているか 知らされていない ホームページで検察審査会のOBの協力会の全国組織らしきものがあった。 ちなみにここの総会は毎年有名温泉地？観光地？で 持ち回りで開かれているけど一部の特殊部落？ 経験者によるとくじ引きは建前で、実際は推薦で選んでるらしいが、 一度きれいに実態を仕分け作業で洗って欲しいね

11. 2010年7月25日 17:13:42: kbjD6Oqr1Y 朝日は、以前は　大衆のガス抜きが役割だった。 元より、腐りきっていた。 朝日の幹部の子弟は、テレビ局と電通ばかりです。
12. 2010年7月25日 17:19:32: btz7VpjWh2 「不起訴相当」「不起訴不当」「起訴相当」の３分類の評決はどう考えてもおかしい。本当にこの様に評決が行われていたとすれば事務局に都合のよいように結論付けられる可能性がある。例えば投票結果が３：８：０となった場合、不起訴不当という結論でも良いし、８人以上が不起訴に反対しているので今回は起訴相当と結論付けるとされてしまうかも知れない。４：４：３の場合はどうなる等等、無数の組み合わせがあるぞ。 本当にこんないい加減な事をやっているのだろうか。常識的には起訴すべきか、不起訴で良いかの２者択一で決めるんじゃないのか。 記事自体が眉唾ものだ。
13. 2010年7月26日 00:27:06: 4is51971gU 朝日新聞は戦前戦中戦後も官僚の仲間証明
14. 2010年7月26日 01:04:08: Zcd9fhYSbg ＞しかし、政治家の事件は、被害者は自分も含めた国民。加害者を保護する気にはならないので、厳しい結論が出やすい＜ この言葉でシッカリ先入観・感情にとらわれていることが分かる。 先入観・感情に支配されてる者に「審査」ができるのか？できやしない。 ＞結果として無罪となってもそれでいいのでは＜ 酷いとしか言えない、「推定有罪」当然としている。 あいつをリンチにかけろ、それでスッキリすると言ってるのと同じ。 許されない感情を、検審会という隠れ蓑で正当化してるにすぎない。 感情が突っ走る検審会なら特捜検察と同じ、危険すぎる。 国民が、訳の分からない理由付けでリンチにかけられる恐怖が支配する事になる。
15. 2010年7月26日 18:10:26: PMdrnQmxwE 朝日は、最低最悪。 朝日の幹部のバカ息子が、電通に沢山いる。 勿論、読売と日経も沢山。 これが、マスコミの実態。
16. 2010年7月27日 02:40:35: i37fD8kRRc 守秘義務違反とリーク情報の拡散。 こういう違法が堂々と記事になる。 検察による犯罪の証拠それ自体をこれだけ晒して、犯罪がなかったとは言えまい。 検察がリークしたのでなければ、検察は身の潔白を立証すべく、記事捏造の咎で朝日にガサ入れする必要がある。 検察がリークしたのであれば、朝日は身の潔白を立証すべく、リーク元を法廷において証言し、報道すればよい。 ゴジラとゴモラは、持ちつ持たれつで、ウルトラマン・イチロウを攻撃するために、越えてはいけない一線を既に越えてしまった。 マスコミと官僚組織の癒着による、明らかな現行犯です、これは。 官房機密毒饅頭費といい、マスコミ審査会を設置すべきだろう。
17. 2010年7月27日 11:27:45: p75dV2wG02 リークによって政局や議席が変わるわけだからな。 違法による影響は国家レベルで大きいと言える。 小沢の金が小沢の政治団体に借入金として回ったことについての 「記載時期がどーの」とどちらが重大だと思ってるのか？ 本末転倒とはまさにこのこと。
18. 2010年7月29日 17:13:56: y1w8VMxzds 裁判を受ける権利が、裁判を受けることがそれ自体で既に、犯人扱いになりかねないようなマスコミ報道に規制をかけるべきだろう。 また、政治家が起訴された場合、議員辞職などが取りざたされること自体が冤罪的な被害といって構わない。 審議中、あるいは裁判中の事案に対して、被告人を犯人扱いをする日本の大手マスコミの報道姿勢や、起訴された政治家への議員辞職勧告などの、準冤罪事案に厳しい規制をかけ、厳しく取り締まるべきである。 今回の検察審査会が政治的な影響力を行使しうるのは、このような準冤罪的な社会的影響力を最大限に行使した結果であり、検察リークは準冤罪を仕立て上げることでのみ成立する犯罪的策略であると言って過言ではないだろう。 推定無罪と言う原則を徹底させなければ、裁判制度がが恣意的に運用可能な特定政治家の失脚装置になる。
19. 2012年3月01日 11:28:56 : 7nGTnQinYI ほんと不思議ですよね。 審査員の生年月日も守秘義務で明かせないという検審事務局がなんでこんな情報が出てるのを問題視しないんですかね？ 朝日はついでに審査員の生年月日も取材してメンバー選びに不正があったとする疑惑を晴らしてやればいいのに（笑） 森裕子さん、もう政府の役職を返上して徹底追及してください。 すっかり取り込まれちゃったんですか？
20. 2012年3月01日 11:44:30 : 5mLzBGNdZw ＞１１人の市民が２回も審査したら、有罪の可能性があるのは間違いない ↓ ナンセンス！ 回数の問題ですか？ 2回目は、半年後に５〜６人入れ替えされるのを忘れて書いたのかい？

21. 2012年3月01日 12:02:21 : 5mLzBGNdZw ＞会社や居酒屋の経営者に、主婦、ネット関係や病院で仕事をする人。島から通った人や、転勤で都外に住んでいてもわざわざ通った人もいた。平均年齢は５２歳。男性８人、女性３人のどこにでもいる市民たちが、東京地裁内の会議室のような部屋で机を囲んだ。 ↓ 審査員の素性が、これだけ分かっているような審査会ならまともな議決ができるに決まっている。平均年齢も５２歳とか女性３人参加もリーズナブルです。 鳩山さんの場合は、「不起訴相当｣議決ででいいんでは？ しかし、小沢さんの場合には、なぜこれほどまで頑なに審査員の素性を表に出さないのかを問題にしているのです。 この朝日の報道で、益々「小沢一郎＝第５検察審査会｝の幽霊審査員（？）による不正議決疑惑が強くなってきた。 朝日は、やぶ蛇・・・か？
22. 2012年3月02日 19:48:14 : NwlkA4uSKg >>法で定められた守秘義務に触れない範囲で様子を証言。 >>会社や居酒屋の経営者に、主婦、ネット関係や病院で仕事をする人。島から通った人や、転勤で都外に住んでいてもわざわざ通った人もいた。平均年齢は５２歳。男性８人、女性３人のどこにでもいる市民たちが、東京地裁内の会議室のような部屋で机を囲んだ。 これって・・・この内容は、「法に定められた守秘義務」に触れていません。 って事ですよね？？？ じゃ〜東京第５検察審査会もこれ位の内容の情報を出すことは、個人情報に触れてない事になりませんか？？ 年月が個人情報に触れると強弁してる手島さんｗｗｗ反論できるのかな？？ｗｗ
23. 2012年3月02日 22:07:21 : LaoYYiqIkM 今から考えると確かに不思議だ。 まだまだウミが出てきそうだな、その中に朝日が・・・。

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