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2010-07-23 21:32:53
官僚改革は司法改革から
菅首相も、よくご存知の通り検察には裏金問題もあり、日本の政治はその検察の政治への介入を許し、日本の議会制民主主義が問われています。弱体化した菅政権では無理かと思いますが、官僚改革:司法(検察)改革が必要です。
ここ1年余りの小沢氏関連の、検察の執った捜査は議会制民主主義に照らして間違っている。民主党議員はそういう認識に欠けている。
野党自民党議員も、民主議員も議会制民主主義を根本のところで、履き違えている。主権はあくまでも国民にあるのであって、官僚(検察)側にあるのではない。検察が政治を動かすがごときは、断じてあってはならない。国会議員たちは検察とマスコミの権力に迎合しすぎている。国民の代表である議員たちは、あまりに幼稚すぎる、先進国から笑われます。
昨年8月30日の衆院選結果は、日本の議会政治史で初めて有権者によって行われた画期的な政権交代であった。戦後のアメリカの占領政策を引き継いでいる自民党は、従米主義の垢にまみれ過ぎている。
この政権交代で、日本は少しはアメリカ支配から自立できると期待した。ところが、肝心の民主党議員そのものがそういう認識も自覚も乏しく、自ら民主党は崩れつつあるように思う。
民主主義の基本理念は主権在民である。何万何十万の選挙民によって選ばれた国会議員が、国民から選ばれたわけでもない官僚(検察)の恣意的な捜査によって政治が左右されるのは、恐らく先進国では日本くらいである。
ましてや、検察審査会の11名の民意によって、何万何十万の国民によって選ばれた選挙による民意をないがしろにするがごときは、民主主義の本末転倒である。
小沢氏の「政治と金」に関する検察の捜査は、昨年3月3日大久保秘書逮捕にはじまった。「具体的な証拠もなく、犯罪を裏付ける事実が特定されないままに」、まさに検察の思惑で秘書らを逮捕拘留し、徹底した家宅捜索が行われた。
以来、一年余りの間に、マスコミは検察と一体化して小沢氏の「政治と金」にまつわる話をスキャンダラスに報道して、小沢氏の評判を貶めた。守秘義務「職務上知り得た秘密を漏らしてはならない」とは検察にとって表向きに過ぎない・・・個人が守秘義務に反すれば罪に問われるが、「法を遵守すべき」が職務であるはずの検察が、「守秘義務」をないがしろにしているのが、民主主義?の国、日本である。
小沢氏は民主党の代表を降り、幹事長も辞任して、遂にひらの議員になった。
検察の一連の小沢氏の「政治と金」にまつわる無謀な捜査なかりせば、今夏の参院選は民主党の圧勝だったに違いない。
検察は、いかなる犯罪についても捜査をすることができる。検察は、具体的な犯罪事実があるかどうかは別にして「検察が犯罪ありと思料すれば、自ら捜査することができる」。検察の思惑次第で政治を動かし、冤罪を生みやすいばかりでなく基本的人権をも侵している。
人間は何人も誤りを犯す、検察が無謬であるわけがない。検察の裁量で「疑わしきは捜査できる」がまかり通れば、検察にとって不都合な人間をいつでも誰でも罪に陥れることができる。
今年1月15日、小沢氏の元秘書で会計事務担当だった石川知裕衆院議員を他の秘書とともに逮捕した。1月18日からの通常国会の開会が3日後に迫る中、石川議員の逮捕許諾請求が与党多数の衆議院で拒否されることも考慮した極めて恣意的な逮捕だった。
国会議員には国会開会中の不逮捕特権がある。捜査当局は会期中に議員を逮捕する場合、議員が所属する議院に逮捕許諾を求めなければならない。
国会議員の不逮捕特権は、民主主義の根幹をなす「選挙」によって選ばれた人たちであることを忖度し、彼らを戦前のような官憲の横暴から守る意味合いを含んでいる。
それだけ国会議員には、国民から重い信託を背負っている人たちである。政治家たちもその意味するところを汲み取り、検察の横暴をなすがままにしてはならない。
法務大臣の指揮権は、民主主義的な支持基盤(選挙の洗礼)を有さない行政機関である検察が独善的な行動をとらないよう掣肘する目的も有している。いたずらに指揮権の発動などは慎まなければならないが、行政機関の暴発を防ぎ民主主義的コントロール下に置くことが付託されている。
政権与党が司法への介入をしてはならないなどと尤もらしい正論を口にする必要はない。検察に堂々と「逮捕理由と裏づけとなる証拠は何か」くらいのことは糺すべきである。また検察も記者会見を開き、逮捕理由と証拠を開示するべきである。
記者の質問にも耐えられないようなヤワな逮捕理由ではダメだ。司法の独立性の乱用を許せば、官僚(検察)がこの国を支配することになり、日本は民主主義国家とは言えない。
今回の小沢氏の一連の事件はまだ結審したわけではないが、政治資金規正法の、不動産取得及び代金支払時期の2カ月余りの「期ズレ」という微罪で果たして有罪に値するものかどうか。
それでも、小沢氏は代表を降り、幹事長を辞任して一兵卒になった。そして菅首相が誕生したが、参院選で失速してしまった。
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